『ブレイキング・バッド』ウォルター が『あの迷車』に乗る理由

主人公ウォルターの車は彼の生き様そのものだった…。
『ブレイキング・バッド』
海外ドラマ最高の名誉であるエミー賞を総なめにし、「史上もっとも為になるドラマ」としてギネス認定されている本作品。
「登場人物の乗る車が何を物語るのか」を考えながらのぞむと、楽しさ倍増しちゃうのご存知ですか?
今回はそのにスポットを当ててご紹介!
最後までぜひお付き合い下さい。

ブレイキングバッドって、どんな話?

 

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Friday’s never looked so good. #BreakingBad

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まだ観たことのない方もいると思うので、簡単にあらすじを紹介しますね!

【あらすじ】

ウォルター・ホワイトは高校で化学の講師をしている。やる気のない高校生を相手にし、洗車場でのアルバイト先ではオーナーにこき使われる日々。

50歳の誕生日を迎えた翌日に末期の肺ガンが見つかる。

脳性まひを持った息子と、妻のお腹には赤ん坊がいる為、生活費を工面しなければならない。

好奇心で義弟の家宅捜索へ同行した時、警察官が潜入した建物からある男が飛び出してくる。かつての教え子ジェシーだった。

彼が麻薬の売人だと知ったウォルターは、家族にお金を残すため麻薬ビジネスへ手を染めていく。

 

余命2年と宣告された時、手元の財産は7000ドルしかなかったから、
少しでも早く多くの財産を残したかったんだろうね。

 

優子
だからと言って闇ビジネスに手を出さなくても…とは思うけれど、
作品のタイトル「ブレイキング・バッド」は道を踏み外すという意味らしいの。ウォルターにとっては避けて通れない道だったのかな・・・。

 

ウォルターの乗る車は『世界一のブサイク車?』

 

 

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Sounds like a ton… #BreakingBad

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主人公のウォルター(ブライアン・クランストンは、職場でも家庭でもアテにされず冴えない男、という設定。

そんな彼の車は「ポンティアック・アズテック」というゼネラル・モーターズ社の車です。

(インスタグラムの画像右側の車です。)

最先端のSUV(スポーツ用多目的車)の技術を搭載して気軽にアウトドアを楽しめるファミリーカーとして売り出したものの、2階建てのようなフロントデザインやプラスチックのパーツが安っぽいなど酷評が集中。2007年に『タイム』誌で「史上最悪の車50台」で1位に選ばれ、2010年には「史上最悪の発明品50選」でも1位に選ばれるほどでした。

販売開始から3年、2005年には生産終了となり、デザイン担当者も辞任に追い込まれたほど…。

当然ながら作品内にも登場します。
ウォルターの表情とリンクするものがあるんですよね。

時を経て、彼が麻薬ビジネスの成功をおさめる頃には車にも変化が。

セダンのクライスラー300SRTを手に入れています。
400万円という価格帯で見ればベンツと同等と言ったところでしょうか。
威厳を感じさせる風貌と、静音設計に優れ安定感のある走りが特徴です。

この時彼はすでに闇世界の帝王。風格もバッチリなので、黒塗りの高級車も全く違和感がないのです。

他の登場人物の乗る車は何?

ウォルターのビジネスパートナー・ジェシー(アーロン・ポール)は麻薬の売人で、本人も麻薬使用の常習者。

彼の場合はウォルターと対照的に、ストーリーが進むにつれ、乗る車は落ち着いています。

当初はシボレーのモンテカルロという、イカつい車をダボダボの服装で乗り回していたものの、トヨタのターセルに変更しています。服装も標準サイズになっているから面白いです(笑)

ターセルとは、英語で雄のハヤブサを意味するそう。
「売人のトップになりたい」という彼の思いが垣間見えるようです。

 

 

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Where are you heading? #BreakingBad #JessePinkman

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ウォルターの妻スカイラーが乗るのはジープ・グランドワゴニア。
ドアの塗装やインパネ(計器盤周りの部分)が木目調になっているのが特徴で、シートを倒せば身長170cmの人も足を投げ出して寝転べるほど車内空間も広く使えます。

普通に走っても3,4/Lと燃費は悪いものの、「家庭的な女性」というスカイラーのキャラ設定にはあっているのかも知れません。

 

なぜキャンピングカーでドラッグをつくるのか?

第一話から登場するキャンピングカー。当初はここで「メス」(ドラッグのこと)を作っていました。

  • 移動ができれば場所を特定されにくい
  • 人気(ひとけ)のない所で作れば、製造時に発生する煙や臭気を気にしないで済む
  • 調理場がある

 

 

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Double tap if you loved this moment! #tbt #BreakingBad

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ニオイがつかないようにと、パンツ一丁に裸エプロンで「メス」を作るウォルターの姿には真面目な中にも滑稽さがあって見ていてクスッと笑えます。

息をのむような展開も次から次に押し寄せてくるのですが、それもまた「ブレイキング・バッド」の魅力ではないでしょうか。

 

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ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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こちらの記事でご紹介しているので、ぜひご覧下さい!

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