『麒麟がくる』24話のタイトルは「将軍の器」!義輝が殺害された!

『麒麟がくる』もいよいよ24話目だね。そろそろ光秀が表舞台に出る場面が近づいてきたかも。
優子
義輝・殺害のキーワードがでてるじゃない。嫌な予感しかしないわよ。
ママの想像通りだよ。あらすじでキチンと説明するから待っててね。
優子
全然嬉しくないわ~
ここから先はネタバレです。ご注意下さい。

『麒麟がくる』

「光秀は激怒した!必ず松永久秀に問いたださなければならぬ。光秀は愚直である。浪人暮らしで勉強をしてきた。けれども、足利義輝様は麒麟がくる平和な世の中を望んでいた。光秀は京へ馬を走らせた」

重要な登場人物

明智光秀(あけちみつひで)

…憎い!!

麒麟がくる世を願う武士で、浪人の身である。同じ志を持つ足利義輝を尊敬し、短い間だが彼に仕えていた。義輝殺害の知らせを聞いた光秀は、松永久秀の屋敷に一人で乗り込む。

松永久秀(まつながひさひで)

儂が憎いか?

大和の戦国大名で光秀を気にかけている。義輝を殺さないと光秀に約束したが、三好の残党と久秀の息子たちによって、義輝は殺害された。久秀は激怒する光秀に向き合う。

覚慶(かくけい)

…死にとうない。わたしは兄とは違う。

足利義輝の弟で、足利将軍家の家督相続者ではないため仏門に入っていた。兄の死後、室町幕府の将軍候補となる。武家の教育を受けていないので、死を怖がっている。

近衛前久(このえさきひさ)

三好の一族はとんでもないやつらだ

若き関白で行動力がある貴族である。現在は三好一族に追われている。理由は、足利義栄を次の将軍にする様迫られているからだ。持ち前の行動力で逃げ続けるもの、次第に追い詰められていく。

24話を読む前に22話と23話の別記事を紹介します。ぜひ読んで下さい。

関連記事

福 やったー!! 優子 パパ。どうしたの?声上げて。 福 驚かせてごめんね。NHK『麒麟がくる』が放送再開されたんだよー。 優子 よかったじゃない。そした[…]

関連記事

福 こんにちは、福です。今回はママと一緒に『麒麟がくる』のレビューをします。 優子 優子です。今回は光秀と義輝の関係を中心に紹介します。 福と優子 よろしくお願いします。 &nbs[…]

 

24話「将軍の器」

義輝殺害

永禄8年5月(1565年)、三好一族たちは、京の二条御所を襲撃した。そこにいた足利義輝は多数の兵士を切り捨てるも殺されてしまう。30歳という若さで儚く散った生涯だった。

優子
いやー。義輝が死んじゃったわー。
剣の達人でも、一人だけじゃだめだったね。三好の兵士は障子を有効活用してたよ。
義輝殺害の知らせを左馬助(光秀のいとこ)から聞いた光秀は激しく怒りを覚え、大和国の城主である松永久秀の元へ向かう。
一方、松永久秀は細川藤孝と話し合っていた。「…覚慶さまはご無事か?」と尋ねる久秀に、「すでに三好一族に確保され幽閉されています。義栄さま(足利義輝のいとこ)を次の将軍にしようと企てております。」と返す。
情報共有した久秀と藤孝は、覚慶奪還に動き成功した。三好の野望を一旦は食い止めた形に安堵した久秀だが、激怒した光秀が来た。
優子
なんで三好は覚慶を幽閉したの?義栄を次の将軍にするだけでいいんじゃないの?
覚慶は義輝の弟で、義栄は義輝のいとこだからね。三好にとって覚慶は邪魔な存在なんだよ。このままだったら覚慶は殺されていたと思うよ。
優子
将軍だった義輝を殺害した連中だから、覚慶殺害もやりそうよね。

怒る光秀と冷静な久秀

光秀と久秀が対面した。人払いをさせた久秀が光秀に語りかける。

久秀:わしの読みが甘かった。息子たちのしでかした事とはいえ、わしも責任を取らねばならん。

久秀は玉を込めた火縄銃を光秀に渡し、銃身を自分の頭に押し付けた。後は光秀が引き金を引けば死ぬ。

久秀:腹が立つか?  光秀:腹が立ちます!
久秀:わしが憎いか!?  光秀:憎い!!

憎しみの感情をぶつける光秀だが、引き金は引けない。このお方を殺してはならないという思いが憎しみを上回っていた。火縄銃を別方向に向けて撃った光秀は、その場で佇んでいた。

この瞬間を待っていたといわんばかりに、久秀は話を続けた。

久秀:朝倉殿から文を預かっているのだが、覚慶さまが将軍の器かどうか、お主に判断してほしいとの内容じゃ。もし覚慶さまが将軍にふさわしいお方であれば、朝倉殿は覚慶さまを越前にお招きするとのことじゃ。この依頼を受けるかどうかはお主で決めよと言うておったわ。

久秀は光秀に「このまま朝倉の元でくすぶっているつもりか」と諭した。

優子
久秀は光秀の事が好きなのね。はぁ〜、いいわ!
ママ、おっさんずラブの見すぎだよ。久秀の俳優さんが出演してるから、そう見えるだけだよ。
優子
パパには分からないのよ。おじさんの片思いの尊さが!!
えぇ〜。僕は久秀が光秀を信頼してた結果、こうなったと思うけどな。

近衛前久の苦悩

近衛前久は望月東庵(京の名医)の自宅を訪れていた。伊呂波太夫(旅芸人の座長)に会うためである。

現在、東庵の自宅に三好の兵たちが取り囲んでいる状態なので、個室で2人きりで話し合う前久と太夫。身分は違えど、幼き頃ともに過ごし、言いたい事が言える仲だ。

前久:わたしは弟の覚慶さまが次の将軍となるべきと考えています。だが、三好の要求を断れば殺されるでしょう。太夫、わたしは迷っています
太夫:三好の言う通りにすればいいではありませんか。前久さまは関白です。武士の争いで死ぬことはないでしょう
前久:しかし、義栄さまを将軍にしたら戦が起きてしまいます
太夫:いいではありませんか。戦をして武士が居なくなれば平和な世の中が訪れます。どうせ前久さまも同じ事を考えてたんでしょ。

次の将軍としての器

覚慶が藤孝の庇護下にいることを聞いた光秀は、藤孝の元へ向かう。屋敷前で光秀と覚慶は初対面を果たす。

覚慶:そなたは?

光秀:明智十兵衛光秀と申します。(この時の光秀は十兵衛と呼ばれていた)

藤孝:明智殿は亡き義輝さまにお仕えし、覚えめでたきものにてございます。

覚慶:…そうか。三淵藤英(藤孝の兄)たちは、私を次の将軍にしようと尽力してくれておる。…なれど、その大任が私に出来ると思うか?私は戦が好きではないのだ。

怯えた様子はなく、穏やかな表情で語る覚慶が印象的だね。
優子
覚慶は義輝の弟なんだよね。キャストの関係で覚慶が老けて見えるわ。
その頃、前久は天皇に奏上(天皇に意見を述べる事)した。
次の征夷大将軍は足利義栄を推挙致します。

最後に

いかがでしたでしょうか?三好一族が有利に立っていますね。逆転するには織田や朝倉といった大名の上洛が必要です。

優子
三好が手強いわね~。連ドラのラスボスみたい。
光秀たちと三好の攻防もまだまだ続きそうだね。次回も楽しみだよ。
『麒麟がくる』はU-NEXTamazonプライム・ビデオで見る事が出来ます。(2020年10月現在)