先週の『麒麟がくる』では光秀が鉄砲を作れる鍛冶(かじ)職人・伊平次に会うことができましたね!
まだまだ最初の方なので登場人物の性格や関係性がふんだんに表現されていて、なかなか面白かったです。
そんな先週のあらすじはこちら。
先週4話まで、斉藤道三は光秀が持ち帰った鉄砲にあまり興味がなく、光秀の話より近隣尾張の動向の方が気になっていました。 し…
前回、光秀は鉄砲が造れる刀鍛冶(かじ)伊平次に会えました。そしてその仕組みを知るために、鉄砲を分解して教えてほしいと話していましたね。
今回はその続き、伊平次と会ったことで何が起きるのか?そして視聴率についてもお話しします。
視聴率はどうだった?
まずは視聴率についてお話しします!
前回は個人的に、なかなか面白い回だったので前回を含めてどうだったんだろうと思ったんですよね。
麒麟が来る・第5話の視聴率は13・2%!
そして第6話の視聴率は13・8%!!(ともに関東地区の平均視聴率、ビデオリサーチ調べ)
となっていました!前回から0・6%アップですね~。やはり今回は何かが動く!という期待もあってアップしたのでしょうか?
では視聴者が増えた第6話について、これからお話ししたいと思います!
第6話「三好長慶襲撃計画」をネタバレしつつ解説します!
というわけで、第6話「三好長慶襲撃計画」の公式によるあらすじはこんな感じ。
将軍・足利義輝(向井 理)も列席する連歌会で、時の権力者・細川晴元(国広富之)による松永久秀(吉田鋼太郎)と三好長慶(山路和弘)の暗殺計画があることを光秀(長谷川博己)は知る。京の町の安寧が崩れることを恐れ、光秀は館に潜入し三淵(谷原章介)と藤孝(眞島秀和)らと協力して、松永らを救うことに。そこで傷を負った光秀は、東庵(堺 正章)の診療所へ運び込まれ、駒(門脇 麦)とひさしぶりの再開を果たす。
光秀、暗殺計画を聞く
寺についた光秀は、刀鍛冶(かじ)伊平次から鉄砲の仕組みを学んでいました。光秀は、鉄砲の筒を除いてまっすぐに貫かれている事に感心し、「実に美しい…」と言いました。
伊平次は、「これを美しいと言ったのは十兵衛様(光秀)と久秀様だけだ。」と話します。久秀はその時、「人が造ったものは美しい」と言ったとか。
久秀はみんなに恐れられているけれど、美や文化的なものに理解を示す心があると話す伊平次。
そして伊平次は松永を心配します。「今日の歌会で三好長慶と松永久秀が細川晴元に狙われている」と。
なんでも伊平次は遊郭にいる時、夜中に歌会の席を襲撃する話を聞いたというのです。
三好長慶と細川晴元は、京都の支配権をめぐって対立しています。
長慶は万里小路家(まりのこうじけ)で開催される連歌の集いに参加すると松永に話します。
「歌の先生・宗養(そうよう)も来るから参加しなきゃいけない」と。
部下の松永久秀は「お供します」と言ってついて行きます。
連歌は、複数人で集まり和歌を上の句「五・七・五」と下の句「七・七」に分け交互に詠み連ねる(よみつらねる)歌のこと。複数の人で次々と詠み継いでいくので、前の句や全体の流れを詠み解く教養とセンスが求められます。今でいうセッションみたいな感じでしょうか?
ミュージシャンの方が、互いに合わせて即興で歌ったりするあれです。三好長慶も、連歌会が好きだったと言われています。
熱血光秀!熱く語る!
光秀は伊平次から長慶暗殺計画を聞き、いてもたってもいられません。そこには間違いなく友人の松永久秀もいて、襲撃されれば命が危ない。そしてまた京都が荒れてしまうと。
光秀の願いは世の中が平和になる事。戦乱で町や人々が疲弊するのは見たくないわけです。光秀は急いで三淵(みつぶち)に警告します。
ちょうど三淵藤英(谷原章介)の館では能(演劇)を鑑賞していました。そこには将軍・足利義輝が!
話を聞いた細川藤孝(三淵の弟)は「細川晴元はけしからん!」と日頃の不満が爆発します。
すると三淵は、「ただの家臣の内輪もめにわざわざ将軍家が出て行って介入する必要はない」と言います。
しかし光秀は見過ごせません。光秀は熱く語ります!
「そんな事でいいんですか!将軍とは武士の統領(トップ)ですよ!全ての武士の頭であり、武士の鏡であり、武士を一つにまとめ世の中を平和に治める方でしょ!将軍が争うなと一言命令しなければ世の中は平和になりません!
足利将軍家が家臣の内輪もめすら見て見ぬふりしてたら争い事はなくならない!将軍様がビシビシ仕切って、馬鹿者が!もめてんじゃない!って一喝して、しっかりまとめてくれるのが将軍家じゃないんですか!!」
そう言って光秀は、襲撃があると聞いた歌会会場へ向かいます。熱い!熱いですね!光秀!!いいですね。
光秀はこの頃二十歳前後でしょう。若いこともあって熱くなってしまったのでしょうね。
隣の部屋でこの熱弁を聞いていた将軍・義輝は、
「あいつの後をついて行って援護せい」と三淵と藤孝へ指示しました。
熱い光秀の様子はこちら。
【追麒麟①/第6回】#麒麟がくる pic.twitter.com/ocghZTNkyY
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) February 23, 2020
危機一髪、救出成功だが・・・
その頃、万里小路家(まりのこうじけ)では長慶参加の連歌の集いが始まっていました。ボディーガードについてきた松永久秀は近くの部屋でゆっくり待機。
するとそこへ襲撃が始まります。襲撃が始まってすぐに光秀も到着!三好長慶・松永久秀に加勢します。
そこへ将軍義輝から援護するよう指示を受けた藤孝・藤英も到着。長慶と久秀は命からがら会場を抜け、一命を取り留めたのでした。
その乱闘の最中に光秀は刀傷をうけていました。藤孝・藤英は心配しますが大丈夫と言い、ちょうど京都に帰ってきている医者東庵のもとへ向かいます。
駒の恋心
刀傷は意外と深かったようで光秀は到着と同時に気を失い二日間、目を覚ましませんでした。目を覚ました光秀に心の底から嬉しそうにする駒。
東庵先生は「助手・駒がとても心配して二日間ずっと離れず付きっきりの看病をしていた。」と意味ありげな表情で話します。
東庵先生、駒の気持ちに気づいてますね。
十日後、細川藤孝は目を覚ました光秀を見舞いに訪れ感謝していました。そして襲撃の前に、光秀が将軍家が武士を一つにまとめるのが筋だと熱く語ったことに感動し京都に残らないか(将軍家に仕えないか)と勧誘します。
ヘッドハンティングですね!でも光秀は断ります。ええええ!!
光秀は「美濃も荒れているから争い事が絶えない。5年後10年後にそれがまとめられたら美濃のみんなで藤孝に加勢しますよ」と話します。
そんな話をしていたら、東庵先生が駆け込んできました。東庵「美濃の斉藤家が大垣城を攻めたと聞いたぞ!」
ギャフン!ですよ。もともと大垣城近辺は斉藤家が治めていたんですが、尾張の織田信秀に奪われている状態でした。
また争いが!!光秀は美濃へ帰ることにします。
光秀は傷がまだ癒えていないので、駒に付き添われて美濃へ帰ることになります。帰る途中、宿がなく空き家で寝泊りすることになりますが、夜は冷えるのに布団がない!
かけ布団がわりにござを一枚入手するのですが、駒は「負傷者の光秀に使ってほしい」と・・・。光秀は「寒いから一緒に入ったら?早く。いいから入ってここで寝なさい」と駒を呼びます。隣に座る駒の肩を抱きよせて眠る光秀・・・。
気づいてないのか!?光秀!気づかないのか!?
駒は、ぴったりと隣に座り、肩を抱かれていることに落ち着かない様子ですね。光秀を意識しすぎてドキドキしてるようです。初々しい!かわいいですね、駒さん。
光秀の正室はあれなんで、この先どのようになるのか気になります。
このいい雰囲気の焚火シーンは後から追加されたようですね。焚火の揺らぎが二人の顔を照らして、麦さんがおっしゃる通り心の揺らぎまで感じます。
「火をたくという描写は台本にはなく、監督のアイデアで足された設定でした。揺れながらだんだんと消えていく炎が駒の心情と、歌と、ぴたりと重なって、あのシーンの空気感を丸ごと包み込んでくれたように思います」(門脇麦)#麒麟がくる pic.twitter.com/HsKRi9DejB
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) February 23, 2020
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現在、大河ドラマは日曜日20時から放送で、再放送は翌週土曜日の13時5分から放送されています。
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