「麒麟がくる」の濃姫代役で大騒動!お騒がせなあの人はどんな人?

皆さん、こんにちは福です。

皆さんは大河ドラマって見ますか?僕は大好きです。

あ、かと言って僕に歴史の質問とかしないで下さいね。純粋にドラマとして楽しんでいます。

今年の大河「麒麟がくる」は謀叛人として名高い(笑)明智光秀が主人公という事で注目していました。

僕は高校の日本史教師が光秀贔屓だった事もあり、光秀に関しては謀叛人というよりは「智将」というイメージが強いんです。

なので、彼のイメージがこのドラマで良い方に変わればいいなと思っています。

今までのあらすじの記事も是非ご覧下さい。

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ただ正直なところ皆さんの大半は、一出演者の騒動によってこのドラマを知ったのではないでしょうか。

沢尻エリカさん、やってしまいました。

 

代役大騒動

2019年11月、沢尻エリカさんは合成麻薬を所持していた麻薬取締法違反の容疑で逮捕されました。

2020年2月に懲役1年6ケ月、執行猶予3年の有罪判決が確定しています。

この逮捕でNHKは、大河ドラマ「麒麟がくる」で沢尻さんが演じる予定だった濃姫役のキャスト変更を決定しました。

既に10話分の撮影が済んでいたのですが、沢尻さん出演シーンが全て撮り直しになる事で現場は大混乱だった様です。放送開始日も二週間延期するなど、異例の対応がなされました。

下世話な話ですが、沢尻さんの今回の逮捕によって生じる賠償額は、ドラマ・CMなど合わせて数億円になるそうです。

億ですよ、億。僕なんかそんな額の賠償金、孫の代になっても返せそうにありません。

代役の女優さんに関しては様々な憶測が飛びましたが、川口春奈さんに決定しました。

川口春奈さんは長崎県生まれの25歳。音楽観賞が趣味で好きな食べ物は梅干しとのことです。

いいですね、梅干し。数多ある食品の中で、25歳にして梅干しを好きな食べ物筆頭にあげる感覚が素晴らしいです。

急な代役依頼に戸惑いもあったでしょうが、こんな風に意気込みを語っています。

大河ドラマはもちろん、時代劇がはじめてなのでとても緊張しています。同時に、織田信長の正室という重要な役どころを演じさせてもらえることはとても光栄なことだと思っています。 言葉や所作など難しい部分はたくさんありますが、今回の『麒麟がくる』を楽しみにしてくださっているみなさんの期待に応えられるように全力で挑んでいきます。

帰蝶は、とても強くて凛とした女性です。戦国という時代を生き抜くのは女性にとっても大変なことだと思うし、しかもあの信長を支えた人なので、きっと男性にはない賢さやしたたかさをもっていたのではないでしょうか。
監督をはじめ、まわりの方々にアドバイスをいただきながら、脚本のなかで描かれている帰蝶像に少しでも近づけるように、ワンシーン、ワンシーンを大切に演じていきたいと思っています。

引用:NHK「麒麟がくる」公式サイト

僕も何度か彼女が出演したドラマを見ました。とても綺麗な顔立ちで、それでいてコミカルな演技も出来ちゃう魅力的な女優さんです。

個人的な見解ですが、夫の織田信長役である染谷将太さんとは、沢尻さんより川口さんの方がしっくりくる感じがします。川口さんはYouTubeでも面白い動画を配信していますよ。要チェック!!

 

映画よりもセンセーショナル

沢尻エリカさんて非常に気になる女優さんだったんです。僕がまず彼女にびっくりさせられたのは、映画祭のレッドカーペットにヒョウ柄ジャケットでガムを噛みながら登場してきた時です。

映画「パッチギ」やドラマ「1リットルの涙」の役柄から、それまでの沢尻さんのイメージはまさに「清純」でした。しかし、彼女はそれを良しとしなかったんでしょうね。

敢えて自分のイメージをブチ壊しにいったんです。僕はそこに只物では無い感を感じました。

芸能人にとってプラスイメージは本当に大切です。

ドラマ「東京ラブストーリー」でヒロインのライバル役をやった有森也美さんなんて、道を歩いていたら石を投げられたそうですよ。役のイメージだけでそこまでされちゃうなんてひどい話ですね。

ただ、きょうび道になかなか石って落ちてないです。その人、誰かにぶつける為に石を持ち歩いてたんでしょうか。相当デンジャラスな人ですよね。

「東京ラブストーリー」に興味が出た方はこちらもどうぞご覧下さい。

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沢尻さんに話を戻すと、彼女が一気に時の人になったのは、映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶での「別に」発言の時でしたね。

あの時の「寄らば斬るぞ」のエリカ様オーラは、見ていて本当ヒリヒリものでした。僕は当の映画も見ましたが、沢尻さん個人の言動の方が映画よりナンボも面白かったです。それもどうよ、って話ですよね。

彼女はガムのCMで芸人さん達と共演した事があるんですが、その時一切彼等と馴れ合う事は無かったそうです。

そのCM内でするダンスの振付を教えてもらった後も、彼女は一人で控室に立て籠り、誰とも一緒に練習しませんでした。

しかし本番では誰よりも完璧に踊ったとのことです。おぎやはぎの矢作さんは彼女を称して「ドプロ」と言っていました。

僕は彼女の作品や言動から、不器用さや生き辛さ、でもそこから来る鋼の様なプロ意識と芯の強さを感じていました。そんな彼女が薬物に手を出してしまった事に、何ともやりきれない思いがします。

 

薬物という名のフィルター

僕の知人で、20年程前芸能事務所に所属していたという女性がいます。彼女曰く「普通の感覚を持っていたら、芸能界で生き残る事は出来ない」とのことでした。

他人を思いやっているヒマは無い、とにかく常に自分をグイグイ売り込んでいく事を考えていなければ、第一線には立てないと言うのです。何とも殺伐とした業界です。

なにぶんにも20年前の事ですから、現状は違うかもしれません。ただ最近薬物関係で捕まった芸能人の方々を見ると、再犯だったり10年以上薬物使用していたりと、依存性は高そうです。

そういう物に頼らないと、自分を保てない厳しい世界であるのかもしれません。

しかし芸能人の皆さん、当たり前のことを言いますが、
絶対にクスリはやらないで下さい。

いや、芸能人じゃなくても、やっちゃいけないのは重々承知しているのですが、特に「作品」と呼ばれる物を残す人にはやって欲しくないんです。

エンタメ好きの僕は、これまでに様々な映像や音楽に感動をもらいました。大笑いしたり、やる気になったり、癒されたり、大号泣したり、多くの作品が与えてくれたそんな感情の揺さぶりを、僕はとても大切に思っています。

でもそれを創り上げた人が薬物を使用していたとなると、「この作品って薬物によって生み出された物なの?」という疑念が湧いてしまいます。

昨日まで純粋に感動を楽しんでいたのに、今日は薬物というフィルター越しにその作品を見てしまいます。

それは僕にとっても大変悲しく辛いことですが、創造した本人にとっては辛いなんてものじゃないでしょう。自分の力で創り上げた物が、全部薬物による産物とみなされてしまうんですよ。悔しくて悔しくてたまらなくないですか。

自分で自分の作品を貶める様な事を、決してして欲しくないんです。

僕は最近槇原敬之さんの逮捕が本当にショックでした。デビューから30年、芸能界の荒波は辛かったのかもしれません。だけど、そこにまた手を出して欲しくなかったですよ、槇原さん。

 

感動は己の力で

今回は大河ドラマ「麒麟が来る」の濃姫代役についてお話しました。

大河ドラマ「麒麟がくる」は、U-NEXTamazonプライム・ビデオ、で視聴する事が出来ます。(2020年3月現在)

「麒麟がくる」で川口春奈さんは大きく成長されると思います。一年近いスパンで一つの役をじっくり演じるのは、今の日本ドラマ界で大河ドラマ位です。

彼女もきっと「普通の感覚」ではない根性の持ち主です。一年かけて、美しく凛々しい濃姫を自らの力で創り上げていってくれる事でしょう。

ドラマが終わる頃には、代役だったなんて誰も覚えてない位の当たり役になっているといいなぁ。

そして、沢尻さん。今のところ彼女は芸能界引退を考えている様です。あれだけ華のある人がいなくなるのはやはり寂しいです。しかし、犯罪は犯罪ですからね。厳しい目も必要です。

彼女の復活が無ければ、恐らくこの記事もどんどん埋もれていってしまうでしょう。今後彼女が己の力を駆使してまた世に出てくるのか、そして僕のこの記事が何年か後に日の目を見る事があるのか。今はそんな事を楽しみにしながら、「麒麟がくる」を鑑賞したいと思います。