スピルバーグ監督の『続･激突!/カージャック』はもう一つの原点?!

スピルバーグ監督作品

スピルバーグ監督の作品は本当にワクワクするな～！

僕は『E.T.』が好き！宇宙から来た生き物と友達になれるなんて、素敵だよね！

E.Tの自転車に乗って空中飛行するシーンは憧れたな～。

パパが一番好きなスピルバーグ監督作品は何？

『続・激突!/カージャック』だな！スピルバーグ監督の原点といわれているんだ。

えっ？「続」って付いているのに、原点なの？どういうこと？

世界的なヒットメーカーであるスティーヴン・スピルバーグ監督。

1969年に制作活動を開始し、2020年の今なお『レディ・プレイヤー１』などの大ヒット作品を生み出し続けています。

そんなスピルバーグ監督の原点となる作品と言われているのが『激突!』（1971年公開）と『続・激突!/カージャック』（1974年公開）です。

なぜ、1つの作品ではなく、2つの作品が「原点」と言われているのでしょうか？

また、『続・激突!/カージャック』は『激突!』の2作品目のように見えますが、なぜ原点に含まれるかも気になりますよね。

この記事では、スピルバーグ監督の原点となる作品が2つある理由や、『続・激突!/カージャック』作品が原点に含まれる理由、作品のあらすじやキャストについて説明していきます。

なぜ、原点が2つあるのか?

まずは、スピルバーグ監督の経歴についてご覧ください。

経歴から、『激突!』は「テレビ映画として初監督を務めた」ということと、

『続・激突!/カージャック』は、「劇場映画として初監督を務めた」ということが分かりましたね!

『激突!』も『続・激突!/カージャック』もジャンルがそれぞれ異なる「原点」だったということだな!

テレビ映画の『激突!』の続きとして、劇場化された『続・激突!/カージャック』が公開されたのかな？

実は、2つの作品は「何の関連もない」そうなんだ。

そうなの!?

実は、それぞれの作品は続編でもなんでもなく、関係のない作品!
原題（製作国アメリカでつけられた名前）を見てみると、よりはっきりと分かります。

邦題『激突!』の原題は『Duel（デュエル）』。
邦題『続・激突!/カージャック』の原題は『The Sugarland Express（ザ・シュガーランドエクスプレス）』。

2作品とも「カーアクション」という点は共通しているんだけど、ストーリーには何のつながりもないんだ。

それぞれ別の作品として楽しめる、ということだね!

映画『激突!』についてはこちらの記事をご覧ください。

福あ～、今日怖い思いをしたよ。後ろを走っていた車がぴったり付いてきたんだ。みんなを乗せてなくてよかったよ。優子最近、危険運転が問題になっているのよね。 […]

ここからは、『続・激突!/カージャック』のあらすじとキャストについてご紹介していきます!

画像出典：amazon

窃盗罪で収監されていたルー・ジーン・ポプリンは刑期を終え出所。
福祉局によって里子に出された息子のラングストンを奪還しようと、服役中の夫に脱獄を持ち掛ける。
2人は仲間の協力を仰ぎながら脱走し、シュガーランドを目指す。

1969年に起きた事件が作品の元ネタとなっています。

役名	役者	人物
ルー・ジーン・ポプリン	ゴールディ・ホーン	自らの出所後、夫に脱獄を持ち掛け、最愛の息子を奪還する為にシュガーランドを目指す。

息子を取り戻すために夫を説得しパトカーを盗んで逃亡する破天荒なルー・ジーン。名コメディアンヌのゴールディ・ホーンが見事に演じています!

役名	役者	人物
ハーリン・タナー警部	ベン・ジョンソン	ポプリン夫妻を捕まえる為に追跡する警部。心優しい警部であり、2人の「息子を取り戻したい」という犯行理由に胸をうたれ、強硬策に出ることができない。
マックスウェル・スライド巡査	マイケル・サックス	タナー警部とともにポプリン夫妻を投降するよう必死に説得する。
クロヴィス・マイケル・ポプリン	ウィリアム・アザートン	ルー・ジーンの夫。 4か月後に刑務所出所を控えていた為、脱出計画には反対をしていたが、妻が離婚を切り出したため渋々付き合うことに。