『アイアンマン』を見たことありますか?
僕はマーベル・コミックのアメリカンヒーローものが大好きで『アイアンマン』、『アイアンマン2』と見たんですけど、『アイアンマン3』は監督が前作、前々作と違うんですよ。
なので今までのアイアンマンと違うと言われていて、注目度大の作品なんです。
しかも『アイアンマン3』では主人公トニー・スタークが決して欠くことの出来ない大切な大切なスーツを破壊してしまうんです。
今までのトニーには絶対に考えられない、あり得ないことなんです。
一体トニーに何が起こったのかすっごく気になりませんか?!
トニーがどうしてスーツを破壊しちゃったのか、何がトニーをそうさせたのか見て行こうと思います。
スーツを破壊することになってしまった事の発端は何だったの?
トニーはスイスで開かれたパーティに参加していたんだけど、そこで植物学者のマヤに出会って、彼女の研究に興味を持ち詳しく聞きたくなりました。場所を変えるための移動しようとしたんだけど、その時にキリアンと会ったんです。
トニーの大ファンだったキリアンはチャンスを逃したくなくて熱烈にアピールして、なんとか約束をこぎつけたんだけどトニーは約束をすっぽかして、一晩中マヤと一緒にいたんです。
キリアンは、寒いのを我慢してずっと待っていたんだけど、トニーが来ないってわかって相当落胆したんです。でもそれだけじゃなかった。トニーの傲慢で自分勝手な性格に愛想をつかしたと同時にキリアンは侮辱された気持ちになってトニーに復讐することを決意しちゃうんです。
トニーがスーツに依存するようになったきっかけ
その原因はアベンジャーズのニューヨーク決戦。
その決戦でトニーは異星人のものすごい力を目の当たりにしたんです。
それはそれは自分の力では到底足元にも及ばない、かなりのパワーでした。
だからトニーは、依存症になるほどスーツへ依存するようになりました。
とにかく”より強い”アーマーを求めていたんです。
それを作るしかないと。
スーツを作ることで自分の中の劣等感、物足りなさ、力不足を払拭しようとしていたのです。
そして出来たのが「マーク42」。
トニーはスーツ作りに専念するために、自分の会社を恋人のペッパーに任せてまで専念していたんです。
キリアンは着実にトニーへの復讐をはじめていた
アメリカ国内で頻繁に起こっていた爆破テロや電波ジャックによる犯行声明が起こっていて、実はこれは裏でキリアンが牛耳っていたマンダリンが率いるテロ組織「テン・リングス」の仕業。
トニーはまだ現時点ではそのことに気づいていませんでした。
キリアンはトニーの会社を仕切っていたペッパーを訪れて、「エクストリミス」と言う薬の共同開発の話を持ち掛けるんです。
「エクストリミス」は人間の脳内細胞の未使用部分を利用して人の能力をパワーアップさせると言ういわゆる『超人化薬』です。
しかしペッパーは軍事利用されるのではないかと不安になって断ります。
トニーの会社の警備主任のハッピーはキリアンとその同行者を怪しいと思って、彼らを尾行。
そこで謎の爆発に巻き込まれ重傷を負い昏睡状態になってしまうんですよ。
事件を知り怒り狂ったトニーは、マンダリンを挑発して、自宅の住所を公表したのです。
その直後、トニーの自宅がマスコミに偽装したテロリストのヘリに襲撃されてしまうんだけど、運悪くマヤが「エクストリミス」のことで相談に来た時だったんです。
トニーはマーク42の機能を器用に駆使してペッパーとマヤをその場から逃がし、自分も危機を免れるもマーク42はまだ不完全な状態で、テネシー州のローズヒルに不時着。
そしてマーク42がダウンしてしまうんです。
勇敢な化学少年との出会い
ハーレーはもともとアイアンマンに憧れていた化学好きな少年。
機械いじりが得意でちょっと小生意気で頼りがいのあるハーレーに協力してもらいながらトニーは爆発事件の現場や関係者を調べて行くんです。
調べた結果ハッピーを巻き添えにした爆発はキリアンの属しているA.I.Mが関わっていることがわかったのです。
トニーはマンダリンのアジトに潜入することを決意。
ローディに協力してもらってマンダリンのアジトを突き止めました。
なんと!!マンダリンは架空の人物で売れない俳優が金で雇われて成りすましていただけと言う衝撃の事実が判明しました。
キリアンがマンダリンと言う架空のテロリストを使ってテロを起こさせていたのは、各国の政府や軍に武器を買ってもらおうとしていたため。
全てはキリアンの思惑通りに進んでいたのです。
トニーへの復讐のために…。
その直後、トニーはローディと共にキリアンに囚われてしまうんだけど、そこでマヤと再会して実はマヤがキリアンの手先だったことを知ります。
マヤはエクストリミスを平和利用の目的のために使いたかったのに、キリアンに足元をすくわれてしまったんです。
そしてマヤから
テロと戦う表明をした大統領とペッパーがキリアンに捕まっていること、
ペッパーはキリアンにエクストリミスを投与されてしまい拷問に合っていること、
を聞くんです。
その後、マヤはキリアンの手先から離れようとして殺されてしまいました。
トニーも命の危機にさらされてしまうけど、J.A.R.V.I.Sとハーレーによって修理してもらっていたマーク42がトニーの所へ飛んで来て、ローディと共に反撃して危機を逃れたのです。
遂に!!クリスマスの夜に起きた衝撃的なラスト!!
クリスマスの夜、トニーはローディと一緒にペッパーが囚われている巨大タンカーに潜入。
これまでに開発したアーマー全機で総攻撃を開始します。
それはとても壮絶で激しい戦いでした。
トニーは先に大統領を救出して続いてペッパーを救出しようとしたけれど、エクストリミスを自分に投与しエクストリミス・ソルジャーとなったキリアンの妨害で、ペッパーは火災の炎の中に転落してしまうのです。
トニーは恋人のペッパーが炎の中に転落していく様を見て怒りに震え、キリアンとの一騎打ち!!
マーク42をキリアンに着させる作戦で自爆させ重傷を負わせるのです。
それでもしぶといキリアンは憎たらしいほどに立ち上がってきます。
苦しい苦しい戦いのその時!!
同じくエクストリミスの作用で超人化していたペッパーがキリアンを一撃しトニーを助けるのです。
ペッパーはエクストリミスの作用で炎の中でも生き延びていられたんです。
そして一連の事件は終わりを告げます。
この戦いによってお互いへの愛の強さを確認し合ったトニーとペッパー。
トニーはアーマーへの依存の解消を誓って、激しい戦いで壊されなかった全部のアーマーをクリスマスの花火の代わりとして自爆させました。
その後トニーはペッパーを元に戻すための解毒剤を作り、またトニーもアイアンマンになるためのアーク・リアクターを胸から外し、ミサイルの破片を除去するために心臓手術を受け、普通の人間に戻ったのです。
こうしてアーマー全てを失ったトニーでしたが、
「アーマーは私にとっての繭だった。それを破って私は生まれ変わった」と言葉を残し、「アーマーが無くたって真の強さは別にある」と新しい人生を生きていくことを決意したのです。
『アイアンマン3』最後にトニーが伝えたかったのは?:まとめ
トニーは、
「大切な人を思う強い気持ちがあれば、アーマーがなくたって強くなることが出来る。アーマーがあるからヒーローなわけじゃない。強い気持ちこそがヒーローなんだ」
そう僕たちに教えてくれているように感じました。
トニーはきっと宣言通りアーマー依存症を克服したでしょう。
大切な人の存在ほど己が強くなれる武器はない。
それがわかって今度どんなことが起きても自らの力で歩んでいくことでしょう。
スーツが無くたってアイアンマン(ヒーロー)になれる。
彼の活躍は僕たちの心の中に残り続けるでしょう。