2011年11月12日に全国公開された「コンテイジョン」という映画を皆さんはご存知でしょうか?
世間がウイルスで騒いでいる昨今、「こんな映画があったな〜」と思いだし、もう一度見てみたいと思った映画なので紹介したいと思います。
この映画はパンデミックのパニックに加え、ウイルスよりも早く感染する「恐怖」から引き起こされる混乱を描いた映画です。
社会が混乱に陥った時に、僕たちはどうなってしまう傾向にあるのか。
そして、正しくはどう行動をするべきなのか。
そんなことを考えさせてくれます。
画面の中のパニックの中に生きる人々。
その中にもしかしたら、自分の姿を見てしまうかもしれません。
「コンテイジョン」あらすじ
その恐怖はウイルスよりもすごい勢いで感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊し始めます。
キャスト
- ミッチ・エムホフ … マット・デイモン (内田 夕夜)
- アラン・クラムウィディ … ジュード・ロウ (宮内 敦士)
- エリス・チーヴァー博士 … ローレンス・フィッシュバーン (玄田 哲章)
- ドクター・レオノーラ・オランテス … マリオン・コティヤール (冬馬 由美)
- ドクター・エリン・ミアーズ … ケイト・ウィンスレット (林 真里花)
- ベス・エムホフ … グウィネス・パルトロウ (本田 貴子)
- ライル・ハガティ海軍少将 … ブライアン・クランストン (浦山 迅)
- ドクター・アリー・ヘクストール … ジェニファー・イーリー (山像 かおり)
- オーブリー・チーヴァー … サナ・レイサン (沢田 泉)
引用元:コンテイジョン公式サイト
見どころ
感染すると数日で命を落としてしまうウイルスの脅威にパニックに陥っていく人々の様子はもちろんのこと、ウイルスの感染よりも急速に感染していく「恐怖」によりさらに混乱を招いていく人々の心理が見どころと言えます。
「オーシャンズ11」で有名なスティーブン・ソダーバーグが監督を務めたサスペンス大作は、圧倒的な緊迫感で映画の世界に引き込んでくれます。
監督インタビュー
スティーブン・ソダーバーグ監督は当時のインタビューでこう答えています。
「インターネットは新聞や書籍などに比べて、活字の責任の重さがあまりないように感じています。
そして人々は、インターネット上の情報が事実ではないとわかっていても、自分に関係のないことは意外と信じてしまいがちだと感じていました。
そのソースがどこからきたものなのかなど、疑問を感じないことが不思議だったのです。
そしてゴシップとジャーナリズムの区別もつけられていない。
私は、『知っていることは全て記載するが、その情報が正しいものなのかを判断せずに、ひとつの側面でしか考えないというのはジャーナリズムではない』と思っているのです。」
日頃よりインターネットから発信される情報と、それを受け取る受け手の価値観に疑問を抱き、それがいつかパニックを起こすのではないだろうか。
そんな社会的背景から「コンテイジョン」が生まれたということなのです。
視聴者の感想
コロナウィルスにより話題になってた映画コンテイジョンを最近観たんですけど、嫌でも手洗いうがい10倍くらい入念にやるようになるし出回ってる情報も冷静に判断できるようになるからオススメです。
感染率もデマに騙される人も減ると思う。どんなニュースより身に響くよ。 pic.twitter.com/1AZU32Xixw— りおなり (@rionari) February 28, 2020
#コンテイジョン
☆☆☆★★
SARSの後に作られた映画。「アウトブレイク」に比べたら地味だけどリアリティある。
まさに今見る映画。参考になる。
大事なのはパニックにならない事と正確な情報と知識。デマに流されない事。
ラストに流れるU2のALL I WANT IS YOU が素晴らしい〜 pic.twitter.com/qcW4Ag35RM— JET SIN (@JETSIN5) February 24, 2020
今こそ全世界でこの映画見るべきだと思う。
政府の初動の遅さ、今の現状、全て一致してる。
最終的に怖いのは人間。#コンテイジョン pic.twitter.com/Tq9TSb8WoX— ぽかり(カトウコウジ) (@kojikato183) March 4, 2020
まとめ
2011年11月12日に全国公開された、映画「コンテイジョン」。
パンデミックのパニックに加え、ウイルスよりも早く感染する「恐怖」から引き起こされる混乱を描いた映画ということがわかりましたね。
どんな状況においても人間の心理的パニックが一番怖いと、僕は感じてしまいました。
「オーシャンズ11」で有名なスティーブン・ソダーバーグ監督は、「インターネットの情報は新聞や書籍に比べ責任が軽く、出所がわからないものばかり。
それにも拘らず人々は、自分に関係のないことに関してはその情報を信じてしまう傾向にある。」とインタビューで答えており、社会がパニックに陥った時に人々がどのように行動をし、どのように対応すべきなのかを「コンディション」は教えてくれることでしょう。
「現実は物語より奇なり」と言われるように、いくら映画とはいえ他人事とは思えない気持ちにさせてくれるのでぜひ一度見てみてください。
情報化社会が加速し、いろんな情報が入り乱れる中で、どの情報を選びどう行動をするのかが大事ではないか、と思わずにはいられません。
記事内の画像出典:「コンテイジョン」公式サイト