「がん」は今や、2人に1人がなるといわれる病気です。
しかし、必要以上に怖がることはありません。
早期発見、早期治療で治る可能性があります。がんはもはや不死の病ではないのです。
アニメはたらく細胞7話は「がん細胞」についてのお話。
今日は、はたらく細胞7話のあらすじを見ながら「がん」について、学んでみましょう。
アニメはたらく細胞 7話「がん細胞」
主な登場人物
画像出典:Amazon
がん細胞
細胞のコピーミスなどで遺伝子に異常が起き、でたらめに増殖するようになった細胞。まわりの正常な細胞との境界を侵し、どんどん増殖していきます。
白血球
外部から体内に侵入した、ウイルスや細菌、ウイルス感染細胞やがん細胞を排除します。
キラーT細胞
ウイルス感染細胞やがん細胞などを「異物」と認識し攻撃する、いわば体内の殺し屋です。
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)
常に全身をパトロールし、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ攻撃します。
赤血球
カラダの中の運び屋さん。酸素を体中に届け、二酸化炭素を肺に運び出します。
【再放送情報】
再放送をご視聴いただいた皆様、ありがとうございました✨
以下各局でも順次放送いたします!MBS:このあと26:38~
テレビ愛知:7月7日(火)26:35~
北海道放送:7月5日(日)25:25~
RKB毎日放送:7月4日(土)26:00~https://t.co/GiME5Sfj9v#はたらく細胞 pic.twitter.com/0MeovGUoCM— 『はたらく細胞』公式 (@hataraku_saibou) July 4, 2020
あらすじ
~6話のおさらい~
ウイルスに感染した(?)と思われる細胞が、普通の細胞君を襲っていたところを、白血球が助けキラーT細胞が運ぼうとした。
そこへNK細胞が現れ、「これは猛スピードで増殖するタイプ」だと判断。他にも仲間がいると聞き、細胞君に道案内をたのむ。
3人は細胞たちが住んでるはずの怪しげな団地へ案内される。そこでNK細胞と細胞君、キラーT細胞と白血球の2手に分かれた。
6話については、こちらの記事でも紹介しています。
こんにちは。寛太です。今回紹介するアニメは『はたらく細胞』です。 人の体内の細胞たちは細菌やウイルスと戦うため、忙しく働いてます。そんな細胞たちがどんな活動をしてるか、分かりやすく教えてくれるアニメなので紹介します。 今回『はた[…]
ある日の平和な体内。赤血球に不吉なことがおきる。
(不吉その1)靴紐が切れる。(不吉その2)ハシゴの下をとおる。(不吉その3)食器が割れる。(不吉その4)アホ毛がざわつく。
「なんだろう嫌な予感がするな~。」と不吉な気配を感じる赤血球。
その頃、NK細胞は普通の細胞に化けていた細胞君を“がん細胞”だと見抜き、戦いを始める。
激しいバトルが始まるも、がん細胞の強さに強気のNK細胞は押されがちに。
一方、白血球とキラーT細胞は不穏な研究室を発見。そこでは細胞が作られており、正常なプログラムを無視して凄い数増殖している痕跡がのこされていた。
周囲の組織をめちゃくちゃにして、引っ越し(転移)の準備までしていたのである。そこへバイオハザードさながら、増殖したゾンビのようながん細胞たちがわらわらと湧いてきた。
そこへNK姉さんが戦いの衝撃で飛ばされてきて合流。
白血球、キラーT細胞、NK細胞 VS がん細胞の戦いが始まる。
がん細胞のあまりの強さに、瀕死寸前の免疫細胞3人。
場面は赤血球ちゃん。平和な日常を送っていた。
そこへ、すごい量の栄養分を運ぶ赤血球に出会う。手伝おうと大通りに行くと「えっさほいさ、えっさほいさ」と大名行列のように、赤血球たちが大量の栄養分を運んでいた。
なにやらとある団地が大量に注文をしてくるとのことで行ってみると、中にはバクバク栄養を消費するゾンビのような細胞達が。
ヤバそうだけど、栄養を運ぶのを手伝うことにした赤血球。何かがおかしいと気がかりになりながら。
団地の中では免疫細胞3人とがん細胞の戦いが続いていた。
キラーT細胞の「死ね!!バグりヤローーッ!」という言葉で、がん細胞の脳裏に過去の記憶がよみがえる。
~がん細胞子供の頃の思い出~
キラーT細胞たちに追われて必死に友達と走っている。「ねえ。僕たち生まれてきたばっかりなのに殺されるのかな。」
途中、友達が転んでキラーT細胞につかまってしまった。
「もう一人も必ず見つけ出してぶっ殺す」という恐ろしい言葉を聞きながら、物陰で震える子供のがん細胞。
がん細胞は血管とリンパ管を使って体中に散り増殖しようと、大きな羽をはばたかせた。全身へ転移しようとした、とその時…。
鎌がズドーン!と飛んできてがん細胞に命中。
免疫細胞仲間たちが大勢駆けつけ、関ヶ原の合戦のような壮絶なバトルが繰り広げられる。
免疫細胞たち VS がん細胞たち
戦いのさなか、キラーT細胞のおっちょこちょいにMK細胞が大爆笑。その瞬間NK細胞は神々しく輝き始めた。そう!NK細胞は笑うことで活性化するのである。
そして、ついにがん細胞を撃退。白血球がとどめを刺そうとすると。
「がーん。(おそらく、がん細胞ジョーク)」
細胞分裂のコピーミスで、味方になるはずだった免疫細胞に命を狙われ殺されることを悔しがるのである。
白血球は「それでも俺はお前を殺さねばならない。それが俺の仕事なんだ。」と冷静に答える。
「いいよ負けといてやる。今回はな。」と言い残すがん細胞。
悪役のはずのがん細胞の過去がなんか悲しいストーリーだったので、ちょっぴり可哀そうな気もしてきました。
「がん細胞」について
がん細胞が1日にできる数
「がん細胞」は健康な人でも、1日に数千個も作られているといわれています。
免疫細胞たちは、毎日生まれてくるがん細胞を発見し退治します。がん細胞はもともと普通の細胞なので、免疫細胞たちも「異物」と認識するのが難しいようです。
がん細胞をやっつけるNK細胞は「笑い」で活性する
笑うことによってNK細胞が活性化すると、がんや感染症にかかりにくくなるという研究があります。お笑いを見て爆笑した後はNK細胞が活性しているというデータも。
逆にストレスはNK細胞の働きを低下させるので要注意です。
笑いが免疫力アップに有効ということで、ピエロが小児がんや緩和ケア、お年寄りの施設など病院や地域へ笑いを届ける活動があるんですよ。
笑いを届けるって素敵ですね。
検診に行こう「早期発見、早期治療」が大切!
2019年現在、日本人の死亡原因1位でもある、がん(悪性新生物)。
がんには、「血便」や「しこり」など自覚症状がでるものもありますが、できる場所によっては無自覚のまま進行してしまうこともあります。
定期健診に行き、早期に発見し早期治療をすることで完治する可能性もあります。市町村が、がん検診の費用を一部負担してくれることがありますので、ホームページや市報などをチェックしてみましょう。
劇場版「はたらく細胞」最強の敵、再び。
2020年9月5日に、原作コミックス5巻のエピソードが劇場版として公開予定。この劇場版では「がん細胞」が再び登場します。
悪玉菌によって荒れ果てた“腸”が舞台となる大決戦です!
まとめ
「がん=死」と早々に考える必要はありません。
カラダの免疫細胞たちが毎日一生懸命、がん細胞と闘ってくれています。
今回の7話ではちょっぴりかわいそうだった「がん細胞君」ですが、そうも言ってられませんよね。かわいそうだけど、僕たちはがん細胞に打ち勝たなければ!
カラダの中のはたらく細胞たちを手助けするためにも、「よい生活習慣」を心がけて「笑うこと」を大切にしてみたいと思います。
ほんとにこのアニメ勉強になるなー。もう一回見返しちゃお。
アイキャッチ画像出典:Amazon