息を吸って吐いて、呼吸って何の意識も無く普段していますよね。その時身体の中で何が起こっているかなんて、考えた事もありませんでした。
僕達が呼吸出来ているのは、赤血球がいっぱい働いてくれているおかげなんです。
そんな事ご存知の方も勿論いるとは思いますが、今日僕が紹介する「はたらく細胞・第8話血液循環」を観たら、改めて「赤血球スゴっ!!」と思ってもらえると思います。
「はたらく細胞」はこんなアニメ
「はたらく細胞」は、人間の身体の中で365日24時間働く、37兆2千億個の細胞達の活躍を描いたアニメです。
主な登場人物
【第2弾PV公開】最新キービジュアルと共に、最新PVを解禁いたしました!テレビアニメ「はたらく細胞」は7月7日(土)より放送開始です!お楽しみに!https://t.co/QxfofLdFZ7
(宣伝担当) #はたらく細胞 pic.twitter.com/QyxA4WvtWx— 『はたらく細胞』公式 (@hataraku_saibou) June 17, 2018
赤血球
お仕事内容:血液循環により、酸素を身体中に届け、二酸化炭素を肺に運搬する。
酸素を運搬するのが役目なのに、超がつく程の方向音痴である。
仕事中、必ずと言っていい程トラブルに巻き込まれる、コメディアニメ主役の申し子の様な女の子。
白血球(好中球)
お仕事内容:外部から体内に侵入した細菌やウィルスなどの異物を排除する。
クールな話し方とは裏腹に、相当面倒見のいい性格である。
全身が白一色であり、血球の一部でありながら貧血の検査をすすめたくなる位顔色が悪い。
キラーT細胞(メモリーT細胞)
お仕事内容:ウィルス感染細胞、がん細胞などの異物を認識・破壊する。
屈強な肉体を武器に、体内の異物をなぎ倒していく力強さを持つ。
殺し屋である自分の仕事を自覚し、他の細胞と馴れ合う事を嫌うクール・ガイ。
第8話「血液循環」のあらすじ
その日、赤血球は燃えていた。
新人赤血球達が研修をしているのを見て、先輩としての自覚が芽生えたのだ。
それが私の仕事。
迷わず最後まで一人でこの循環器を一周してみせる!」
心臓に向かう為、下大静脈へと進んでいく赤血球の前に(やっぱり)現れた雑菌!
溶血(赤血球が破壊される現象)も覚悟する赤血球だったが、そこに(再度やっぱり)颯爽と雑菌の前に立ちはだかる白血球の姿があった。
雑菌を一刀両断にし、いつもの様に赤血球の道案内をしようとした白血球は、燃え盛る「自分の力だけでやり遂げるオーラ」に包まれた赤血球を見て驚く。
今回はお節介はやめようと決めた白血球。しかしその後も、血小板が工事している最中の場所に入り込んだり、静脈弁を逆走したりと、トラブルが続く赤血球を放ってはおけなかった。
そうこうしている内に赤血球は下大静脈を駆け上がって行く。ここからが赤血球の正念場、「心臓」、肺循環と体循環である。
全体が筋肉でできた器官。静脈から戻ってきた血液を動脈に押し出すポンプの役割を担っている。その動きは、1日におよそ10万回繰り返されている。
肺循環
右心房から右心室を通り、肺動脈を経て肺に辿り着いたら、二酸化炭素を捨て酸素を受け取る。そこから肺静脈を通って左心房に行く。
体循環
左心房から左心室へ、そこから大動脈を通り動脈から毛細血管へ。そこで酸素と養分を渡し二酸化炭素などの不要物を受け取る。再び右心房へ戻る。
そびえ立つ身体の総本山「心臓」の中へと進み行く赤血球の群れ。それはまるで元旦の明治神宮を思わせる大混雑状態であった。
混乱の中、落とし物を届けたり、さりげなく道案内をしたりと、白血球は陰から赤血球を見守っていた。
赤血球は肺胞で二酸化炭素を渡し、酸素を受け取る。ここで初めて白血球と出会った事を赤血球は思い出していた。
大動脈から順調に毛細血管へと移動し、目的地へと向かう赤血球に、またも襲いかかる細菌!と思う間も無く鮮やかな手口で、赤血球が気づかない内に白血球は細菌をやっつけてしまった。
ドラム缶の上を歩き、ロープを伝い、マンホールをくぐり、人一人やっと通れる狭い通路を進み、遂に赤血球は迷わずに一人で循環出来たのだった。
その姿を暖かい目で見守る白血球の所に、キラーT細胞が現れた。ようやく一人で仕事が出来た赤血球の事を「とんでもねぇ無能」と言うキラーT細胞に、「日々の仕事をしながら苦手を克服しようとするスゴい奴だ」と白血球は言い返す。
「お互いの仕事を理解して、赤血球達と仲良くなれるといいな」と白血球は微笑むが、「馬鹿野郎ぉぉォオ〜」とキラーT細胞にグーで殴られてしまう。
「必要とあらば味方だろうが殺す。それが免疫細胞だ。俺達は殺し屋なんだ」と言い捨て、キラーT細胞はその場を立ち去る。茫然とその場に座り込む白血球であった。
赤血球は白血球を見つけ、自分一人で仕事をやり遂げた事を報告する。
白血球は「お前達の仕事の事をいろいろ聞かせてくれ」と言い、二人はベンチに座り込み話を始めた。
嬉々として語り続ける赤血球に、白血球は優しく相槌を打つのだった。
細胞達が仲良く話しているのを横目で見ながら、キラーT細胞は「羨ましくなんかない」と拳を壁に打ち付けて呟いた。
カッコよすぎ!キラーT細胞
赤血球と白血球のほのぼのシーン満載だった第8話でした。赤血球の働きが思った以上に大変で、ちょっとだけ赤血球の事を見直しました。(何様ですかね、僕)
それ以上に印象に残っちゃったのがキラーT細胞!!最後にちょっと出て来ただけなのに、この存在感。僕、惚れちゃいましたよ。
本心では「お茶飲んでる赤血球達の仲間に入りたいとか、お隣さん同士でトランプやってる細胞達の中に飛び入りで参加してババ引いて『バッカでぇ〜』ってイジられてみたい」と思っているのに、「殺し屋」である自分の任務を考えて、敢えて孤独な道を選んでいるんです。
この生き方、グッときますよね。
次回のお話でキラーT細胞の過去が明らかになります。必見です。
こちらの記事でも取り上げているので、是非読んで下さいね。
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自分の細胞を大切に
僕、昨日うっかりして舌噛んじゃったんです。結構思い切りやっちゃって、血が出ちゃいました。
その時思ったのが、「このままじゃ細胞達が大変な事になってしまう」でした。僕の不注意で細胞達に迷惑をかける訳にはいきませんから、もう必死になって血を止める為に傷口を押さえました。
結構すぐ止まったので安心したけど、これからも怪我をしない様に気をつけたいと思いました。僕の中の細胞達、大事にしたいですからね。
これを読んでいるあなたも、どうぞご自分の細胞に充分ご注意下さい。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。