ごきげんいかがでしょうか?福です。
先週、第6話では真剣で熱い光秀のシーンや、危機一髪での襲撃の阻止に、恋する駒のドキドキシーンで見どころ沢山でしたね。
そんな先週のあらすじはこちら。
先週の『麒麟がくる』では光秀が鉄砲を作れる鍛冶(かじ)職人・伊平次に会うことができましたね! まだまだ最初の方なので登場人物の性格や関係性がふんだんに表現されていて、なかなか面白かったです。 そんな先週のあらすじはこちら。[…]
先週も充分、面白い回だったのですが、今週はより面白いものになってました!
なのでネタバレもありですが、”あらすじ”と今週の視聴率についてもお話しします!
視聴率はどうだった?
まずは視聴率はどうだったか話したい!ということで聞いてください!
また上がってました!『麒麟がくる』第7話の視聴率は15.0%!
前回、第6話の視聴率が13.8%だったので1.2%アップ!(ともに関東地区の平均視聴率、ビデオリサーチ調べ)
その前の第5話が13.2%なのでじりじり上がってますね!第5話も個人的に面白かったとお話したのですが、今回7話も面白かった!
どこが面白かったかはこれからお話しますね!それではあらすじをどうぞ~。
第7話「帰蝶の願い」をネタバレこみでお話します!
というわけで、まずは第7話「帰蝶の願い」の公式によるあらすじはこんな感じ。
駿河の今川義元(片岡愛之助)の動きに脅かされた信秀(高橋克典)は、美濃の道三(本木雅弘)と和議を結ぶことを決める。そのために、道三の娘・帰蝶(川口春奈)を、信秀の嫡男・信長(染谷将太)の妻に迎え入れたいと申し出る。
旅から明智壮に帰った光秀(長谷川博己)を、帰蝶が待ち構えていた。幼なじみで、ほのかな恋心を抱く光秀に、今回の尾張への輿(こし)入れを止めてほしいと頼む。一方、道三からは、口をきかなくなった帰蝶を説得するように命じられる。
斉藤道三、大垣城(大柿城)の奪還に成功する
1548年(天文17年)斉藤道三は、織田信秀から大垣城の奪還に成功します。
財力も兵力も勝っていたはずの信秀がなぜ撤退したかというと、信秀の古渡城が本家・織田彦五郎から攻撃を受けたからです。
尾張地方の城など、位置関係はこちら。
実は織田信秀、位の高い武将ではなかったんですね。地方自治において朝廷(天皇や公家)から近い順に「守護」、「守護代」、「地頭」となっています。
尾張国においては
・守護 :斯波義統(しばよしむね)
・守護代 :織田彦五郎(清州城主・織田本家)
・地頭(国衆):織田信秀
となっていて、信秀は守護大名から見れば「一家臣」だったわけです。
信秀は軍事力、財力も持っていたので勢力を拡大していました。(美濃の大垣城をとったわけですから)
守護代である織田の本家は、できるタイプの信秀を気に入らなかった。これ以上強くなられては、本家より家臣の方が領地が広く偉くなる。で攻められたのです。
大垣城から帰ってきた信秀は家臣の平手政秀に「織田彦五郎は守護代とはいえ同じ織田家なのに、なんでそんなことするかね?」と話します。
平手政秀は、信秀が本家から良く思われない理由が解っていないので解説しました。「殿への嫉妬ですよ。」と。「(信秀には)交易の要である津島・熱田があり尾張一の富を持っている。その上、戦も強い。金もあり力も強い縁者などつまずいて死んでしまえばいいのに、と思う人もいるんですよ。」と。
そして今の良くない状況についてニ人は話し始めます。織田本家からも攻撃されて、美濃とも戦って、さらには東の今川とも戦わなければいけない。特に今川は手ごわい。
信秀は最近息切れがするようで、「2つの敵なら何とかできても3つはきびしく手に余る。そこで美濃と手を結ぼうと思う。」と話します。
光秀、京より帰宅
場面は変わって明智家では、光秀の母・牧と叔父・光安が囲碁をうっていました。
光安は殿・道三に尾張と同盟を結ぶために娘の帰蝶を嫁にやろうと思うがどう思う?と聞かれ、答えに困ったと話します。
帰蝶様は夫・美濃の守護・土岐頼純(ときよりずみ)を亡くして間もないのに嫁がせる(とつがせる)のはどうなのかな?と。
すると光秀が間もなく帰ってくると知らせが入ります。二人はうなずき帰宅を待つことに。
しばらくして光秀(十兵衛)が帰ってくると、帰蝶が訪ねてきました。
帰蝶「鶴の群れがこの辺りに来るから見に来た。帰ったのなら顔を見せるのが筋でしょ。なのにわが城を素通りして帰るとは、他人行儀だなぁ」
帰蝶が来ると母は光秀に叔父の光安が話があると言ってたから、今から話してきなさいと言います。光秀は叔父の部屋へ。
叔父・光安から「帰蝶様は何をしにきたのかな?」と聞かれて、光秀は「鶴を見に来たと言ってました。でも、鶴が来るのはずっと先なんですけど。」と不思議そうに話します。
光安「十兵衛、あの帰蝶様が鶴を見に来たと本気で思われる方か良く考えろ。」と言います。
光安は光秀に手招きして、近くに寄るようにジェスチャーします。声を落として
光安「実は尾張の信秀が同盟を結びたいと言ってきた。殿・道三は同盟には同意した。したのだが向こうは口約束では頼りない。織田家は長男がいるので、帰蝶様を嫁に欲しいと言ってきた。」と
続けて光安は話しました。「殿が帰蝶様にそれを話すと即座に嫌だと言ってそれ以降口を利かないそうだ。」
光秀「ふ~ん、で私に話とは?」
光安「いとこ同士で子供の頃から仲がいいだろ?光秀から帰蝶様の気持ちを聞いて欲しい。」
そう言ってまんじゅうをすすめます。
光秀「・・・・・はぁ!?」
毎話出てきてる感のある十兵衛の『はぁ⁉︎』がとても好きです😂#麒麟がくる pic.twitter.com/w5WGWTB7ob
— 紬 (@knk__3254) March 1, 2020
光秀は仕方なく帰蝶にちょっと聞きたい事があると言って二人きりに。「こちらへお座りください。」と光秀が言うと何かを察したのでしょう。
帰蝶「卑劣ないやしい話なら立って聞く。嫁に行かせる話か?一度目は何もわからず父にしたがって嫁に行った。それでどういう目に合ったか知ってるでしょ?」
美濃の守護は土岐頼純だったのですが、実際は斉藤道三が実権を握っていました。その帰蝶の夫・頼純は意見の違いから道三に毒殺されてしまったのです。
幼い頃、光秀は蜂に刺されたり木から落ちて泣いていた時、武士の子がこんなことで泣いては恥ずかしい、だから誰にも言わないで欲しいと帰蝶に頼みました。
帰蝶は親しい光秀の頼みだからずっと守ってきた。だから今度は尾張に嫁にやってはいけないと、父から私を守って欲しいと光秀に頼みます。
場面は変わって光秀の母・牧と駒。駒は稲葉山城(岐阜城)を訪れた際、帰蝶様がお嫁にいくと城の者が噂していた事を牧に話しました。
牧は姫が他国へ嫁ぐというのは国の一大事、軽々しく話してはいけないと注意します。とはいえいずれ女性は嫁いで、子供を産み育てるのが世の習いですよと。
すると駒は少し淋しそうな表情に。
駒「思っても、思いが遂げられない人はどうすればいいのでしょうか?身分、暮らし向きの事、さまざまなわけで嫁ぐことがかなわないものは・・・」
2人が話しているところに光秀が戻ってきます。駒は「お茶が冷める前にどうぞ。」と言って光秀にお茶と干し柿をすすめるのです。となりで干し柿をほおばる光秀を見つめる駒なのでした・・・。
せつない!!せつな過ぎる!明らかに光秀のことが好きなのに・・・本人(光秀)も気づいていませんからね。
道三ぶち切れ!光秀もぶち切れ!?そして道三、夢を語る。
帰蝶の気持ちを聞いた光秀は叔父の光安と一緒に道三の居室に向かいます。城に到着して光安は何か察知したのか、光秀に釘を刺します。
「光秀、余計なことは言うなよ?帰蝶様が話した通りに報告するのだ。自分の意見はいちぶたりとも入れてはならん!」と。
光秀は、わかってますよという表情で「はいはい」と返事しました。すると光安「はい、は一回で良い!」
そして道三の居室へ。
道三「人を説得するには、まず自分が正しいと思う事が大事だ。光安、帰蝶を尾張に嫁がせることは正しいと思うか?」
光安「同盟を結ぶためなら、やむをえないかと」
道三「十兵衛(光秀)は?何でも思った事をいえ。」
光秀「織田へ嫁ぐのは人質の意味もある。同盟は互いの思惑が違ってくると破られることも多々あります。するとまず切られるのは人質。そうすることが正しいかどうか。僕の気持ちとしては耐えられません。」
道三「耐えがたいのは父親のわしが一番感じること。光秀以上につらい。胸が張り裂けそうだ!わかるか!?その気持ちを断ち切る程の価値が、この同盟にあるかどうかを聞いてるんだ!そのことをわかってるのかと聞いてるんだ!」
光秀「同盟の値打ちを測りかねています。なので私から帰蝶様に納得してもらうのは無理です。」
道三「!?、無理?」
光秀「できません。」
道三「同盟をあきらめろと言ってるのか?」
光秀「そうはいってません。」
道三「説得できないならそうだろ!」
光秀「私には無理ですと申し上げてるだけです!」
道三「じゃ用はない!!帰れ!!」
光秀「わかりました!帰ります!!ごめん!!!」
道三「このばか者がぁーーーー!!」
出ていく光秀!刃物(爪切り)を投げる道三!
道三「光安!!光秀を呼び戻せ!!」、光安「ははー!」
パワハラ上司にブチ切れて立ち去る光秀くん
↓
突然修羅場に巻き込まれてあわわわな叔父さん
↓
バーカバーカ!とガキ大将のように腹いせに爪切り?を投げつける道三殿光秀くんが使える人材だけにハラキリは免れたけど、喧嘩の内容がクソガキレベルで爆笑
#麒麟がくる pic.twitter.com/ChgcbD5A2P
— akir(リプ不要) (@arien0727) March 1, 2020
第7話、帰宅指示からの呼び出し。
斎藤利政VS明智光秀の戦いを叔父上・光安でオチつけるのズルい。#麒麟がくる #麒麟絵 pic.twitter.com/hWZ85B3a0V— 諏岸 (@sugishi125) March 1, 2020
十兵衛の「分かりました!帰ります!!」威勢良すぎてめっちゃ笑った
みんなも帰りたいときに使っていこう#麒麟がくる pic.twitter.com/s97wHtZFZJ— 兼彌梛 (@End_Kamina0231) March 1, 2020
光安に戻るよう言ってこいと頼んで、戻ってきた光秀に道三は夢を語ります。
道三「先日、京都の松永久秀殿から手紙をもらった。都で最も恐れられている三好長慶の側近だ。なかなかのやり手と聞いておる。世話になった、立派な家臣だと書いてあったぞ。京で何をしたかは解らないが、褒めてつかわす。」
光秀は腑に落ちません。さっきあれだけ怒鳴られましたからね。(笑)
続けて道三は話します。「京都で内裏(だいり:天皇の住まう館・皇居)の塀を見てきたか?」と光秀に聞きますが、「塀は見たものの中は見えなかった。」と光秀は答えました。
引き続き道三は語ります。「その塀は数年前、洪水で壊れたが、その修繕費のための寄付を全国に募った。すると織田信秀はポンと4000貫(かん:円のようなお金の単位)を出したという。守護大名でもないのに。
領地も広い三河の守護大名・今川義元(いまがわよしもと)は500貫。わが美濃の守護大名・土岐様は1貫も出せなかった。」
驚く光秀。道三の父は商人でした。その父から道三は「海のある国は食べるに困らない。」と聞いていました。その理由はこうです。
道三「魚がとれて、港ができる。港ができると船がくる。船が出入りできると、木材や織物、諸国の品物を山のように積んで来れるから市場ができる。すると港町には商人が集まる。お金がどんどん動いて、そこから利益が生まれる。尾張はそういう国なんだよ。」
道三「この美濃には海がない。苦労して田を作り畑を耕しても一年分の稼ぎを、海の恵みはあっという間に超えてしまう。わしは戦がしたいわけではない。国を豊かにしたいんだ。海を手に入れたい。海に行く為に戦をしてきたようなものだ。
その尾張が手を差しだしてきたんだよ。同盟を結べば海へ行ける。わしの仕事は国を豊かにすること。豊かになれば国はひとつにまとまる。同盟は一滴の血も流さずに豊かになれる。
それがこの同盟なんだ。帰蝶にその話をして欲しい。一度嫌と言ったら動かない娘だから、自分の手におえないわけで。ウマが合う光秀になんとか話をして欲しい。」と。
なるほど。涙が出ますね・・・。さっきの怒鳴り声がうそのように記憶から消えていきそうです。
同盟のメリットはこうです。
- 織田信秀にとって、今川・織田本家との争いに集中できる。
- 斉藤道三にとって、津島や熱田の港町での通商ができるようになる。
戦国時代の貨幣の価値ですが、地域によって、また時代によって変動があるので諸説あります。(木材が手に入りやすい山間部では木材は安く、海岸沿いや平野部では木材は高いなどですね。現代のように統一されていないという事です。)
いろんな文献から1貫=5~15万円という事なんですが、NHKの時代考証班では1貫=約15万円と考えているようでした。
すると信秀がポンとだした金額は、なんと約6億円、今川義元は約7500万円ということになります。
信秀が治める熱田には港の市場だけではなく、熱田神宮があり、三種の神器である「草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)」をまつっているので朝廷や各地の大名からも崇敬(すうけい:リスペクト)されていました。
伊勢神宮の「お伊勢さん」と同様に「熱田さん」と親しまれ、年間約700万人の参拝者でにぎわっていたそうです。
単に市場があるだけではなく、参拝客の宿泊や食事なども必要なので、より多くのお金が熱田の近くで落とされることになったかと思います。だから信秀の国は財政が豊かだったのですね~。
1貫の価格考証の引用:麒麟がくるNHK公式ホームページ
それぞれの理由
道三の話を聞き、帰ろうとすると斉藤家の長男・高政(斉藤義龍)に呼び止められます。美濃の国衆と高政は今回の同盟に反対しています。
高政の主張は、
- ずっと敵であった信秀は尾張の守護大名でもない。なのに同盟を結んだら、織田本家を敵に回す。もちろん織田信秀と対立する今川義元も敵になる。
- それに美濃の守護大名は土岐家であり、ずっと土岐家に仕えて(つかえて)きた。この美濃は土岐家が治めるのが筋だから、土岐頼芸(よりのり)様にお伺いを立てるのが筋。
- 光秀の明智家は土岐家に血筋がつながる家柄なので、長年の敵に得をさせるような愚かな同盟には反対で間違っていない。
光秀は悩みます。道三の言う事もわかるし、高政の土岐家が納めるのが筋というのもわかる。それに帰蝶が同盟のために嫁に行きたくないというのも解る。
いったん光秀は帰蝶もいる明智城へ帰ります。
信長を探しに尾張・熱田へ潜入
明智城では駒と帰蝶が一緒に化粧をしてました。女子会みたいです。ほほ紅をもう少しぬったら?なんて言って、とてもかわいい。
帰蝶は化粧をした顔を光秀に見せて聞きました。
帰蝶「十兵衛、(化粧してみたけど)どう思う?」
光秀「旅芸人みたいです。」
帰蝶「旅か・・・旅をしてみたいなぁ。船に乗って、海を渡って~。」
光秀は随分前から旅してあちこち行ってますが、帰蝶はお姫様なので旅はできません。軟禁とまでは言いませんが重要人物なので他国に出すわけにはいかないのです。
すると帰蝶はおどけて「十兵衛!供をせよ!」と。
すると帰蝶からオーダーがでます。
帰蝶「信秀の長男・信長は、尾張ではうつけ(大ばか者)で有名らしい。でもこの美濃には彼を見たことのある人間はいない。だから光秀に織田信長を見てきて欲しい。」と。
織田信長は尾張でバカ息子だ、うつけだなんだと評判が悪いようです。まともじゃない。あの身なりもおかしい。庶民のぼうず(子供)たちとつるんで悪さばっかりしてると噂で聞いたのです。
帰蝶も武将の娘。武将たちの習慣で、そういう身分の自分は”同盟のために嫁ぐことがある”ことぐらい知っています。旅にでるなんてそんなことはできないし、結婚も断れません。
運命にはあらがえないかもしれないけど、せめて納得したうえで嫁ぎたいというのです。それで信頼する光秀に織田信長を見てきてほしい、「うつけを探してきて」と言うわけです。
帰蝶の要望により、光秀は熱田の市場に潜入します。商人に変装して町の様子をみると確かににぎわっています。魚も沢山売っていて、往来する人で通りを歩くのもぶつかりそうなほどです。なるほど、道三が言っていたのはこのことかと光秀はうなずきます。
光秀は信長をさがしますが見つかりません。すると市場の一角で菊丸(三河出身の農民・岡村隆史)が味噌を売っていました。
久々の再会に驚く二人。
光秀は菊丸に話します。「織田信秀の長男・信長を知らないか?どういう男か手がかりだけでもわかればと思ったんだけど、やっぱり見つからないよな。」と。
すると菊丸は「どういう理由かしりませんけど、お顔を見るだけなら簡単なことです。最近、信長様は毎日お供を連れて漁に出てます。港で待っていれば明け方には戻るはずですから。」と!!
翌朝、夜が明ける頃、光秀は港で船が戻るのを待ちます。すると朝日に照らされた一つの船が!船の先頭には仁王立ちの信長が!!・・・第7話終了!!
道三とのやりとり。国衆や道三、帰蝶の胸の内。駒さんの切ない気持ち。美濃とは違う、熱田のにぎわいなどなど見どころ盛りだくさんでした!
実は、熱田のにぎわいを実際に体験することができます。
撮影現場へバーチャルですが入ってみてください。それでは、熱田の市場へGO!
港のある町のにぎわいはどうでしたか?町民は豊かでなかなか楽しそうでしたね。次回も楽しみです!
『麒麟がくる』を見逃したんだけど、どうしたらいい?
現在大河ドラマはNHK放送で日曜日20時からですが、見逃した場合に再放送が翌週土曜日の13時5分からありますので安心してください。
それも見逃した!第1話から見てみたい!って思われた方も、登録は必要ですが、安心安全な動画配信サイトで見ることができます。
文中の画像出典元:NHK「麒麟がくる」公式ホームページ