ハリー・ポッターは言わずと知れたファンタジー映画の名作ですね。
舞台は1990年代のイギリスで、ホグワーツ魔術学校での生活や、ハリーの両親を殺害したヴォルデモートとの因縁の戦いを描いた作品です。
全世界での累計発行部数が5億冊を超える(2018年現在)世界的に人気な作品で、日本でもその人気は相変わらずでユニバーサル・スタジオ・ジャパンでも人気のアトラクションになっています。
さて、今回はそんな世界的に人気の高いハリー・ポッターシリーズの第2弾である「秘密の部屋」のキャストを紹介したいと思います。
映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」とは?
前作「ハリー・ポッターと賢者の石」で1年生だったハリーは2年生になり、夏休みを迎えました。
そして育ての親である叔父と叔母の家、ダーズリー家へ帰省します。
今まではダーズリー家の人から虐げられていたハリーでしたが、ホグワーツ魔術学校ではロン・ウィズリーやハーマイオニー・グレンジャーと出会い、楽しい生活を送れたことで学校に登校する事を楽しみにしています。
しかし、屋敷しもべ妖精のドビーがハリーの前に姿を現しました。
ドビーは「ホグワーツに戻ってはいけない」とハリーに忠告します。
ホグワーツ魔術学校へ戻る事を楽しみにしていたハリーはその忠告を無視し、ホグワーツ魔術学校へ戻るのですが、そこで「秘密の部屋」が何者かの手によって開かれているのでした。
秘密の部屋は誰によって開けられたのか?そして秘密の部屋の真実は?
続きが気になる方はぜひ本編をお楽しみください。
キャスト紹介
ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)
子役時代から一目を置かれるダニエル・ラドクリフ
ハリー役で知られるダニエル・ラドクリフは、著作権エージェントの父とキャスティングディレクターの母の元に生まれました。
そして、両親も俳優としての活動経験があったと言います。
ダニエル・ラドクリフは元々、ハリー・ポッターの出演オーディションに参加していたわけではありませんでした。
では、なぜ世界的に有名なハリー・ポッター役を勝ち取れたのでしょうか?
それは、たまたまダニエル・ラドクリフが両親に連れられて訪れた芝居に、ハリー・ポッターの出演を決めかねていたスタッフが一目惚れしたそうです。
そして、オーディションを勧められたことがきっかけとなってハリー・ポッター役を演じることになったそうです。
子役時代から輝くものがあったこそ掴み取ったんですね。
複雑なルーツがあるからこそ幅広い演技ができるダニエル・ラドクリフ
また、ダニエル・ラドクリフのルーツはかなり複雑で、南アフリカ出身の祖父母がいます。その関係か、プリズン・エスケープ(2020年公開)でアパルトヘイト撤廃運動を行った役柄を演じています。
彼もバックボーンを踏まえると、今後ますます活躍が期待できますね。
ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)
本当に普通の少年だったルパート・グリント
親が俳優だったり業界関係者であることが多い芸能界の世界ですが、ルパート・グリントはごく一般的な家庭に生まれます。
お土産物屋さんの店員である父と、専業主婦の母の間に生まれ弟と妹という、よくある家庭出身のルパート・グリントでした。
しかし、ハリー・ポッターの小説が大好きだったルパート・グリント少年は、自分がロン役にピッタリだと証明するために行動します。
ロンのセリフを撮影したホームビデオをスタッフに送ったり、オーディションに参加し目立つために女装したり、ラップを披露したりしました。
こういった地道なアピールが実を結び、見事ロン役を勝ち取ります。
気さくな人柄で愛されキャラのルパート・グリント
「サンダーパンツ」(2002年公開)はコメディ映画に出演、ストーリーはオナラが止まらない少年が、奇想天外な発想でオナラで宇宙まで飛んでいくというお話です。
そして、ハリー・ポッター撮影時にはホグワーツ魔術学校の教職員であるスグラホーンから、役名のロンでなくルパートと呼ばれるシーンがあリました。
緊張感溢れるシーンでも場を和ませるルパート・グリントの姿が想像できますね。
エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)
才色兼備なエマ・ワトソン
ハリー・ポッターシリーズの全てに登場し、初演の「賢者の石」からそのルックスが注目されていたエマ・ワトソンです。
そして本作「秘密の部屋」では、AOL最優秀助演女優賞に輝き、後に「アズカバンの囚人」では、イギリスの映画誌である「トータルフィルム」の読者アンケートで最優秀新人にノミネートされました。
そんな、映画界で不動の地位を築くエマ・ワトソンですが学業も優秀で、イギリス版センター試験のGCSEでは10科目中8科目がA +の評価、残り2科目もA評価を納めています。
そして大学は、名門であるイエール大学やケンブリッジ大学にも合格していますが、アメリカ東海岸のエリート大学であるブラウン大学に進学しました。
ジェンダー・フリーなエマワトソン
見た目も美しく、頭も良いエマ・ワトソンですが、女性の権利問題についても度々世の中に啓蒙(けいもう)しています。
2014年にはUNウィメン親善大使に就任し、バングラディッシュやザンビアを訪問して女性の教育を受ける権利をスピーチしています。
また2015年には、世界経済フォーラムで男女間のジェンダーについて平等であるスピーチを行いました。
容姿端麗(ようしたんれい)で、頭脳明晰(ずのうめいせき)なエマ・ワトソンだからこそ、世界に対して発言し反響も大きかったのでしょうね。
リチャード・ハリス(アルバス・ダンブルドア役)
苦労人だったリチャード・ハリス
ダンブルドア役で有名なリチャード・ハリスですが、意外にも苦労人な一面があります。
イギリスの寄宿学校で親元を離れて厳しい教育を受けるリチャード・ハリスは、スポーツの才能に恵まれフットボールのプロ選手になる道を選びます。
しかし、結核を患いプロの道を断念しました。
そして、世界の映像に携わる仕事がしたいとディレクターを目指します。しかし、イギリスにはその頃ディレクターを養成する学校がなく途方に暮れます。
最後に選んだのが、役者という仕事でした。イギリスのRADAという演劇学校を受験しますが、不合格でした。
セントラル演劇学校も年齢制限を理由に門前払いされてしまいます。
それでも諦めきれずにロンドン演劇学校へ入学を許可されると、学費を稼ぐために炭鉱で働きながら演技を勉強しました。
まさに苦労人というエピソードですね。
マギー・スミス(ミネルバ・マクゴガナル役)
イギリスでは映画だけでなく舞台やドラマでも活躍するマギー・スミス
映画界では言わずと知れた大物女優のマギー・スミスは、1969年には「ミス・ブロディの青春」でアカデミー賞主演女優賞に輝き、その後もアカデミー賞には助演女優賞に数多くノミネートされる実力者です。
そして舞台女優としてのキャリアも1952年からスタートしています。
また、イギリスのドラマは放送局が少ない関係から出演することが難しいことでも有名ですが、多くのドラマに出演しています。
きっと彼女が居たからこそ、ダニエル・ラドクリフやルパート・グリント、アマ・ワトソンも俳優として一流と呼ばれる役者に成長できたのでしょう。
シャーリー・ヘンダーソン(嘆きのマートル役)
見た目は子供?なシャーリー・ヘンダーソン
見た目が童顔で声も幼いため、実年齢よりかなり年下の役を演じることが多い女優さんです。
「ハリー・ポッター秘密の部屋」に出演した当時も37歳という年齢でした。
マイケル・ウィンターボトムという、イギリスでミステリーやドキュメンタリー制作を手掛ける監督の作品に多く出演する、シャーリー・ヘンダーソンの実力は折り紙付きです。
まとめ
今回は、出演キャストの人物像に迫ってみました。ハリー・ポッターシリーズは言わずと知れた名作ですが、この記事を読んでから見直してみるとまた違った見方ができるかもしれません。