「ハリーポッターと秘密の部屋」あらすじを徹底解説!重要な伏線も!

世界中で空前絶後の大ブームを巻き起こした、ハリーポッターシリーズの2作目。

ハリーポッターと秘密の部屋

画像出典:Amazon

今回はあらすじと解説をお話したいと思います。

本を読んだけど…映画は見たけど…どんな話だったかな?という方も必見!

2作目では、ついに主人公ハリーが最大の敵ヴォルデモートの過去の記憶と対面します。

これから始まる壮絶な戦いが、じわりじわりと近づいてくるようなストーリーですよ。

この記事は、ネタバレを含みます。

 

ハリーポッターと秘密の部屋 あらすじ

ドビーの忠告

夏季休暇中、ハリーは親戚のダーズリーの家で、いじわるをされながら過ごしていた。

息をひそめて生活しているところ、屋敷しもべ妖精の“ドビー”がハリーの部屋に現れる。そして、ハリーに「ホグワーツに戻ってはいけません。」と忠告するのである。

しかし、おじさん家族に意地悪されながら生活するよりも、ホグワーツ魔法学校に戻って楽しい生活がしたいハリー。

ドビーはハリーがホグワーツに戻るのを阻止するため、おじさんの大切なお客様の頭上からケーキをぶちまけるという暴挙にでた。

怒ったおじさんから部屋に監禁された(釘まで打ち付けて!笑)ハリーを、友人のロンと双子の兄弟が空飛ぶ車で救出してくれたのだった。

新学期の買い物で出会った“キーマン2人”

新学期の準備をするため、ロンの家族とダイアゴン横町にお買い物へ。ここでハリーは2人の重要な人物と遭遇する。

1人目ギルデロイ・ロックハート。新学期からホグワーツで闇の魔術に対する防衛術を教える先生なのだ。

実はこいつ、「忘却術」を使って人の功績を自分の手柄にするダメな先生なんです!授業もグダグダだし。

2人目ルシウス・マルフォイ(ドラコ・マルフォイの父)。かなり嫌味な男で、ロンのお父さんとあやうく一触即発になるところだった。

そこで、ロンの妹“ジニー”のカバン(バケツ?)にこっそり“みたいな物”を滑り込ませたルシウス

いや、結構堂々と入れてましたよね。ジニー気づかなかった!?これが今回の物語の鍵を握るのです。

買い物を済ませホグワーツ特急電車に乗るため、9と3/4のプラットフォームへ(壁をすり抜けて)行こうとしたが、なぜかハリーとロンの2人だけ通り抜けることができず、壁に激突!(これ、実はドビーの仕業なんです

電車に乗り遅れてしまった。

しょうがないので、2人は空飛ぶ車に乗ってホグワーツに向かう。

途中、空飛ぶ車が列車に追いかけられるシーンはかなり有名です!
着地に失敗して、あばれ柳に車ごと突っ込んだ2人。ロンの杖はこの時折れてしまいました。
「ハリーポッターと秘密の部屋」ではロンの杖が面白いほど大暴走してましたね。

ホグワーツで次々と起こる石化事件

ホグワーツに着き、少々怒られながらも学校生活を送っていたハリーたち。

しかし次々と奇妙な事件が起こり始める。ハリーは自分しか聞こえない謎の声を聴き、そして生徒(や猫や幽霊までも)が次々と石にされていく

「秘密の部屋が再び開かれた」という話題で学校はザワつきはじめる。

さらにハリーは授業中に、他の生徒たちの見ている前でヘビと(ヘビ語で)会話したため、“石化事件の犯人”だと疑われ始める。

ハリーはマルフォイこそが真犯人だと思ってたけど、結局マルフォイは関係なかったんだよね。

嘆きのマートル

女子トイレに住む幽霊“嘆きのマートル”(泣き虫でちょっと卑屈系女子)と話していると、マートルが「本を上から投げ込まれた!!!」とわーわー泣くではないか。それは日記だった。

ハリーが部屋に持ち帰り白紙のページに文字を書くと、文字が浮かび上がってきて日記と会話ができるのだ。

「秘密の部屋について知っている?」と尋ねると、日記は“50年前に秘密の部屋が開かれた時の記憶”を見せてくれた。

そこは記憶の中の白黒の世界。トム・リドルという青年が登場し、50年前にハグリッドが秘密の部屋で飼っていた“アラゴク”という蜘蛛が女生徒を殺したというのだ。

この日記は、その後何者かによってハリーのもとから盗まれます。

そんな時、ハーマイオニーまで石にされてしまう。

学校で起こり続ける事件の責任を問われダンブルドアは校長の退任を要求され、ハグリッドも「50年前の生徒殺しの疑い」で連行されていった。

禁じられた森と巨大蜘蛛“アラゴク”

ハグリッドが連行される際に言った「クモを追え」という言葉通りに、ハリーとロンは禁じられた森に行き、巨大な蜘蛛“アラゴク”に会う。

アラゴクは、「50年前の女生徒殺し」の犯人はハグリッドではないと言うのだ。

話を聞いて2人は、50年前に殺された女子生徒は「嘆きのマートル」なのではないかと推測する。

2人は石にされたハーマイオニーのお見舞いに行き、彼女の手に紙切れが握られているのを見つけた。その紙には「秘密の部屋」の怪物の正体が書かれていた。

いよいよ秘密の部屋へ、トム・リドルの正体

そこでまた事件が起こる。ロンの妹ジニーが「秘密の部屋」にさらわれてしまったのだ。

2人はロックハート先生をひき連れて、秘密の部屋へ向かう。

秘密の部屋につながる入口はマートルがいる女子トイレの洗面台だったのだ。なんとも分かりやすいのマークがついている。

ハリーとロンは嫌がるロックハート先生を秘密の部屋の入口へ放り込む。(おそろしい生徒ですね!)

途中でロックハートが抵抗し、ハリーたちに“忘却”の魔法をかけようとするが、杖が暴発しロックハート自身が記憶をなくしてしまうという、大ボケをかます始末。

その際に洞窟が崩れてしまったため、ハリーは仕方なくロンとロックハートを置いて1人で先へ進む。

ロックハートは折れたロンの杖を使ったから、魔法がはね返っちゃったんだよね。

ハリーが進むとそこには、ジニーが横たわっておりトム・リドルがいた。

これまでの犯行は、トム・リドルが日記を使ってジニーを操り行っていたものだった。

トムリドルは自分の正体を明かす。

TOM MARVOLO  RIDDLE(トム・マールヴォロ・リドル)」=「I  AM  LOAD  VOLDEMORT(私はヴォルデモート卿だ)」

トム・リドルの正体は若き日のヴォルデモートだったのだ。

文字の順番を入れ替えると、トムの名前がヴォルデモートになるアナグラムだったんですね。ひねってるなぁ~!

トム・リドルは巨大な蛇バジリスクを呼び出し、ハリーを殺そうとする。そこへ、ダンブルドアが飼っている「不死鳥のフォークス」が組み分け帽子を持って飛んでき、バジリスクの目をつぶしてくれた。

ハリーは組み分け帽子からグリフィンドールの剣を取り出し、その剣でバジリスクを串刺しに。

さらにバジリスクの牙でトム・リドルの日記を突き刺し破壊した。日記を破壊すると、トム・リドルは消滅した。

最後は、この一連の事件は日記を使ったルシウスの陰謀ということが分かり、ルシウスは理事をクビに。

ドビーもハリーの機転でルシウスから解放された。

石になった生徒も復活し、疑いのはれたハグリッドも釈放されて学園には平穏が取り戻されたのだった。

 

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「ハリーポッターと秘密の部屋」ここを解説

「秘密の部屋」とは?

“ホグワーツ魔法魔術学校を作ったのは”

グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルパフ、スリザリンという4人の魔法使いです。

スリザリンだけが、他の3人と考え方が違い、人間(マグル)や人間の血が混ざった魔法使い(半純血)を嫌う思想をもっていました。

スリザリンは他の3人と決別しホグワーツを去ることになったのですが、その時に「秘密の部屋」を校内に作ったというのです。

「秘密の部屋」の中には、スリザリンの怪物(バジリスク)を閉じ込めていて、その部屋を開くことができるのはスリザリンの後継者だけなんだとか…。

どうしてハリーはヘビ語(パーセルマウス)が使えるのか

知らず知らずのうちに「ヘビ語」を話していたハリー。

実は、ヘビ語使い(パーセルマウス)の能力は、かつてヴォルデモートがハリーを殺そうとした際に、ハリーに移ったヴォルデモートの能力だったのです。

ハリーは「自分はグリフィンドールではなく、スリザリンに入る人材だったのか…」と悩んでいました。

それに対しダンブルドア校長は「組み分け帽子がハリーをスリザリンに入れようとした時、ハリー自身がそれを拒否した。それがハリーとヴォルデモートが確実に違う点だ」と伝えました。

自分が何者かというのは、持っている能力ではなく、どういう選択をするかということ
この言葉、しびれました。目頭が熱くなりました。人生についての名言じゃないですか?!

トム・リドルの日記は重要なアイテムだった

今回、ジニーを操っていた、トム・リドルの日記。

これは「分霊箱」といって魂を切り分けて物や人に保存したもので、ヴォルデモートは自分の魂を7つの分霊箱に分けて保存していました。

その一つが「秘密の部屋」に出てくる”トム・リドルの日記”なんです。

この日記はヴォルデモートが学生時代に愛用していた日記帳。

分霊箱を作るには、生贄として人を殺さなくてはいけません。ヴォルデモートは日記帳を分霊箱にするため、トイレでいつも泣いている邪魔くさいマートルを生贄にしたのです。

分霊箱は今後のストーリーにも出てくる重要な伏線なんですよ!

まとめ

いかがでしたか。

ファンタジーかと思いきや、ダークな部分がちょろちょろと顔をだしてきました。今後の展開につながる重要なストーリーである「ハリーポッターと秘密の部屋」。

空飛ぶ車や魔法の授業など、魔法の世界にもたっぷり浸れる作品だと思います。

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