今回は、スピルバーグ監督作品の「BFG」を紹介します。
名匠スティーブン・スピルバーグ監督とその作品について
スティーブン・スピルバーグ監督の主な作品
- 「激突!」
- 「ジョーズ」
- 「未知との遭遇」
- 「E.T.」
- 「ジュラシック・パーク」シリーズ
- 「シンドラーのリスト」
- 「インディ・ジョーンズ」シリーズ
- 「プライベート・ライアン」
- 「A.I.」
- 「マイノリティ・リポート」
- 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
- 「ターミナル」
- 「宇宙戦争」
- 「ミュンヘン」
- 「リンカーン」
- 「レディ・プレイヤー1」
皆さんも一度は見たり聞いたりした作品が、一つはあるのではないでしょうか?
天才スティーブン・スピルバーグは、少年の頃から変わり者だった?
映画「BFG」は心優しい巨人と一人の少女のファンタジー
「BFG」はビッグ・フレンドリー・ジャイアントの略称です。
そんな「BFG」の原作は、「チャーリーとチョコレート工場」を生み出した絵本作家のロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG」が元になっています。
「BFG」のはじまり
舞台はロンドン郊外の孤児院から始まります。
主人公は10歳の女の子、名前は「ソフィー」です。
ソフィーは好奇心旺盛で、夜な夜な探検に出かけます。
そんなある日、いつものように夜になり窓の外を眺めていると大きな影を見つけます。
その影の正体はそれは大きな男だったのです。
それを見て怖くなったソフィーは急いで自分のベッドに飛び込み、ブランケットに身を隠します。
しかし、窓から大きな手が伸びてきてブランケットごとソフィーは連れ去られてしまいます。
巨人はソフィーを抱えたまま、物凄い速さで駆け出します。
郊外を抜け、高原を走り、山をひとっ飛びにし、海をも超えてたどり着いた先は…
巨人の国でした。
ソフィーは恐怖を抱きながらも巨人の正体を聞きます。
巨人は「前にいた人間からはビッグ・フレンドリー・ジャイアントと呼ばれていた」といいます。
ソフィーは親しみを込めて「BFG」と呼ぶことにしました。
しかし、相手はあくまで巨人です。自分が食べられてしまうのではないかと不安に思うことを告げるソフィーでした。
BFGは「『人間豆』なんて食べない」と言いましたが、BFGの家の外には『人間豆』を食べる悪い巨人もいるから絶対に家の外には出ないようキツく言われます。
ちなみに、『人間豆』と呼ばれているのは人間のことを「Human Being」と英語で言いますが、巨人が「Human Bean」と聞き間違えた事でそう呼ばれているそうです。
夜になり二人は食事をします。ソフィーがなかなか寝付けない事をBFGに打ち明けると、BFGは物語の読み聞かせを始めます。
いつしか眠りについてしまったソフィーが目を覚ますと、BFGはぐっすり眠っています。
そして、チャンスと思いソフィーは逃げ出します。
しかし、地面の下に隠れていた『人間豆』を食べる巨人に見つかってしまいます。
果たして、ソフィーの運命は?
ソフィーが巨人に食べられる?
地面に隠れていた巨人に見つかり、捕まってしまったソフィーでした。
そして、巨人に食べられそうになった瞬間。ソフィーは目を覚まします。
それはBFGがソフィーに見させていた夢だったのです。
そしてしばらくしてからBFGのもとに一人のケガした巨人が訪れます。
その巨人は横柄(おうへい)な態度でBFGに傷を治すように言いました。
BFGは傷を治すためには、まず水で傷口を洗い流さなければいけないと言いました。
すると、巨人は急に怯え出します。BFG以外の巨人は水が苦手だったのです。
しかし、鼻の効く巨人は『人間豆』の匂いがするとソフィーを探し出します。
ソフィーは大きなキュウリの中に身を隠しますが、巨人はその大きなキュウリごとソフィーを食べようとします。
BFGは急いでキュウリを奪い返し、バケツを持って「水をかけるぞ」と巨人を追い払います。
そうBFGは、ソフィーを助けてくれたのです。
そして、助けるばかりか大きなキュウリの中に隠れたせいで汚れた身体を洗い、着替えまで用意してくれました。
すっかりBFGの事を信頼したソフィーは、BFGが外出する時もついて行こうとします。
最初は渋っていたBFGも根負けしてソフィーを連れて行くことにしました。
外には、巨人が眠っています。
BFGは巨人を起こさないように慎重に歩みを進めますが、一人の巨人が起き、次々と巨人たちが目を覚まします。
しかも、その巨人たちはBFGよりもはるかに大きくBFGをいじめます。
いじめられた拍子にソフィーはBFGから落ちてしまいました。
大ピンチのソフィーとBFGですが、突然雨が降り出しなんを逃れた二人。
そしてBFGの目的の場所へ辿り着きます。
その目的の場所は大きな湖でした。
大きな湖の中には、光が飛び交っています。
その光の正体は「夢」でした。
「夢」の収穫を終えたBFGは、ソフィーの住む世界に戻ります。
そして、一人の少年の部屋の窓まで近づくとラッパを吹いて少年に「夢」を届けました。
少年は眠りの中笑顔になり、それを見たBFGも笑顔になります。
「BFG」の仕事はその光輝く「夢」を集めて、『人間豆』に夢を見せることだったのです。
まとめ
「夢」を届ける心優しい巨人BFGと好奇心旺盛なソフィーの友情を描いた作品です。
すっかり仲良くなった二人ですが、ソフィーの身の危険を感じたBFGはソフィーを孤児院に戻します。ソフィーはいう事を聞かず巨人の住む世界へ再び戻ることになるのですが…
この続きは、ぜひ本編で見てください。