スピルバーグ作品「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

「インディ・ジョーンズ」という名前、誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

映画を見たことがない人でも、フェドーラ帽をかぶって冒険しているような…。

チャーラチャッチャーチャチャチャ-っていう音楽が流れているような…。

大きな岩がゴロゴロ転がってくるような…。

そんなイメージ、きっとありますよね?!

今回は「インディ・ジョーンズ」シリーズ第4作目「クリスタル・スカルの王国」をご紹介します。

この作品は、あまりに壮大なスケールすぎて賛否両論の嵐が吹き荒れたんですよ!

この記事はネタバレを含みます。

主演のハリソンフォードがインディジョーンズ1作目の「レイダース/失われた聖櫃(アーク)」を演じたのが39歳の時。

4作目である「クリスタル・スカルの王国」は彼が65歳の時の作品なんですよ。

 

インディジョーンズ「クリスタル・スカルの王国」ストーリー

画像出典:Amazon

今回は1957年の物語。第二次世界大戦後、ソ連とアメリカが冷戦でバチバチしている時代が舞台となります。

インディはマットという青年に出会い、彼の母親とオックスリー教授がピンチなので助けを求めていると知らされます。

「クリスタルスカル」を、失われた都市アケトーに戻すと神秘の力を手に入れることができるという伝説があり、オックスリー教授はアケトーに向かったのだとか。

インディジョーンズとマットは、マットの母とオックスリー教授を危機から救うため、アメリカから南米ペルーに飛びました。森林や洞窟、遺跡の中を今回の敵KGB(ソ連の秘密部隊)と戦いながら進みます。

時には軍隊アリの大群に襲われながら、おサルさんに助けられながら、ドデカい滝に飲み込まれながら。古代の謎を解き明かしていきます。

カーチェイスをしながらの車上剣術バトルは、65歳になっても変わらないインディの迫力あるアクションも楽しめます。

よくこれで生きてられるなぁ!とドキドキが止まりません!

 

クリスタルスカルって何?!

今回のタイトルにもなっているクリスタルスカルって何でしょうか。

映画では、「クリスタル(水晶)でできた透明の頭蓋骨」でした。しかも人間のものではなさそうな、後頭部が長~い宇宙人のもの。

クリスタルスカルの目を見ると、精神が崩壊するそうです。スカルを見つけたオックスリー教授も完全に崩壊した様子でした。

 

このクリスタルスカル、実際に世界で10数個も出土している物なのです。

「水晶髑髏どくろというクリスタルで作られたドクロ。

水晶髑髏は、マヤ文明、アステカ文明やインカ帝国など中南米の考古遺物と考えられていたようです。しかし、あまりに精巧せいこうに作られているため、最近では近年作られた偽物ではないかとも考えられるようになってきました。

この映画はみどころ満載なのですが、僕が印象に残ったシーンをいくつかお伝えしてもいいですか?

 

「クリスタル・スカルの王国」みどころ

核実験ときのこ雲、そして冷蔵庫

日本人の僕からみると、ちょっとドキドキしたのがこちらのシーンです。

映画の冒頭で、KGB(ソ連の秘密部隊)から逃げる際にインディが迷い込んだのは、なんともカラフルでファンシーな町です。しかし様子が変。立っている人はすべて人形、家で一家団らんしているのもすべてマネキンです。

そうそこは、核爆弾の試験場だったのです。爆破実験のカウントダウンが始まり、インディが近くにあった冷蔵庫に隠れた瞬間、

「ドッカーンッ」

家やマネキンは焼け、インディも冷蔵庫ごと吹っ飛ばされたものの一命をとりとめました。

日本人なら知っているであろう、原爆の瞬間です。黒いきのこ雲も映し出されました。

 

・・・ちょいと。これ、第二次世界大戦から少し後の1950年代の設定ですよね。

「核爆弾の実験、それも冷蔵庫で難を逃れるとは。」と驚いたシーンでした。

オチは宇宙人

物語の最後、インディはみごとクリスタルスカルを伝説の都市アケトーへ届けます。すると宇宙人が姿を現し、地中から巨大円盤(UFO)が出現。アケトーをバラバラにして宇宙へ帰っていきました。

ついにUFOがでてきちゃいましたね。もう、人間の力も及ばぬようなワチャワチャした展開に、目が点になった方も多いのでは。

この結末には「なんて壮大なストーリーなんだ」と称賛する声と「なんでも宇宙で解決したらいいってもんじゃないぞ!」という声とで賛否両論が巻き起こりました。

インディの後任が登場?!

今回の作品には、インディと共に冒険を繰り広げるマットという青年が登場します。バイクをブンブンと乗り回す、ちょっぴり不良チックな青年です。

実は彼、インディと元恋人(第1作目に登場。今回2人は結婚します。)との実の息子だったのです。

初めはとっても頼りない印象でしたが、共に冒険をする中でインディが自分の父親だと知り、父の背中を見てどんどん頼もしく成長していきます。

映画の最後には、インディのトレードマークである帽子を手に取り、かぶろうとする姿も。彼がインディの後任になるかとも一時は囁かれたのでした。

でも、マットを演じた彼、シャイア・ラブーフは私生活で何度も逮捕されているようで、残念ながら次回作の出番はナシのようです。

 

「クリスタル・スカルの王国」を見た人の感想

みんなのレビュー

  • 耳に残る音楽、迫力あるシーン。映画ならではの楽しさが詰まった作品。
  • 前半はスパイアクション、後半はSFのようだった。
  • 19年ぶりの続編で、シリーズ最大のスケールでした。
  • インディ・ジョーンズファンなら確実に嬉しくなるマリオン・レイヴンウッドの登場!
  • シリーズ見てる人にはもちろん、今まで見た事ない人にも超おすすめ!

 

次回作品「インディ・ジョーンズ5」2022年に公開予定!

当初2019年に公開予定だった5作目は、延期が続いている状況です。

現在の所、2022年7月29日全米で公開予定となっていますが、新型コロナウイルスの影響でさらに延期の可能性もあるそうですよ。

ハリソンフォードの続投が決定!

次回作「インディ・ジョーンズ5(仮題)」ではハリソンフォードの続投が発表されました!

ハリソンフォードは現在78歳。インディ・ジョーンズって結構激しめのアクションもみどころの一つ。次回作でハリソンフォードがどんな演技を見せてくれるのか。気になって仕方ありません。

こんなにも長く1人の人間が同じヒーローを演じ続けるなんて、男のロマンですね!

公開予定日には80歳?!80歳のハリソンのアクション映画、見るっきゃない!!

スピルバーグ監督は降板が発表されました

これまで、シリーズ4作品すべてのメガホンをとってきたスピルバーグ監督ですが、残念ながら次回作「インディ・ジョーンズ5(仮題)」を降板することが発表されました。

インディ・ジョーンズを後進に譲りたいという気持ちがあったようです。スピルバーグ監督はプロデューサーとして携わる予定だそうです。

初めは第5作目もスピルバーグ監督の予定だったのに、急展開です!
スピルバーグ監督から交代となったのは、「フォードVSフェラーリ」ジェームズ・マンゴールド監督。期待が高まります!

 

まとめ

長く世界中に愛されている名作「インディジョーンズ」。

ハラハラドキドキの冒険はもちろんのこと、インディを演じるハリソンフォードの軌跡を見返すのもいいですよね。

いつ見ても色褪せない名作をぜひご覧ください。

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