麒麟がくる
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9月27日(日)
第25回「羽運ぶ蟻(あり)」
[BSプレミアム] 午後6時#麒麟がくる pic.twitter.com/CRY3lBASmE— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) September 27, 2020
登場人物
明智光秀(あけちみつひで)
斎藤家の元家臣で、越前で寺子屋(現在でいうと塾)の先生をしている。11年振りに故郷の美濃へ帰ることが出来た。美濃の主となった織田信長がいる岐阜城に行き、彼からある悩みを打ち明けられる。皆からは十兵衛(じゅうべえ)と呼ばれている。
牧(まき)
光秀の母である。明智家に嫁いでから美濃で暮らしていたが、主君の斎藤家のお家騒動に巻き込まれた。光秀と一緒に越前で過ごし、11年振りに美濃へ帰る事が出来た。これからどうすればいいか悩む光秀にアドバイスする。
足利義昭(あしかがよしあき)
還俗(げんぞく)をした覚慶である。朝倉義景の元へ向かうが、越前の近場で足止めをくらう不遇な日々を送る。息が詰まって嫌になった彼は、光秀の家へ遊びに行く。そこで光秀と義昭は蟻(あり)の話をし始めた。
織田信長(おだのぶなが)
斎藤義龍(高政)の子である斎藤龍興を追放し美濃を平定した。勢いに乗る戦国大名だが、ある悩みを抱えていた。久しぶりにあった光秀と意気投合し、家臣にならないかとスカウトする。
朝倉義景(あさくらよしかげ)
義昭を受け入れると希望するも、光秀の義昭評が気になったのか保留する。家臣も乗り気じゃないからそのままでいいかと考え始めた。そんな時、光秀と義昭が会っていたとの情報を得る。
細川藤孝(ほそかわふじたか)
足利義昭を次の将軍にしようと動いている。義昭を受け入れない義景に苛立っている。理想に燃えるタイプで光秀とは意気投合しやすい。何かにつけて熱くなるので、兄の三淵藤英にたしなめられる事が多い。
三淵藤英(みつぶちふじひで)
細川藤孝の兄で、熱血漢な弟とは真逆のタイプである。駆け引きをしながら物事を進めるのが得意で、弟の藤孝をよく諫めている。
22話から24話の簡単なあらすじ
光秀が幕府再興の仕事に取り組むも、義輝が殺されます。尊敬する義輝が殺された現実にうちひがれる光秀でした。その後、光秀は義輝の弟の覚慶が次の将軍にふさわしいか見極める事になりました。
もっと詳しい内容は別記事で紹介しますのでご覧ください。
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福 こんにちは、福です。今回はママと一緒に『麒麟がくる』のレビューをします。 優子 優子です。今回は光秀と義輝の関係を中心に紹介します。 福と優子 よろしくお願いします。 &nbs[…]
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25話「羽運ぶ蟻(あり)」
覚慶、義昭となる
覚慶は還俗(げんぞく)し、足利義昭となった。しかし、朝倉義景の優柔不断のせいで、敦賀(つるが)で待たされる羽目になった。「朝倉どのが何考えてるのかわからない」と愚痴る藤孝に、「やる気をそいだのわたしなんだよ」と言う訳にはいかず黙る光秀である。
一方、待たされている義昭はお庭で蟻(あり)の観察をしていた。死んだ蝶の羽を必死に運ぶ蟻に顔が緩む義昭であった。彼は何を思っていたのだろうか?
光秀、故郷の美濃に行く
織田信長が斎藤龍興(義龍の子)を追放し、美濃を平定した。敵がいなくなった光秀は、牧(光秀の母)を連れて美濃へ帰る。美濃の明智荘に残っていた家臣たちと再会し、喜び合う牧と光秀だった。
斎藤龍興が家臣に裏切られた事を知った光秀は、「高政が生きていたらこんな事にはならなかっただろう」と呟く。
牧は「美濃に戻る事が出来て思い残すことはないです」といい、越前に戻る気はなさそうだった。悩む光秀に「お前は明智家の当主です。己の信念に従って動きなさい」とアドバイスする。
信長に会いに岐阜城に登城した光秀は稲葉一鉄(いなばいってつ)と出会う。斎藤家の重臣だったが、織田家に鞍替えしていたのだ。ゴミを見るかの様な塩対応をする光秀に「お互いいろいろあったが水に流して織田家を支えようぞ」とガハハ笑いをする一鉄だった。
大きな国
信長と面会した光秀はスカウトされる。若干迷うも丁重に断る光秀に、信長は理由を聞く。
光秀:正直申せば、足利義輝さまにお仕えしとうございました。あの方なら世の中を平和にしてくれる理想のお方だと思いました。
義輝押しがとまらない光秀に信長の目が笑っていない。今度は信長の愚痴が始まる。
信長:斎藤龍興が三好と手を組みおった。また戦が始まるわ。何のために戦っているのか分からなくなってしまう。正直申せば、わしは戦が嫌いではない。戦に勝って皆が喜ぶ顔を見るのが好きなのじゃ。その為の戦なら喜んで戦うぞ。
承認欲求の塊である信長に対して、光秀は「上洛して幕府を再興すれば、平和な世が来て皆が喜びますよ」と提案する。この先なにをしていいかわからない信長に指針を与える光秀だった。
誰も手出しができぬ大きな国をつくれば敵は襲ってこない。かつての主君だった斎藤道三とのやりとりを光秀は信長に話した。信長も乗り気で地図を広げて「これくらいか?(日本全土を囲っている)」と光秀に尋ね、「はい」と光秀は元気よく返事した。すっかり意気投合し笑い声をあげる二人であった。
光秀と信長が考える大きな国
誰も手出しができぬ大きな国というセリフは斎藤道三が言いました。詳しい内容は別記事にて紹介しますのでご覧ください。
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麒麟は来ない
麒麟がくる
義昭と蟻(あり)
大きな国づくりの為には、義昭を将軍にする必要がある。ただ、あのお方は向いてないと考える光秀は再び悩む。家に戻ると、義昭が光秀の子供と遊んでいた。彼は「お主とゆっくり話がしたかったのじゃ」と話しかけた。
人払いを済ませ、羽を運ぶ蟻(あり)が話題になった。
義昭:あの蟻は自分よりはるかに大きな蝶の羽を一生懸命運んでいた。仲間が助けに来るが、一匹だけで運ぼうとしている。あの蟻は私だ。将軍という大きな羽を運ぶには助けがいる。もし私が将軍になれば、一人では手が届かなかった貧しい人々を救えるかもしれん。
義昭の思いを知った光秀は「このお方なら大丈夫だ」と思った。
義景、決心する
一度は将軍の器ではないと義景に報告した光秀は作戦を練る。義景に呼ばれた光秀は、「義昭さまは蟻を眺めておいででした」と話す。呆れる義景の表情を見た光秀は切り出す。
光秀:義昭さまは弱者を思いやれるお方です。強い大名が支えれば立派な将軍になります。
光秀におだてられその気になる義景は、松永久秀(大和の大名)の手紙の内容を話す。
義景:織田信長と手を組んで、上洛するという案じゃ。信長と一緒というのは気に入らぬが仕方ない。義昭さまを支えるぞ。
家臣が諫めるも一喝し、やる気満々な義景にほっとした光秀だった。その時、義景の息子が現れ「父上、ちゅうたろうがいないのです」泣きながら話してきた。
子煩悩の義景は家臣総出で探し出し始めた。人と連想した光秀だが、家臣の「様ではない。ねずみだ」という言葉に不安を覚える。
そして、足利義栄が14代将軍に就任した。
最後に
いかがでしたでしょうか?光秀は信長や義景をうまく説得していましたね。信長には「みんなが喜びましょう」と言い、義景には「強い大名が支えれば」と言ってます。これからの光秀の活躍が楽しみですね。