『私たちはどうかしている』3話、七桜と椿、二人三脚の御菓子作り

奈美
こんにちは!奈美です。
『私たちはどうかしている』略して『わたどう』、盛り上がってますね~。クールな中にもチラ見えする椿の優しさにキュンキュンしてます。観月ありささん演じる今日子も相当キャラが濃いですよね。今日子が口ずさむ童歌が怖さをより引き立てているようです。
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奈美
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さて、今回は第3話についてご紹介しますよ。
この記事にはネタバレが含まれております。ご注意ください。

 

第3話-御菓子作りで縮まる二人の距離-

絶対にバレてはならない

同じ部屋で布団を並べ横になっている二人。椿は「さくらはこの家で唯一の光だった」と語る。七桜が『さくら』だと言う事も知らずに…。

「でももし、今さくらが現れたら自分の前から永遠に消えてもらう。それは15年前のあの事件の前の日、父とさくらの母親が一緒にいるところを目撃した、さくらの母親が父を殺した犯人だから」と続けた。

七桜は椿のこの言葉を聞いて、母の無実を信じる気持ちが揺らいでしまうのを感じながら、絶対にバレてはいけないと自分に言い聞かせていた。

七桜の母親を名乗る女性が?!

今日子は七桜の素性を暴こうと躍起になっていた。着てほしい着物があると七桜を呼び出し、羽織らせた着物は真っ赤な椿の模様だった。

赤色にトラウマを抱えていた七桜は思わず動揺してしまう。そんな七桜に今日子はジリジリと詰め寄る。椿の前で正体がバレる!!と思ったその時に、七桜の母親と名乗る女性が訪ねてきたと従業員がやってきた。

七桜の母親だと名乗ってきた女性の名は、花岡夕子と言った。七桜が18歳で家を出てしまい音信不通になってしまっていて、親戚から七桜の噂を聞きつけ訪ねてきたと…。事態が読み込めない七桜だったが、なんとか上手く話を合わせ窮地を脱することができた。

夕子を見送りに出た七桜は、どういうことかと夕子に尋ねると、夕子はお店の常連客から頼まれたのだと言った。

七桜はその常連客が母からの手紙を届けてくれたあの男性ではないかと思い「会わせて欲しい」と土下座をした。夕子は慌てて「会える保証はないけど」とお店の名刺を渡して去って行った。

閉じ込められてしまう七桜

光月庵に戻った七桜は椿から「結婚式で出したい御菓子がある」と古い菓子簿が保存されている物置に連れて行かれた…が、閉じ込められてしまった。

物置で菓子簿に見覚えのある母の筆跡を見つけた七桜。懐かしい筆跡に「母は犯人じゃない」と改めて確信し、様子を見に来た椿に咄嗟にキスをした。そして夕子のお店に行くために、呆気に取られている椿を後目に物置から飛び出したのだった。

物置から飛び出し人目を避けていた七桜の頭上には壺が…。七桜をかばった椿は頭から血を流し右手にキズを負ってしまっていた。そして、椿が七桜を物置に閉じ込めたのは、母親である今日子からの執拗な嫌がらせから七桜を守るためだった。

距離を縮める二人

その翌日、椿ご指名で草薫会から御菓子の注文が入った。大旦那も招かれる大事なお茶会での御菓子だ。しかし、ケガを負ってしまった椿は思うように御菓子を作れない。苦渋の決断で断ろうとしたとき、そばにいた七桜が注文を引き受けてしまった。

七桜は椿の「作りたい」と言う気持ちを叶えてあげたいと思い「私も手伝うから」と椿に伝えたのだった。

そして二人で作ることになった御菓子は『落とし文』。七桜は寝る時間も惜しんで落とし文のスケッチに没頭した。試作品を繰り返す二人。二人の距離は徐々に縮まっていた。

『落とし文』とは?
オトシブミと言う昆虫が卵を守るために丸めた葉っぱの中に産み付けることに似せた和菓子のこと。「親への想い、親の愛に感謝する」と言う意味も持ち合わせている。
奈美
二人が時折じゃれ合うように取り組んでいるシーン、キュンキュンしちゃったー。

椿の苦しみが報われた日

茶会当日、椿は大旦那に食べてもらいたい一心でひとつだけ自分で落とし文を作った。大旦那はこれまでに一度も椿の作った御菓子を食べてくれなかったのだ。
それは15年前のあの事件の後、椿がいつも上の空なのが気がかりだった大旦那は「何があったんだ?」と尋ねた。椿が「父とさくらの母がキスをしていたのを見た」と話すと大旦那は椿が嘘をついていると激怒した。そしてそれ以来、椿との間に深い溝が出来てしまい、椿が作った御菓子を決して食べなくなってしまったのだ。
茶会で大旦那はやはり、椿の作った落とし文を口にすることはなかった。しかし、大旦那はそれを持ち帰っていた。そしてこっそり椿の父である樹の遺影の前で食べていたのだ。その様子を見た椿の瞳から涙がこぼれた。
今日子は相変わらず七桜を追い出すために策を練っていた。今日子が差し出した札束の入った封筒を受け取っていたのは…城島。七桜のことを調べたり、壺を落としたのも全て城島がやったことだった。

椿からの告白、そして答えられない問いかけに七桜は…

椿と七桜は茶室にいた。『不妄語戒』と書かれた掛け軸の前に座り、椿は「七桜に惹かれている」と正直に自分の気持ちを告白した。そして「あんたはほんとに花岡七桜なのか?それとも『さくら』なのか?」と尋ねたのだった。
『不妄語戒』…この掛け軸の前で嘘をついた者は地獄に落ちる、と言い伝えられている。その掛け軸の前で七桜は一体どうするのか?!

 

椿と七桜が作った『落とし文』

奈美
椿と七桜の合作の『落とし文』、すっごくキレイでした~。
葉の色が単色ではなく、若葉色から白へのグラデーション、艶、葉の両端の持ち上がり、繊細な葉脈、食べるのがもったいないぐらいの美しさでした。
奈美
和菓子の色のコントラストって濃い色より淡い色の方が難しいって椿が言ってたけど、味はもちろん、模様や形だけじゃなく色でも職人の腕の差がでるってことだよね。
和菓子って奥が深い!!

 

和菓子の豆知識

奈美
そう言えば和菓子ってあまり食べないかも。なんか格式張ってる感じがするし、クッキーやケーキとかと違って気軽に食べるってイメージもないよね。
優子
確かにそうかもしれないわね。でも、和菓子に使われている「あんこ」ってすごい栄養があるのよ。
奈美
そうなの?
優子
食物繊維が豊富で、お腹に優しいのよ。それに利尿作用もあってむくみにも良いし、ポリフェノールも含まれているからアンチエイジングにも効果があるって言われているのよ。
奈美
そんなに?確かに洋菓子の原材料ってバターや生クリームだったり動物性の材料が多く使われているけど、和菓子について調べてみたら、豆とか穀類、デンプンとか植物性の材料が多いよね。
優子
奈美ったらちゃんと調べてるんじゃなーい。そうなの、そうなの!和菓子が普及し始めたのは江戸時代からなんだけど、もっと昔から食べられていてね、実は木の実や果物を『果子』として食べられていた古代がルーツと言われてるのよ。
奈美
ママ、すごい詳しいね!!
優子
そうなの!このドラマを見て気になって調べちゃった。大昔は食べ物は今みたいに豊富じゃなかったから、お腹が空くと木の実や果物を食べていたんですって。それが『間食』の始まりで、和菓子の歴史の始まりと言われてるのよ。
奈美
だから、和菓子って果物の姿や形をしていて、季節の旬の果物で作られてるのね!
優子
さすが奈美!!するどい!!この『わたどう』がきっかけとなって和菓子がもっと身近になって食べる機会が増えるといいわね。

『 私たちはどうかしている』3話:まとめ

奈美
3話もドキドキハラハラするシーンがたくさんありましたね~。
厨房の中で一番七桜に優しくしてくれている城島が、まさか、まさか?!の展開でした。「どうして?」と思ったけれど、椿に対して何かしらの感情を持っていそうですよね。そして七桜の正体がバレそうになったその時!にタイミングよく七桜の母親を名乗る夕子が訪問してきたところとか、すごいホッとしました~。
今はまだ、椿は七桜の正体に薄々勘づき始めつつも確信を持っていない状態。いわば疑っている状態。七桜は15年前の事件のことで椿のことが憎い。それなのにお互い惹かれ合ってしまう。
七桜にいたってはぬくぬくと苦労知らずで育ってきたと思っていた椿が大旦那に認めてもらえず、人知れず苦しんでいたのを知り、なおさら気持ちが揺らいでしまう様子に胸が苦しくなりました。
奈美
なんだかとっても切な~い。
二人が力を合わせて作った『落とし文』。すごい素敵でした。繊細な様子はまるで二人そのもののようでした。
さてさて、今後がますます気になりますね。今日子の執拗な嫌がらせもどこまでエスカレートするんでしょう?そして今日子に加担する城島の狙いは?大旦那との関係修復は?二人の今後は?
奈美
ますます目が離せませーん!!
『私たちはどうかしている』はHuluで視聴することができます。(2020年8月現在)