はたらく細胞のアニメ6話の主役は、赤芽球と骨髄球!!おまけもあるよ!!

こんにちは。寛太です。今回紹介するアニメは『はたらく細胞』です。

人の体内の細胞たちは細菌やウイルスと戦うため、忙しく働いてます。そんな細胞たちがどんな活動をしてるか、分かりやすく教えてくれるアニメなので紹介します。

今回『はたらく細胞』アニメ6話で紹介する話は、赤芽球と骨髄球についてです。

寛太

学校の授業で、細胞の話があって難しかったけどアニメだと面白く見られて助かるなぁ。
それでは、漫画原作と作者の説明をしてからアニメを紹介します。

 

『はたらく細胞』

『はたらく細胞』は、講談社の月刊少年シリウスで連載している漫画です。2015年3月〜2018年9月まで連載し、単行本は5巻まで刊行してます。

人間の体内にある細胞(免疫系細胞たちがメイン)を擬人化(物や物体を人として描写する方法)した作品で、細胞たちは人間の姿で、細菌やウイルスはモンスターや怪人として登場します。

画像出典:amazon

原作ができたきっかけ

作者の清水茜先生がマンガ専門校日本マンガ塾のプロ養成科に通っていた頃です。妹さんのある一言がきっかけで『はたらく細胞』が誕生しました。

それは「学校の授業で、細胞の勉強をしているの。マンガにして覚えたいから、読み切りを書いて欲しい」です。

ちょうど、学校の卒業制作のテーマを探していた先生は「アイデアをもらえたぞ」と思い、色々調べて完成させました。

読み切り作品『細胞の話』は、出版社から好評を得て「少年シリウス新人賞」への応募を勧められます。そして、現在に至ります。

寛太
『はたらく細胞』は先生初めての連載作品なんです。実力と運を持っていたんですね。

『はたらく細胞』はどんなお話?

人の体内には、数十兆もの細胞が常に働いてます。免疫細胞たちは細菌やウイルスと戦う仕事があり、身体に発生する騒動を解決します。
体内の平和を守るため、新米の赤血球や白血球を中心とした細胞たちが毎日頑張ります。

アニメ1話〜5話の紹介

 

アニメ話数 タイトル 内容
1 肺炎球菌 新米で方向音痴の赤血球は、体外から侵入してきた肺炎球菌に襲われ、白血球に助けられる。

残りの仲間を探すため、白血球は体内を駆け巡る。赤血球は白血球と別れ、仕事である部屋を開けた。そこには、肺炎球菌の生き残りがいた。

2 すり傷 平和な日常の中、突如すり傷が発生した。黄色ブドウ球菌が他の細菌を連れて、傷口から侵入する。

細菌たちを倒す為、白血球たちは応戦するが実力を発揮できない。

なぜなら傷口の穴に落ちると二度と世界に戻って来られないからである。その時、血小板たちがある行動を行う。

3 インフルエンザ ある日、敵の偵察に向かったナイーブT細胞はインフルエンザウイルスにかかった細胞と出くわし怯えてしまう。

白血球やマクロファージが応戦するもの、戦闘経験のないナイーブT細胞は戦えずにいたが、キラーT細胞先輩たちが到着しウイルスを殴り倒す。

後輩が一体も倒せてない事を知った先輩たちは説教しまくる。ウイルスが次々に増える中、ナイーブT細胞は恐怖のあまり逃げてしまう。

4 食中毒 細菌が出現したため、白血球は現場に向かう。先に好酸球(白血球とは同じ骨髄で育った仲間)が細菌と戦っているが、非力な為に突き飛ばされいる。

白血球が細菌を倒すもの、好酸球は他の細胞たちに陰口を叩かれてしまう。今度は胃の近くで、アニサキス(寄生虫)が出現する。

5 スギ花粉アレルギー スギ花粉が体内に侵入し、スギアレルゲンとなり赤血球を襲う。すんでの所で白血球が退治する。

免疫細胞たちは無害だが、大量に発生するスギアレルゲンに対処する。その時、白血球は記憶細胞と出会う。

「この症状は代々伝わる言い伝えと一緒だ」と記憶細胞が焦りながら白血球に言う。

登場人物や前回のあらすじは、別記事にて紹介してるのでこちらをご覧ください。

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ここから先はネタバレを含みますのでご注意下さい。

 

アニメ6話 赤芽球と骨髄球

ストーリー前半部

仕事中、いつもの様に迷う赤血球はある場所にたどり着く。その場所は赤色骨髄(せくしょくこつずい)と言われ、彼女の故郷である。ちょうど卒業式が行われており、担任のマクロファージが赤芽球の帽子のボンボンを切り取っている。「脱核かぁ~、懐かしいな」と赤血球は過去の自分を思い出す。
寛太
ここから、赤血球の幼少時代のお話が始まります。
赤血球の幼少時代は赤芽球と呼ばれ、将来のために勉強をしている。生徒たち(小学校低学年位の年齢)は体内の複雑な地図を覚え、簡単な迷路で酸素を運ぶ訓練をする。他の個体たちは迷路をクリアするも、赤芽球はできなかった。
寛太
この頃から、赤血球は方向音痴だったんだね。泣きそうになる彼女を担任のマクロファージが優しくなだめてくれるシーンはよかったです。
次の授業は、好中球先生を細菌役に見立て、なまはげの様に赤芽球たちを追いかけ回す。敵から逃げる訓練だが、赤芽球はみんなとはぐれてしまう。すっかり自信を失くしていると、「酸素、お待たせしました」との声が聞こえる。窓から声が聞こえたので、赤芽球は窓から外を覗き込む。てきぱきと働く赤血球に「わたしもあんなふうになれるかな」と赤芽球はつぶやく。
そこへ、弱い物いじめが好きな緑膿菌が赤芽球に襲い掛かる。「死にたくない。わたしだって、素敵な赤血球になれるかも知れないんだから」と諦めない赤芽球は抵抗するも、緑膿菌に追いつかれてしまう。
その時、骨髄球の男の子(小学生高学年位の年齢)がナイフを構えて、緑膿菌に立ち向かうが歯が立たない。性格の悪い緑膿菌は「君みたいな勇敢な子供は嫌いじゃないよ。その赤芽球のお嬢ちゃんを差し出したら命だけは助けてあげるよ。坊や」と提案するが「そんなことするか!白血球は自分の命を犠牲にしてでも他の細胞を助けるんだ」と断る。
それじゃあといわんばかりに緑膿菌は骨髄球を殺そうとするが、好中球先生が現れ退治される。先生は骨髄球を「その意気だ。骨髄球」と褒めます。マクロファージ先生も駆けつけて赤芽球を保護する。敵がいなくなり赤芽球と骨髄球が泣いてしまう。
寛太
赤芽球は本当に怖かったのでわんわん泣いてます。小学生低学年の子なら無理もないです。骨髄球は泣くのをこらえながらも出てきてしまう感じですね。
お別れの時、赤芽球は「お兄ちゃん助けてくれてありがとう。また会えるかなぁ」と骨髄球に聞く。彼は「わかんない。でも大人になって血管の中で働き始めたらどこかで会えるかもな。バイバイ」と返事する。
現実に戻った赤血球は、「あの時の子は立派な白血球になっているかな」と思い返す。そして、偶然出会った白血球と一緒に行く事になり、ふと彼を見上げる。「昔の事だから、よく覚えてないけど。もしかすると」と考える。
寛太
赤血球と白血球は幼少時代に出会っていたんですね。

ストーリー後半

仕事の行先が違うため、赤血球と白血球は別れる。その直後に、ウイルスに感染した細胞が一般細胞を襲う事件が発生したので、白血球はさっそうと退治する。そこへ「めずらしい獲物だな。白血球が細胞の駆除してるとこ久しぶりに見たぜ。」とキラーT細胞が登場する。「これは俺の仕事だな。この案件もらっていくぜ」と言い、感染細胞を抱えて移動する。
寛太
感染した細胞の対処はキラーT細胞の仕事です。
その時、空中からNK細胞が降ってきた。キラーT細胞を下敷きのクッションにして着地した彼女は、退治された感染細胞を見る。「ただのウイルスじゃないわね。猛スピードで増えるタイプのやつ。まだ仲間が居ると思うからそこの細胞くんに案内してもらおうかしら。こいつ一体だけじゃないんでしょ」と一般細胞に言い、「そうなんです。僕の家の周りにもまだ」と彼も返答する。
寛太
派手な登場をするNK細胞ですね。頭良さそうです。下敷きになったキラーT細胞がかわいそう。
キラーT細胞は一般細胞にすぐ案内する様言うが、NK細胞が「あんたたちは来ないでー。足手まといは困るからあたし一人で行くわ。」と言う。反発するキラーT細胞に、NK細胞は「手が滑った」と言いながら裏拳をきめる。そして、キラーT細胞もバケツの水をNK細胞の頭にかけた後、「悪りぃな。手が滑った。風邪ひくといけねーからお嬢ちゃんは大人しくしてな」と言い返す。
寛太
この後は、お互いに「手が滑ったー」と言いながら殴り合います。酷い喧嘩だ。
キラーT細胞とNK細胞が喧嘩をしてる一方で、白血球は「道案内は途中まででいい。かつての仲間が殺される所は見たくないだろう」と一般細胞を気遣う。それに対し一般細胞は「いや、そんな大丈夫だよ。ちゃんと最後まで道案内するよ。この世界の為だから。それにさっきは君に助けてもらったから」と答える。
寛太
白血球は気遣いができる人ですね。いい人だなぁ。
気にする白血球に対して、一般細胞は「ありがとう。助けてもらったのなんて初めてだったよ。ちゃんと分かっているから。仕方のない事なんだって。世界の平和のためには仲間が殺される事があるって、それが君たちの仕事だって事もね」と言う。白血球は「そうか。ありがたい」と返事する。
結局、キラーT細胞とNK細胞も一緒に行く事になった。案内された場所はすでに廃墟になっていた。誰もいない事に気づき、白血球は「本部に連絡して、三人で動くか」という提案にキラーT細胞は「三人。ぜってー嫌だね」と断る。NK細胞も「じゃあ二対二ね。案内役だけもらうわ」と言い離れる。
寛太
キラーT細胞いわく、喧嘩ではなく拒絶反応起こしてるから集中して仕事出来ないそうです。
白血球はキラーT細胞と、NK細胞は一般細胞と組んで別行動をとる。二人きりになった所で、NK細胞は一般細胞に向かい「正体を表しな」と言う。一般細胞も「ばれたか」と返事する。果たして、この一般細胞の正体はなんだろうか。
寛太
NK細胞は一般細胞の何に気付いたんでしょうか?続きが気になります。

登場キャラクター

赤血球(せっけっきゅう)AE3803
体のあちこちに酸素を運び、肺へ二酸化炭素を送る仕事をしている。分裂しないので、ブドウ糖をエネルギー源にして活動する。(アニメ内では、アイスクリームや饅頭を食べて活動している)赤いショートカットの女性で、配達員の制服を着ている。帽子から飛び出てるアホ毛が特徴で、よく道に迷う。真面目で一生懸命だが、トラブルの現場に会う事が多い。戦闘能力がない後方隊員のため、敵にあったら逃げるしかない。
赤芽球(せきがきゅう)
赤血球AE3803の子供の姿である。前駆細胞が誕生し、赤色骨髄(AE3803の故郷)の中で選別された後、大切に育てられていく。担任はマクロファージであり、卒業式を迎えたら細胞核が抜け、赤血球となる。
白血球/好中球(はっけいきゅう/こうちゅうきゅう)U-1146
体内に侵入した細菌やウイルスを駆除する。普段は赤血球と一緒にパトロールするが、侵入者を見つけ次第対処する。警備部隊として何億もの個体があり、細胞の隙間を移動する事が出来る。右目が前髪に隠れており、警備員の格好をした全身白色の男性である。細菌やウイルスを発見したら、ナイフで切り裂き排除する。この行動は他の個体もするので、彼だけ特別なわけではない。
骨髄球(こつずいきゅう)
白血球(好中球、好酸球、好塩基球)になる前の、分化途中段階の細胞で、骨髄中に存在する。白血球U-1146の子供の姿である。分裂して数を増やしながら役割が決まっていく。好中球まで行けば分裂は終わり、それぞれの仕事を始める。
マクロファージ
細菌等の異物を食べて消化し、体内を掃除する細胞である。純白のエプロンドレスを着た穏やかな女性として描かれていて、細菌やウイルスの集団を倒せる戦闘能力の持ち主である。赤芽球の育成もしている。
緑膿菌(りょくのうきん)
健康な人間にもいる菌で、普段なら健康に影響を与えないが、免疫低下すると悪さする。弱いものいじめが好きな緑色のモンスターとして登場する。
キラーT細胞(キラーティーさいぼう)
体内にとって異物になる細胞(ウイルス感染細胞やガン細胞等)を、確認して倒す細胞である。殺し屋という由来のため、軍隊の兵士として描かれている。「KILL」と書いた帽子と作業着を着て、異物を拳で殴り倒す。
NK細胞(ナチュラルキラーさいぼう)
全身をパトロールし、ガン細胞やウイルス細胞を見つけ次第攻撃する細胞である。キラーT細胞とは違って、自己判断で異物を攻撃出来る。黒のタンクトップに短パン姿のマッチョな女性として描かれており、サーベルを武器とする。
一般細胞(いっぱんさいぼう)
赤血球から酸素と栄養を受け取って、細胞を分裂させる。集合住宅の室内にて、自身のコピーを製造や育成をする一般市民として描かれている。また、感染されたら、異物として駆除されてしまう。

 

おまけ

はたらく細胞は、ポカリスエットとのコラボ動画を公式サイトで出しています。タイトルは「熱中症になるとどうなるか」です。

熱中症なんて大した事ないと考えている人に見て欲しい動画です。自分の身体を守れるのは自分だけなので、他人任せにしない事が重要ですね。

寛太

僕は喉がかわいてない時でも、少しずつ飲む様にしてます。水と塩飴があると安心!

 

最後に

『はたらく細胞』は全国の学校や学会で「作品を授業やレポートの資料として使用したい」したいと言われる程、有名になってます。

身体の仕組みや細胞を教える時に、楽しく見れるアニメはいい勉強になると思います。文字だけだと想像しにくいから面白くないんですよね。

最後にこのアニメが見られる動画配信サービスを紹介しますので、興味持った方はこちらをご覧ください。

『はたらく細胞』は、U-NEXTFODプレミアムdアニメストアNetflixで見ることができます。(2020年7月現在)