今(2020年3月現在)、新型コロナウイルスが蔓延してますね。約2か月間の間で、中国の武漢市から始まり世界中で感染者が出てます。
WHO(世界保健機関)もまだパンデミック認定してはいないが、可能性があると会見で話していたので予断を許しません。
アウトブレイク
これは感染して発病したら死ぬ未知のウイルスに立ち向かう人々の物語。
この映画を見た感想として、感染した際に国が対処する方法の描写がしっかりしてると思いました。アメリカ軍医学研究所のリーダーの男性が主人公なので科学的根拠に基づいて行動する熱血漢あふれる人物です。
パニック要素だけでなく元妻とのラブロマンスや、悪役の少将との駆け引きもある見どころ満載の映画です。
ストーリー
キャストと監督
サム・ダニエルズ大佐(ダスティン・ホフマン) 正義感溢れる主人公
ロビー・キーオ(ルネ・レッソ) 聡明な主人公の元妻
ビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン) 悩める主人公の上司
ケイシー・シュラー少佐(ケヴィン・スペイシー) 賢い部下
見どころ
パニック映画物は人々の恐怖をクローズアップする物が多いですが、この作品はアメリカ軍の暗部描写が多いので、怖いだけでなくスリリングで緊迫感あふれるストーリーとなってます。
ある日の真夜中に、ウイルスが蔓延した町を軍が封鎖するシーンは緊迫感あって良かったです。
ウィルスもモターバ川流域で発見されたので、モターバウィルスと名付けられてます。
映画の名の通り、アウトブレイクの状態を起こしてます。ここで食い止めないとアメリカ全体に菌が蔓延して、更に世界に流行し、パンデミックとなります。
主人公たちと軍はそれを食い止める為に行動を起こしますが、目的は一緒でも手段が違うので対立してしまいます。
モターバウイルスとは
劇中で出てくる架空のウイルスです。エボラウイルスをモチーフにしているので、エボラ出血熱に似た症状を引き起こします。
ただ、体内に侵入すると驚異的な速さで増殖して、内臓を融解させます。
そして感染者を数日で死亡させるという極悪ウイルスなので泣きたくなります。
映画の中盤になるとモターバウイルスも進化するという有り難くない事が起こるので映画を見て下さい。
アウトブレイクとパンデミックの違い
感染症におけるアウトブレイクは一定の期間内に、特定の地域、特定の人間集団で、予想以上の感染者が発生する状態の事です。
英語本来の意味では突然の発生となり、戦争や虫の大量出現にも使われます。
パンデミックは致死性の高い感染症の世界的な流行という意味ですね。全体に広がるというやつです。
一部地域でのアウトブレイクから広がってパンデミックとなります。
映画に当てはめると、モターバウイルスの感染者が町に集団発生して、放置するとアメリカ全体に広がり世界に蔓延する事です。
視聴者の感想
今日はコロナウイルス騒ぎに便乗して、アウトブレイクのブルーレイを買ってきたぞ!
やっぱ今が旬の映画って感じだし、今観なきゃね!
コロナガーな時期に観ると本当雰囲気出るわ〜!! pic.twitter.com/504CqOA7rC— ヒヨケム氏やるきな氏 (@gingabeida) March 7, 2020
今のコロナの状況って映画アウトブレイクみたいだな。 pic.twitter.com/fALulp40no
— LafRidia/りふ (@LafRidia_) March 5, 2020
『アウトブレイク』鑑賞。未知のウイルスの感染拡大を防ごうとする研究者たちを描いたウォルフガング・ペーターゼン監督作品。90年代感満載の大味な作風は好み。一匹の猿をめぐる追跡劇に収束するストーリーは『サルゲッチュ』を思い出した。映画館での集団感染シーンが描かれているという皮肉。 pic.twitter.com/RjoXewCYzB
— だよしぃ (@purity_hair) March 4, 2020
今はコロナウイルスが流行してますから実感がわいてきます。
映画館だけでなく、室内で密集する場所へ行くのは避けた方がいいでしょう。
まとめ
ツッコミ所が多いですがストーリーや考証がしっかりしているので楽しめます。
懐かしさを感じる映画ですが、25年経った今も名俳優として活躍しているキャストの方々が多くいます。
この映画のプロデューサーは元々、エボラ出血熱の感染危機を追ったノンフィクション『ホットゾーン』の映画化を目指しましたが頓挫したので、代わりにオリジナル脚本で挑んだのが今作です。
もし、ホットゾーンがそのまま公開されてたら監督はリドリー・スコットになってました。