シリーズ最初の『ハリー・ポッターと賢者の石』から10年が経ち、成長していく俳優とキャラクター達を親戚の子のようにほほえましく見ていた方も多いはず。
物語の締めくくりとなる今作は、2011年7月15日に公開されて年間世界一位の興行収入を記録した映画です。
今日はこの作品のあらすじと、キーパーソンであるあの人の解説をしちゃいます!
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※この記事はネタバレを含みます。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 part2』のあらすじを紹介!
長きに渡って繰り広げられてきた闇の勢力との戦いですが、今回がいよいよ最終決戦です。
これまでの彼らの冒険については、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
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作品の冒頭は、ヴォルデモートがダンブルドアの墓からニワトコの杖を手に入れる不穏なシーンから始まります。
そしてダンブルドアが亡くなった後、ホグワーツの校長は闇の勢力の一員であるスネイプになってしまいました。
このままでは、魔法界すべてが闇の勢力に支配されてしまいます。
ヴォルデモートを倒して全てを終わらせるためには、残りの分霊箱を全て見つけ出し破壊しなければいけません。分霊箱は、バジリスクの牙かグリフィンドールの剣、悪霊の火で破壊することができます。
前作までに壊すことができた分霊箱
- トム・リドルの日記 (『秘密の部屋』でハリーが破壊)
- マールヴォロ・ゴーントの指輪(『謎のプリンス』の前にダンブルドアが発見し、破壊)
- サラザール・スリザリンのロケット(『死の秘宝part1』でロンが破壊)
ヴォルデモートが(意図して)作った分霊箱は、残りあと3つです。
- ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ
- ロウェナ・レイブンクローの髪飾り
- 蛇のナギニ
いざ、残りの分霊箱破壊の冒険が始まります!
ハッフルパフのカップを探せ!
ベラトリックスが言っていた言葉から、彼女の金庫に分霊箱があるのではないかと目星をつけたハリー達は、ゴブリンのグリップフックと交渉し、グリフィンドールの剣を渡すことを条件にグリンゴッツ銀行への侵入を手助けしてもらいます。
変身の薬を使ってベラトリックスに変装し、金庫までたどり着きました。
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ベラトリックスの金庫は銀行の深い場所にあり、ドラゴンがそこを守っています。
凶暴なドラゴンですが、グリップフックが小型の楽器のようなものを鳴らすとドラゴンはとても怯えて手を出してきません。「この音が聞こえるとひどい目にあう」と調教されているようです。
「虐待だわ!」とハーマイオニーが言っていましたが、本当にかわいそうな気がしますね。
沢山の宝のなかから分霊箱である金のカップをハリーは見つけますが、金庫の宝には「双子の呪文」がかけられており、触れたものがすべて倍になっていってしまいます。
宝だらけになってしまった部屋で、埋まりそうになりながらなんとかカップを手に入れたハリー達。
しかし、そこでグリップフックが「手伝うと言ったのは侵入するまでだ」と言い残して、グリフィンドールの剣を持って出て行ってしまいました。
ドラゴンよけの楽器を持って行かれたハリー達が残され、ドラゴンは暴れ始めます。
なんとかしてここから脱出しなければと考えた結果、ハーマイオニーが無謀な作戦を思いつきます。
ドラゴンを解放して、一緒に脱出するという作戦でした。
その作戦通りハーマイオニーがドラゴンの鎖を破壊し、3人はドラゴンの背に乗ります。そして暴れるドラゴンが銀行を破壊して空に飛び立ちました。
ハリー達を裏切ったグリップフックは、崩れた銀行の下敷きになって死亡しました。
そして、持ち主を失ったグリフィンドールの剣は消失しました。(いったん消えましたが、この剣は、真のグリフィンドール生が必要とするときに組み分け帽子から取り出すことができます。)
この「ハッフルパフのカップ」は、ハリー達がホグワーツに戻ってすぐに、ハーマイオニーとロンが「秘密の部屋」でバジリスクの牙を採取して破壊します。
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その際にアツイシーンがありますので、お見逃しなく。
レイブンクローの髪飾りを壊せ!
ハリー達は、次の分霊箱が学校にあって、レイブンクローに関係した物ではないかという目星を付けました。
しかし、追っ手に追われているハリー達は、スネイプが校長になったホグワーツに侵入することができません。
困っていたところ、ダンブルドアの弟であるアバーフォースがやってきます。
彼にかくまってもらい、色々な話を聞かせてもらったあと、秘密の通路からホグワーツへ入り込むことに成功しました。
喜んだのもつかの間、ハリー達が戻ったことはすぐに気付かれてしまいました。
闇の勢力の息がかかったスネイプは、ハリーの情報を隠した者に罰を与えると言ってハリー達の情報を得ようとします。
そこにハリーが自ら現れます。後ろにはハリーを守るように不死鳥の騎士団が一緒に来ていました。
姿を現したハリーにスネイプが攻撃を仕掛けようとしたその時、その場に居たマクゴナガル先生が立ちはだかり、決闘を始めました。
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力が拮抗して勝てないと感じたスネイプは、窓から出て行きます。
出ていったスネイプに「臆病者~!」と叫ぶのが面白かったです。
生徒達が集まっているところに、ヴォルデモートは「1時間以内にハリーを差し出せば誰も殺さない」と意思で話しかけます。
みんなハリーを差しだそうとはしない中、スリザリンの生徒達だけはヴォルデモートに賛同してハリーを捕らえようとしますが、マクゴナガル先生が彼らを牢屋に閉じ込めました。
ハリーが生徒達に分霊箱の情報を求めたところ、ルーナが「レイブンクローの髪飾りかもしれない」と情報をくれました。
ただしレイブンクローの髪飾りは古い品であるため、今生きている人でその情報を持っている人はいなさそうでした。
そこでまたルーナが「だったら死んでる人に聞けばいい」とアドバイスします。
助言通りヘレナ・レイブンクロー(灰色のレディ)から髪飾りの場所を聞き出したハリー達は、「必要の部屋」でドラコ達の妨害にあいながらも髪飾りを手に入れました。
そして髪飾りを悪霊の火の中に投げ込んで分霊箱を破壊しました。
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戦闘はまさに「総力戦」で、ホグワーツの建物はボロボロになり、多くの犠牲者が出てしまいます。
ロンの兄・フレッドや、ルーピン先生夫妻もこの最終決戦で亡くなってしまいました。
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その後ヴォルデモートは、「これ以上純血の血が流れるのは惜しい」として、いったんの停戦を宣言し、停戦の間に死者を弔うように言いました。
そしてハリーに「1人で禁じられた森まで来い」と伝えたのでした。
ナギニと、もう一つの分霊箱
ハリーは、最後の分霊箱を突き止めるために、ヴォルデモートに意識を集中させて彼の精神をのぞき見ます。そこで、蛇のナギニが分霊箱であることを知りました。
ヴォルデモートとつながった時の映像を頼りに、水車小屋へ向かったハリー。
そこで、ヴォルデモートがスネイプを殺そうとしているところに遭遇しまいました。
自分が手に入れた最強の杖「ニワトコの杖」がしっくり来ておらず、全力を出せていないと感じていたヴォルデモート。
ダンブルドアを殺したスネイプを殺せば、ニワトコの杖の忠誠心が手に入り全力が出せるだろうと考えたのです。
※実際はダンブルドアの武装解除をしたドラコに忠誠心が先に渡っており、『死の秘宝part1』でドラコからハリーに忠誠心が移動しているので、スネイプを殺すことに意味はありませんでした。
そして蛇のナギニに首を咬み切らせ、周りには血が飛び散りました。
ヴォルデモートはハリーに気付くことなく去り、ハリーがスネイプの前に来たときには大量の血を流したスネイプが息絶えようとしていました。
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スネイプはハリーに、自分の涙を取って「憂いの篩い」にかけるように言いました。
そして少しの言葉(のちほど解説)をつぶやいて息を引き取りました。
ダンブルドアを殺した敵だと思っていたスネイプの死に複雑な感情になったハリーは、手がかりを得ようと「憂いの篩い」でスネイプの記憶を見ました。
そこでハリーが思っていたのとは全く違う真実が明らかになり、スネイプが二重スパイであったこと、ダンブルドアの殺害はダンブルドア自身の計画であったこと、ハリーの母リリーにスネイプが好意を持っていたことを知りました。
そして衝撃の事実が明らかになります。
それはハリー・ポッター自身も、ヴォルデモートが意図せず作った分霊箱であるということ。
ハリーの母を殺害したときに引き裂かれたヴォルデモートの魂が、すぐそばにいた唯一の生きた魂であるハリーに宿ったのです。
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そう、ハリーが蛇語を話せたのも、ヴォルデモートの思考を読めたのも、ハリーの中にヴォルデモートの魂が入っていたことが理由だったのです。
ヴォルデモートを倒すには、自分が死ななければならないということをハリーは知りました。
全てを悟ったハリーは覚悟を決めて禁じられた森に1人で行き、ヴォルデモートに殺害されたのです。
闇の帝王の死
死んだはずのハリーは、霧の中の駅のような場所でダンブルドアに出会います。
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そこでダンブルドアはハリーにたくさんのアドバイスをしたあと、「望むなら、戻ることができる」と言って去っていきました。
この世に戻ってくることができたハリーは、倒れたまま死んだふりをします。
※ハリーが死ななかったのは、ハリーに死の呪文を掛けたのが不完全な力のニワトコの杖(ハリーに忠誠心があるため)だったことと、死の呪文がハリーの中のヴォルデモートの魂だけを破壊したためではないかと考えられます。
ヴォルデモートは、ハリーを殺したと思いつつもナルシッサに一応死んだか確認させます。
ナルシッサは、近づいてハリーが生きていることに気付きましたが、息子のドラコは生きているのかと小声で尋ねました。
小さくうなずいたハリーを見て、ナルシッサは「死んだ」と嘘をつきました。
これ以上戦いを長引かせて、息子のドラコを失いたくないと思ったのかもしれません。
ヴォルデモート達はとても喜び、ハリーの遺体をホグワーツに運んでハリーの死を宣言します。
絶望に戦意喪失するかと思われたホグワーツ側でしたが、皆が勇敢に立ち向かいます。
そこでネビルがグリフィンドールの剣を帽子から取り出して戦います。
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ハリーも起き上がり、ヴォルデモートの意表をつきました。
ハリーとヴォルデモートが戦っている隙を突いて、ネビルが最後の分霊箱であるナギニを一刀両断しました。
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すべての分霊箱を破壊されてしまったヴォルデモートは、忠誠心のないニワトコの杖で思うように戦うことができず、ついに押し負けて滅んだのです。
ヴォルデモートが消えると「ニワトコの杖」が所有権を持つハリーのもとに飛んできて、ハリーは最強の杖を手に入れましたが、こんな争いがもう起こらないようにと杖を折って谷底に捨てました。
新たな冒険の始まり
ヴォルデモートが倒され、平和が戻った魔法界。
あの決戦の日から19年が経ち、またホグワーツの入学の季節がやってきました。
そこにはハリーとジニーの子ども、ロンとハーマイオニーの子ども、ドラコとアステリアの子どもたちの姿がありました。
かつてハリー達がそうしたように、9と4分の3番線に駆け込み、列車に乗り込む子どもたち。
ホグワーツでのあのきらめくような日々が、またこれから始まるのです。
そして沢山の魔法使いの卵たちの夢を乗せて、「ホグワーツ急行」が発車しました。
影の主人公・スネイプを大解説!
これまで完全に嫌なキャラクターであったスネイプは、この『ハリー・ポッターと死の秘宝 part2』で絶大な人気を獲得しました。
その人気は、今や主役ハリー・ポッターさえも上回ると言われているほど。
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彼はこの物語全体のキーパーソンであり、作者のJ.K.ローリングもスネイプを「影の主人公」と評しています。
なんといっても彼の人気の理由は、その「一途さ」なのではないかと思います。
今作でやっと明らかになった事実として、スネイプがリリーのことを愛していたという事実があります。
ここからの解説は映画で描かれていない原作の内容も一部含みます。
スネイプの恋
スネイプはハリーの母・リリーと幼なじみで、9歳の時に出会いました。
出会った時からスネイプはリリーに好意を持ち、スネイプの初恋の人になりました。
ふたりは意気投合して仲良くなり、よく遊ぶようになりました。
すさんだ家庭環境と貧困のなかで育ったスネイプの唯一の相談相手がリリーであり、スネイプにとってリリーは心の救いだったのです。
ずっと孤独だった心を唯一癒してくれたたったひとつの光を、スネイプはこの先の生涯をかけて守ろうとするのです。
時は経ち、同時にホグワーツへ入学したリリーとスネイプでしたがリリーはグリフィンドール、スネイプはスリザリンと寮が分かれてしまいます。
それでもしばらくは仲良くできていた2人ですが、闇の魔術の才能を発揮していくスネイプを前に、闇の魔術を嫌うリリーは少しずつ心の距離をあけていきます。
闇の魔術をもっと極めて良いところを見せればリリーが振り向いてくれると信じるスネイプでしたが、全く逆効果でした。
そんな中、初対面からスネイプと犬猿の仲だったジェームズがリリーのことを好きになります。
やんちゃで傲慢なところのあったジェームズは、リリーがスネイプのことを気に掛けているのが気にくわず、スネイプをひどくいじめるようになります。
ある日、ジェームズがスネイプを逆さ吊りにしてズボンを脱がすという悪質ないじめをしました。
それを見ていたリリーは怒ってスネイプをかばいますが、スネイプは情けなさと恥ずかしさのあまり、マグルの血が流れるリリーに「やめろ、汚れた血」と言ってしまいます。
純血主義のスリザリン生の中に居た影響があって出てしまった言葉なのかもしれませんが、それ以来リリーとスネイプは決別することになりました。
スネイプはこの発言を激しく後悔しましたが、何度謝っても決して許されず、そのうちに精神的に成長して傲慢さのなくなったジェームズとリリーが結婚してハリーが生まれたのです。
そして失意のなか、スネイプは闇の世界に入ってデスイーターとなったのでした。
ハリーとスネイプ
ヴォルデモートの配下となったスネイプでしたが、リリーはハリーを出産すると、ヴォルデモートに追われるようになってしまいました。
リリーの息子・ハリーが、将来闇の帝王を倒すかもしれないと予言されていたからです。
ハリーへの襲撃に巻き込まれてリリーまで殺されるのをなんとか防ごうと、スネイプはダンブルドアのもとを訪れてリリーを守ってくれるように頼み込みます。
そこでスネイプはヴォルデモートとダンブルドアの二重スパイになったのでした。
ダンブルドアはリリーを守ると言いましたが、ジェームズの友人ピーターの裏切りによって結局リリーはジェームズとともに殺されてしまいました。
悪の道に進んだ自分を責めるとともにダンブルドアを責めたスネイプでしたが、ダンブルドアからある指令を言い渡されます。
それがリリーの子・ハリーを闇の帝王から守る役目だったのです。
けれどハリーは自分をいじめていた憎きジェームズの子であり、愛しいリリーと他の男の愛の証でもありました。
父親似の容姿も、スネイプが嫌悪感を抱く一因になっていたのだろうと思われます。
それでもスネイプは愛するリリーの忘れ形見を、命をかけて守り抜くという決意をしたのです。
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それからずっとハリーを影から見守り、必要なときには手助けしてきたスネイプ。
ダンブルドアを殺害してハリーに憎まれても、自分の役目を全うし続けました。
そして最終決戦が近づいてきた頃、ダンブルドアはスネイプにあの事実を告げます。
「ハリー自身も分霊箱であり、ハリーは死ななければいけない」ということ。
それを聞いたスネイプは怒ります。「死ぬべき時に死ねるように家畜のように生かしておいたのか?」と。
ハリーに情が移ったのかと聞かれたスネイプは、自分の守護霊を呼び出しました。
過去の作品に登場した、あの「エクスペクト・パトローナム」の魔法です。
出てきたスネイプの守護霊は、リリーと同じ牝鹿でした。
守護霊は、術者の強い想いでもその姿を変えます。
そしてパトローナムの魔法を使うためには、自身の幸せな感情が必要になります。
つまりリリーと決別してからこれほどの年月が経っていても、スネイプの一番幸せな記憶はリリーとの記憶だったんですね。
ダンブルドアは「これほどの年月が経ってもか?」と驚いたように問いかけ、スネイプはこう答えました。
永久に。
リリーの目だ。
ハリーはこれまで、色々な人に同じことを言われてきました。それは「外見は父のジェームズそっくりだけれど、目だけは母のリリーの目をしている」ということ。
『アズカバンの囚人』でもシリウスがそのようなことをハリーに言っています。それらも、この場面につながる伏線でした。
スネイプは自分の命が尽きるその時に、愛するリリーの瞳を見つめながら死んでいったのでした。
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スネイプの陰ながらの活躍がなければ、ハリーはとても今まで生きのびて来られなかったでしょうし、ヴォルデモートを倒すことも出来なかったでしょう。闇の帝王を滅ぼして魔法界を守るのに貢献した、もう一人の英雄とも言えるのです。
彼の生涯は、ただ愛するリリーと、彼女の愛したハリーのためだけに捧げられた生涯でした。
その過程でどれだけ汚名をかぶって嫌われ者になっても、そんなことはスネイプには関係なかったのです。
けっして幸せな人生だったとは言えない、スネイプの不器用でひたむきな生き様は、これまでも多くの人々を考えさせましたし、これからも多くの感動を与え続けることでしょう。
いつまでも抜け出せない『ハリー・ポッター』の世界!
2008年に小説が刊行され、2010年(part1)と2011年(part2)に映画が公開された『ハリー・ポッターと死の秘宝』。
映画の完結から10年近い月日がたってもなお、その人気はとどまりません。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のホグワーツの世界は連日大人気となっていますし、「としまえん」の跡地には2023年にハリー・ポッターの体験型施設がオープンする予定になっています。
訪れる際には、配信サービスで今回の内容をおさらいしておきましょうね。
2016年には同じ世界でのシリーズ物『ファンタスティック・ビースト』の映画1作目が公開され、『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品『ハリー・ポッターと呪いの子』も舞台化と書籍化がされています。
J.K.ローリングの創る「魔法ワールド」はこれからも私達を楽しませてくれるはずですので、ぜひお楽しみに!
詳しくはこちら!
皆さん、こんにちは! 福です。 今回はなんと、僕にとっても皆さんにとっても嬉しいお知らせがあります。 それは、オンライン動画配信サービスHuluで、ハリー・ポッターの映画全8作品が8月31日までの期間限定で配信しています![…]