テセウスの船がついに完結!!10話を徹底ネタバレ!!最終回で黒幕判明

 

奈美
さあ!テセウスの船もいよいよ最終回!塾あったから観られなかったけど、見逃し配信があるもんね~!こういう時便利!ただいま~!奈美ちゃんのお帰りだよ!!
寛太
おかえり~
奈美
今からテセウスの船観まーす!
寛太
犯人ピーーーーだったよ(先にネタバレしないよう音声処理しています)
奈美
なぜ先に言う!!今から観ようとしている人に向かってなぜ!!

 

寛太
心さんがピーーーーーーーーーだけど、それはピーーーで、ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだよ。
そこにピーーーー・・・(音声処理しています)
奈美
ちょっと待って!!もうやめて~これから観るんだよ~~!
犯人が現れる瞬間のドキドキを返せ~~~

 

寛太
最後はねピーーーーーーー(何度も言いますがこれは音声処理です)

 

奈美
話聞いてる?

 

 

テセウスの船、最終回(※ネタバレします!)

(聴取室)
ワープロの記録から犯人は文吾だと、聴取する馬淵のシーンから始まります。
小屋には監禁されていた痕跡がなく、文吾の狂言だと言われてしまいます。

奈美
ひどいよ!馬淵!狂言だなんて!

みきおの意識が戻ったと聞き、病室に行く心。中へ入ろうとしますが、さつきが制止します。
みきおは記憶を失ったらしく、狂気の沙汰のさつき。

「子供の未来を奪うやつは死刑にでもなんでもなればいい!二度とあの子に近づくな!」
そう言って心を追い返します。

留置場にいる文吾に、馬淵が差し入れの本を渡します。
(ちなみにサラダ記念日という本、気になる方はウィキペディア!!)

「本は良い」と、にやりと笑う馬淵。誰からのものかはわからないらしい。
本をめくり、何かに気づき目を丸くさせる文吾。

奈美
これは絶対罠だ~!
(佐野家自宅)
文吾を信じたいけれど、信じきれない和子。
鈴と慎吾はお父さんの絵を描いたから、面会の時に文吾に渡してほしいと和子に頼みます。
面会に行く、心と和子。
ところが、面会が始まると文吾は「犯人は俺だ。みきおの共犯者は俺なんだ」と言い出します。
和子は鈴と慎吾が描いた絵を見せますが、「お前らに父親はいないと伝えろ」と言う文吾。

面会を終えて部屋から出ると、鈴と慎吾が近寄ってきて絵は渡せたか和子に尋ねますが、
「渡せなかった・・・お父さんね・・・」
と言葉にならず、子供たちを抱きしめ泣き出します。

(佐野家自宅)
家に帰ってくると、マスコミが押しかけ大変な騒ぎになっています。
それを追い払う井沢と徳本。
和子は井沢にこの村を出た方がいいと言われてしまいます。

次の朝になり、朝ご飯を食べる佐野家一同。

「お父さん、ごはんとかちゃんと食べてるのかな?」
と心配する鈴の質問に、和子は
「その話はいいから早くごはん食べなさい!」
とイライラして返してしまいます。

むすっとした鈴は慎吾と学校へ行ってしまいました。

「何もかもわかってるって思っていたけど、夫婦だから、家族だから全部わかるわけじゃない」
和子は文吾を疑う気持ちがどんどん大きくなってしまい、とても辛そうです。

しばらくして、学校の先生と一緒に鈴と慎吾が帰ってきます。
父親のことを悪く言われ、学校で喧嘩になってしまったとのことです。
落ち着くまで学校に来ない方がいいと先生からもやんわり言われてしまいます。

和子は、仙台の実家に戻ろうかと子供たちに聞きますが、
「お母さんはお父さんの事を信じてないの?私はこの間お父さんを疑っちゃって、すっごく後悔した!お父さんが悪いことなんてするわけない!」と鈴ははっきりと答えます。

奈美
なんてしっかりしてるの!鈴ちゃん!

逃げたくない、お父さんを信じたいという子供たち。
タイムカプセルに何かヒントがあるかもしれないと、タイムカプセルを掘り起こすことになりました。

タイムカプセルからは文吾から家族への手紙が出てきます。
鈴、慎吾、和子への手紙を心が読み、文吾を信じようとみんなが決意します。
「この家族から父親を奪うなんて許さない!」と強く思う心。

心は、みきおの病室にもう一度向かいます。
しかし、みきおが病室を抜け出したとさつきが大騒ぎしています。

さつきが慌てて病室を出て行ったのを見計らって、病室に入り、手掛かりを探します。
みきおのベッドの下に紙を見つけ、それを見た心は、慌てて病室を出ます。

向かった先は学校でした。学校の門を飛び越え中に入り、明かりがついている教室へ向かいます。明かりがついた教室には病院を抜け出したみきおが待っていました。

心の手には「The end」と書かれた紙が。さっき病室に落ちていたものです。
共犯者は誰だと問い詰めます。

「そんなの自分で見つけなよ。鈴ちゃんいじめられてるんでしょ?
僕は鈴ちゃんのヒーローになりたかっただけなのに。」

みきおは言います。転校して来たとき、いじめられていて、鈴だけが助けてくれた。
だから鈴を守ってあげると決めた。
鈴は文吾を正義の味方だと言っていて、それが邪魔なんだ、と言います。
そんな理由で事件を起こしたのです。

心はみきおの胸ぐらをつかみ怒りに震えます。
みきおは作戦変更だと言い出します。鈴が一番喜ぶことは文吾を無罪にすることだからだと。

突然、ポケットから心から奪っていたボイスレコーダーと、瓶に入った液体を見せ、
「ジ・エンドーーーー」
と叫んでその液体を飲みます。

心は止めようとしますが間に合わず、みきおは倒れ、病院に運ばれました。

心はレコーダーを警察に持ち込み、馬淵らに聴かせます。
「ともあれ警察の威信は保たれた」と言う馬淵。

奈美
なんだそれ!馬淵め!とことん嫌なやつ!

そして、文吾は釈放される。抱き合う文吾と心。ほっとした様子で、
「ありがとう」と心に伝える。
それを端で睨みつけているのは、馬淵。

奈美
いや~~~~馬淵怖すぎ~~~

家に帰った文吾は和子と子供たちに土下座し、謝罪します。
差し入れの本にメッセージが仕組まれていたという文吾。
「罪を認めないと家族を殺す」と脅されていたようです。

奈美
ほらやっぱり罠だった!!

犯人はいったい誰なのかを考える心と文吾。
昔のきのこ汁、食中毒事件。
文吾は思い出します。きのこ汁を飲んで亡くなったのは徳間の母親、
そして、きのこ汁に間違って毒きのこを入れたのは正志の母親だったことを。

当時文吾は、この事件を事故として処理しようとしましたが、議員をしていた正志の父親である田中義男が、村に不安を残してしまってはいけないからなんとしても犯人を捜してくれと頼んだのです。

しかし皮肉にも、毒キノコを入れたのは田中義男の妻であり、正志の母親でした。
田中義男はもみ消しに走り、バツが悪かったことから村祭りを中止としていたのでした。

文吾は過去の駐在日誌を探し、祭り当日のものを見つけます。
するとそこには、きのこ汁とは別の事件について書いてあります。
それは、石坂校長の息子が祭りに来ていて喧嘩に巻き込まれ、怪我をしたというもの。
きのこ汁事件があり、文吾は到着に遅れ、それを石坂校長は恨んでいるのではと考えます。

石坂の息子について探ろうと井沢を訪ねる二人。
井沢は石坂の息子とは誰も会っておらず、生死もわからないと答えます。

ますます怪しく思った二人は校長室を訪ねますが、石坂はいません。
石坂の机の上には、鉛筆で黒く塗りつぶされた紙と、おびただしい量の削られた鉛筆のカスが散らかっていました。残されていた絵を光にかざすと、親子の絵が浮かび上がります。

石坂がいつも使っていたナイフも無くなっていて、疑念は大きくなり、石坂の家も訪ねる二人。
ですが、留守。二人は二手に分かれて調査することにしました。

心が先に家に戻ると、文吾宛ての不気味な手紙が残されていました。
手紙には「皆殺しが嫌なら一人で来い  音臼神社 明朝8時」

「たとえ命に代えても父さんたちを俺が守る」

奈美
え!!まさか心さん・・・

朝、心は佐野家を後にします。

奈美
やっぱり~~~~~(泣)危険だよ~~~!!

文吾は心を探しに行こうとしますが、その時、無線で連絡が入ります。
身長185センチくらいの男性が倒れていると。

慌ててその場所に向かおうと、車に乗り込もうとしますが、車はパンクさせられています。

奈美
パンクさせたの心さんだよね!用意周到すぎるよ~!でも親子愛だ~

心配しながら交番で待っている和子の元に石坂校長が訪ねて来ます。
東京の息子のところへ行って来たようです。

石坂校長の息子は大学まで行き、就職しましたが長続きせず会社を辞めてしまいました。
その後、商売を始めるからお金を貸してほしいと頼みに来た息子を、
あやしい商売であることを理由に追い出したようです。

そこから音信不通になっていたのですが、子供が産まれたと久しぶりに石坂校長に息子から連絡がありました。

初めは「それがなんだ」と意地を張りましたが、文吾と心を見て、「親子ってこういうもんじゃないか」と思ったそうです。

ありえないけど、本当の親子のようだと思ったらしい、石坂校長。

奈美
いえ、その勘は当たってまーす

(音臼神社)
待っていても誰も来ません。

(一方、文吾)
あちこち探しまわる文吾に忍び寄る影・・・

(音臼神社)
地区清掃が始まり、人が集まってきます。
胸騒ぎのする心さんは公衆電話で佐野家に電話をかけます。

「風速計のある、あかねちゃんが見つかった小屋で心さんに似た人が倒れているって通報があった」

はめられたことに気づき、急いでその場所へ向かいます。

(風速計のある小屋近く)
後ろを振り返る文吾、そこには!!

「お前だったのか、なんでだ、どうしてだ!」

「正志!!!」

黒幕の正体は正志でした。
正志は過去について語り始めます。

正志の母親はただきのこを鍋に入れただけだったのに、
文吾は点数稼ぎのために母親を逮捕したのだと言う。

その後、正志の母親は、田中義男に捨てられ、苦労して体を壊して亡くなりました。
正志は妹と母親のために生き延びようとしていましたが、どこへ行っても犯罪者の息子だと蔑(さげす)まれていました。

妹はいじめが原因で自殺してしまったようです。
ですが、狙った理由は違っていました。

田中義男が病気をしたと聞き戻ってきた時、佐野家を通りがかった正志に文吾は

「正志、久しぶりだな。家族は大事にしねーとな!」

どれだけ苦労してきたかも知らず、のんきにそういわれたことが許せない。
文吾の家族も同じ目に合わせてやろうと思ったそうです。

正志はナイフをかざし、文吾に襲い掛かります。
もみ合いになりながら正志は倒れ、文吾は正志に馬乗りになり、ナイフを奪うことに成功します。

「田村心は殺した」

という正志。それを聞き怒りに震える文吾は正志を刺そうとしますが、心のことが頭によぎります。

「心さんを裏切れねえ。お前殺したら俺を信じて、
必死で戦ってくれた心さんを裏切ることになる。それだけはできねえ」

気づいてあげられなかった事を文吾は正志に謝ります。

そこへ心が到着。急に正志がナイフを奪い返そうとします。
3人がもみ合いになり、ナイフが心のみぞおちに刺さってしまいます。

倒れた心を抱き寄せる文吾。心は絶え絶えになりながらこう言います。

「家族の未来を守るためにここにきたんです。
父さんと母さんと姉ちゃん、兄ちゃんに出会えたから、俺強くなれた。ありがとう。」

「死ぬなよ、心!死ぬな!死ぬなよ馬鹿野郎!いいかよく聞け、お前は俺の子だ、俺の息子だ!」

文吾がそう言うと涙を流し、力なく笑う心。

「父さん・・・」

「死ぬな!死ぬな!心!」

文吾に抱かれたまま、心は力尽きます。

 

「ギリシャ神話にテセウスの船というエピソードがある。
戦に勝利した英雄、テセウスの船を後世に残すため、朽ちた木材は次々と交換され、
やがてすべての部品が新しいものに取り換えられた。さて、ここで矛盾が生じる。
この船は最初の船と同じといえるのだろうか

手をつなぎ歩くカップルがいます。二人は店の中の個室へ入りました。
その部屋には年老いた文吾、和子、成長した鈴と慎吾がいます。
それは、あの日、心が力尽きてからずいぶん時間がたった現代です。

先ほどのカップルは心と由紀でした。

由紀が妊娠し、その報告に集まったようです。お腹にいる子供の性別は女の子。

文吾は、
「心、その産まれてくる子の名前、お父さん、提案してもいいかな」
「”みく”、未来へ、明るい未来へ進んでいけるように、未来って書いて”みく”」

「それ俺が考えてた名前と全く同じだよ!」
と、驚く心。

文吾はポケットから心の指輪を取り出し、その内側に彫ってある名前をみつめます。
「完全に生まれ変わり、古い記憶は薄れていく、
でも俺たちはいつまでもずーっと家族だ」

 

最終回を終えての感想

奈美
寛太のおかげで犯人がわかるシーン、すごく余裕で観られたわー。
「お前だったのか!正志」って、あー知ってる知ってる、ってなったわー。
寛太
ネタバレの犯人発覚のあたりから全然コメントなかったよね。
奈美
誰のせいだと思ってんのよ!

 

テセウスの船の最終回はどうでしたか?
原作と犯人が違うとニュースサイトで見たような気がしますが、だいたい原作通りだったように感じました。
よかったんですけど、「あの演出はなんだったんだろう?」というのが多かったというか。
伏線かと思いきや、犯人は誰なんだろうと視聴者を惑わすだけの演出だったり。
9話までで期待度がぐんぐん上がってしまっていた分、やや残念だったかな。
他の視聴者はどんな反応をしたのか調べてみたんですが、私と同じような意見もたくさんありました。
面白かったものを少し紹介します!

馬淵は不要では?

馬淵、嫌な役でしたね~。急に出てきて「まさか、犯人は馬淵!?」と思いませんでしたか?
しかも、最終回で抱き合う心と文吾をにらんでいましたよね。でも、結局犯人は正志。・・・馬淵、いる?
結論としては、馬淵は、ただ文吾のことが嫌いだっただけ(笑)。

犯人の大役をなぜ俳優にさせなかったのか

小藪さんはいつも関西弁を話されていますよね。ですが、今回の馬淵の役では標準語で話していました。関西弁に慣れているせいか、標準語を話す小藪さんがわざとらしいと一部で言われていました。

そして犯人が霜降り明星のせいやさん。
ドラマの黒幕という大役を本業の俳優ではなく、芸人に任せてしまったことがやや不評のようです。

消化不良でスッキリしない

先ほども言いましたが、伏線と思われていたものがあまり関係がなかったものが多く、もやもやする人が続出!
  • 翼が子供に操られた理由は?
  • 金丸刑事を突き落としたのは誰だったの?
  • 校長の黒い絵は何?
  • 鉛筆、削りすぎ!
  • なぜ校長のナイフがなくなっていたの?
  • あれだけ引っ張っておいて、正志の動機が薄っぺらすぎる。
  • 慎吾が成長すると澤部になる。澤部と竹内涼真が兄弟設定は無茶だ!

校長の鉛筆、あれだけ削る必要がどこにあったんでしょうね。

そして、慎吾が成長した役がハライチ澤部さんでした。ここは笑いましたね!

 

まとめ

タイムスリップし、苦労をしてきた心さんは残念ながら命を落としてしまいました。
そして、大きくなった何も知らない心。

知っているのは文吾だけになってしまったことに寂しさがあります。

原作ではタイムスリップした心さんは死んでしまう結末で、
原作とは違うエンディングが迎えられると思っていたのに、結局そこは回避出来なかったですね。

苦労してきた心さんにも幸せになって欲しかったですね。
でも、毎回ハラハラして、本当に楽しませてもらえるドラマでした。

 

テセウスの船はParaviで見られます。(2020年3月現在)