『ブレイキング・バッド』ファイナルのあらすじとキャストの紹介

『ブレイキング・バッド』、ついにファイナル・シーズンですね!

シーズンを重ねるごとに面白くなって、作品の評価も上昇しっぱなしのドラマでした。

最終話(リアルタイム)の視聴者の数は、初回放送の7倍にもなる1068万人に到達したんですよ!

 

ウォルターたちは一体どのような結末を迎えるのでしょうか?

ここからはネタバレになりますのでご注意ください。

 

『ブレイキング・バッド』ファイナル・シーズンのあらすじ

シーズン5-episode8の続きであるepisode9からがファイナル・シーズンとなります。

※シーズン5-episode1~episode8はこちらで紹介しています。

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episode9「汚れた金」

前回、ハンクが見つけた例の本

あの本を見たハンクは「え?ハイゼンベルクの正体はウォルター?!」と疑い始めました。

ブルー・メスに関わる証拠品をすべて丁寧に、徹底的に調べ直したんです。

義理の兄ですもんね。
間違いであってほしいと思っていたのかも。

ウォルターとジェシーは、ドラッグ・ビジネスをやめました

ウォルターは家族と一緒に幸せに、平凡に暮らし始めます。

一方ジェシーは、ドラッグ・ビジネスで稼いだ汚いお金の重荷に苦しんでいました。

知らない人の家に現金の入ったバッグを投げ込んで回り、どうにかして自分の手元からお金を手放そうとしているようです。

ジェシーの精神状態が心配です。

自分の正体を知られたかもしれないと思ったウォルターはハンクのもとへ。

ハイゼンベルクとウォルターは同一人物ということをハンクはもう知っています。

怒りのあまりウォルターを殴っちゃいました。

信じていた分、裏切られたショックが大きかったのかもしれません。

そんなハンクに対してウォルターはこう話します。

「ガンが再発した。余命半年だ。」

「家族が路頭に迷わないよう、逮捕するのではなく死ぬのを待ってほしい」

 

episode10「埋められた財産」

「ウォルターの命が尽きる前に逮捕したい」とハンクは焦っていました。

逮捕したくても決定的な証拠がありません。

スカイラーと会って話を聞き出そうとしましたが、スカイラーは自分も逮捕されるのではないかと取り乱し走り去ってしまいました。

夜中、泥だらけで家に戻ったウォルターを見て、スカイラーは彼がお金を埋めてきたんだなってわかったみたいです。

悪行を裏付ける決定的な証拠となるお金を隠してきたってわけですね。

その夜の二人の会話の一部がこちらです。

ウォルター「自首する。お金は隠し通し子供たちに渡してほしい。」

スカイラー「自首すればお金は取り上げられる。黙っているのが一番いいと思う。」

はぁ。このふたり、頭の中お金のことばっかりです。

朝になり、ハンクはDEA(アメリカ麻薬取締局)に出社すると、取調室にいたのはなんとジェシー

ジェシーは「金ばら撒き事件」で拘束されていたんです。

ハンクは、取調官に場を譲ってもらいジェシーのいる取調室へ入るのでした。

 

episode11「告白」

ハンクはなんとかしてジェシーから情報を聞き出そうとしますが、ジェシーは答えません

そこにソウルが駆け付け、ジェシーは保釈されました。

その夜、ビデオを撮るウォルターとスカイラー。

ビデオで彼らが語ったのは、嘘の告白

「すべてハンクの命令だった」という内容だったんです。

さらに「ハンクの医療費17万7千ドルを支払った」という話もあり、ハンクは座り込んでしまうのでした。

知らなかったとはいえ高額な医療費を支払ってもらっているのは事実だから、弁解できないって思ったんですね。

人生をやり直そうとしていたジェシーでしたが、衝撃の事実に気付いてしまいます。

「以前、アンドレア(当時ジェシーが付き合っていた恋人)の子供に毒を盛ったのはやっぱりウォルターだったんだ。」

ウォルターの自宅の前に現れたジェシー。

玄関を蹴破り、ガソリンをまき始めるのでした。

 

episode12「狂気の犬」

ウォルターが自宅に到着しました。

家はガソリンまみれでしたが火災は起こっておらず、ジェシーの姿はありません

ジェシーは、ウォルターの家に駆けつけたハンクと行動を共にしていました。

ウォルターはソウルに消えたジェシーの捜索を依頼します。

このときソウルが「今の状況は『黄色い老犬』という映画に似ている」という話をします。

ソウル「大事にしていた老犬が狂犬病になってしまい、老犬のためを思った飼い主の少年が犬を・・・」

ウォルター「そんな考えは二度とするな。」

「犬を・・・」に続く言葉はおそらく「殺す」ですよね。
ウォルターにとってジェシーは大事な人なんだなってわかる会話だと思いました。

ウォルターは「弁解したい。会いたい。」という内容の留守電をジェシーに残していました。

ハンクはあえてジェシーをウォルターに会いに行かせることにするんです。

でもウォルターを警戒し会うのをやめたジェシーは、公衆電話から「今度はウォルターがいるときに家に火を放つ」と宣言。

現場を押さえたかったハンクは怒りましたが、ジェシー薄ら笑いを浮かべています。

ジェシー「もっといい方法がある。」

ジェシーは何を考えているのでしょうか。

ウォルターはジャック(殺し屋)に仕事を依頼するのでした。

 

episode13「決別の荒野」

ウォルターがジャックに依頼したこと、それはジェシーの殺害でした。

ウォルターを逮捕するために必要なものは決定的な証拠です。

ジェシーはハンクとゴメス(ハンクの同僚)にウォルターが隠したお金を見つければいい」と提案します。

ウォルターが決して消さない決定的な証拠ですよね。

ハンクとゴメスとジェシーは、ウォルターが黒いドラム缶7つにお金を入れレンタカーでどこかに運んだ、というところまで突き止めました。

でも場所がどうしてもわかりません。

「そうだ。ウォルター自身にお金のところまで案内してもらおう。」と考えました。

ジェシーが「金は見つけた。全部で7つの黒いドラム缶だ。1分ごとに1万ドルずつ燃やす。」とウォルターに電話をかけるんです。

ウォルターは動揺して理性を失い、疑いもせずにお金の隠し場所へと車で向かいます。

隠し場所まで案内させられたことに気付いたときには手遅れ。

後ろからやってくる車を見て、ウォルターはジャックに連絡します。「ジェシーを殺しに来い。」

でもすぐにその依頼を取り消しました。ジェシーはハンクと行動を共にしていたからです。

観念したウォルターはハンクによって手錠をかけられ車の中へ。

そこへジャックとその仲間たちが現れました。

ウォルターはあわててジャックたちを止めようとしますが、車の中にいるウォルターの声は彼らには届きません。

銃撃戦が始まってしまいました。

 

episode14「オジマンディアス」

激しい銃撃戦によりゴメスは死んでしまいました。

ハンクも重症です。

ウォルターは、ハンクの命乞いをします。必死に頼みました。

ジェシーのことは殺したいけど、ハンクのことは助けたいんですね。

その想いは届かず、ハンクはジャックに殺されてしまい茫然自失のウォルター。

ドラム缶のお金をすべて回収したジャックたちは、ウォルターの手錠を外してやりました。

そしてお情けでドラム缶をひとつ残し、ジェシーを連れて立ち去ります

ウォルターは家に戻り、家族と逃げようとします。

でもハンクが殺されたことを知ったスカイラーとジュニアはウォルターに反発

ジュニアが警察に通報し始めたので、ウォルターはホリー(ウォルターの長女/1歳)をさらって逃走しました。

数分後、スカイラーたちのもとに警察が駆けつけます。

警察がいると知った上でウォルターはあえてスカイラーに電話をかけ、ひどい罵声を浴びせてから電話を切りました。

これは、警察の目を自分だけに向けるための演技ですね。

その後、住所の書かれた紙と一緒にホリーは無事保護

ウォルターは、少しの荷物とドラム缶を持って「人消し屋」の車に乗り込んでいきました。

 

episode15「ニューハンプシャー」

人消し屋に依頼し、名前も身分も変えたウォルターはニューハンプシャー州の山小屋に身を隠していました。

新しい名前は「ランバート」。

山小屋には食料も燃料もあり、当分の間隠れていられそうです。

人消し屋は食料を運んできてくれるだけではなく、ウォルターに抗がん剤の点滴もしてくれるのでした。

人消し屋さん、すごく優しい人ですね。

数ヶ月経ち、ウォルターは持っているお金をジュニアに渡したいと強く考えるようになりました。

ジュニアと電話で話すことに成功したウォルターは「お金を受け取ってほしい」と話します。

ジュニアは「そんなお金なんて受け取れない!!」と激怒。

電話は切れてしまい、ウォルターは呆然とするのでした。

 

episode16「フェリーナ」

ウォルターは山小屋を出て街へ出る決意をします。

目的は、約1千万ドルのお金をジュニアに渡すことです。

自分からのお金とわかれば受け取ってもらえないと考えたウォルターは、エリオット(ウォルターの学生時代の同期)夫妻に頼むことにしました。

夫妻の家に忍び込み「寄付という形で必ずジュニアにお金を渡してほしい」と頼みます。

もし渡さなかったら命はないと脅してから去るのでした。

このあとウォルターは、ジェシーがまだブルーメスを作らされていることを知ります。

助けようって考えているのでしょうか。

スカイラーに会いに行き、ホリーを一目見て、学校から帰ってくるジュニアを遠目で見つめ、その場をあとにするウォルター。

夜になって、ウォルターはジャックたちの隠れ家に現れました。車には首振りマシンガン装置がスタンバイ。

この装置はウォルターの手作りです。

ウォルターはジェシーを床に押し倒し、装置のスイッチを入れました。

首振りマシンガンは大暴れ。

生き残ったのはウォルターとジェシーだけになりました。

ウォルターはジェシーに拳銃を渡し、自分を殺してくれと言います。

でもジェシーは、ウォルターがお腹に被弾しているのを見て銃を下ろし部屋から出ていくのでした。

パトカーのサイレンが近づいてきます。

ウォルターはもう起き上がることはありませんでした。

 

主なキャストの紹介

ウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)
・主人公
・真面目な化学教師だったが、肺がんが見つかったことがきっかけとなりドラッグ・ビジネスに手を出してしまう
・温厚で気弱な人柄も、いつしか平気で人を殺してしまうような悪人と化していく
スカイラー・ホワイト(アンナ・ガン)
・ウォルターの妻
・ウォルターが変わるにつれて彼女も変貌していく
ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)
・ウォルターの元教え子
・ウォルターに弱みを握られ、仕方なく一緒にドラッグを製造することになった
・小さな子供を大切に想う優しい性格の持ち主
ハンク・シュレイダー(ディーン・ノリス)
・ウォルターの義弟
・DEA(全米麻薬取締局)の捜査官
マリー・シュレイダー(ベッツィ・ブラント)
・スカイラーの妹
・ハンクの妻
ウォルター・ホワイトジュニア(RJ・ミッテ)
・ウォルターの息子
・脳性麻痺がある
ソウル・グッドマン(ボブ・オデンカーク)
・有能な犯罪者専門の弁護士
・ウォルターの弁護士であり共犯者

 

『ブレイキング・バッド』を見てみませんか?

ファイナル・シーズンは、「metacritic(メタクリティック)」という批評サイトで、99点という評価を獲得した作品です。

もちろん100点満点中です!

これって、海外ドラマ史上で最も高い評価なんです。

なんと「最も高く評価されたテレビシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されました。

時間があるなら、シーズン1から観ることをおすすめします!
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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。