『ゲームオブスローンズ』は制作費が莫大! なんと1話で○○億円!?

こんにちは。福です。

皆さんは世界中でブームを巻き起こした海外ドラマゲームオブスローンズってご存じですか?

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ジョージ・R・R・マーティン氏のベストセラー小説「氷と炎の歌」を映像化した大人気シリーズで、大人向けのダークファンタジーでもあり、人間ドラマでもあり、キャラクターの魅力があふれるドラマなんですよ。

今回ご紹介するのは、この『ゲームオブスローンズ』の制作費についてです。
実はこのドラマは、「制作費が超高額」ということでも有名な作品なんです。

制作費はいくら?

優子
制作費だけでも話題になるくらい高いの?
いったいいくらくらい?
ストーリーももちろん気になるところですが、やっぱりお金の話も気になっちゃいますよね。

気になる制作費は……
1話あたり、なんと1000万ドル(約10億円)!!

 

優子
1シーズンでじゃなくて、1話で?!
そう。しかもシーズンを追うごとにさらに高くなっていっているんだよ。
優子
ええっ!!

10億円と言われても、スケールが大きすぎて、よく分からない……。
そんな方のために、一度この作品の製作費を邦画の制作費と比べてみましょう。

映画評論家の町山さんによれば、日本の実写映画の制作費は平均5000万円程度。
大作でも5億円以下、上限10億円程度の制作費で映画が作られているのだそうです。

つまり『ゲームオブスローンズ』たった1話の制作費で20本の邦画が作れるんです。
どれだけの大盤振る舞いか、よく分かりますよね。

どうやって制作費を捻出しているの?

「どうしてそんなにお金がかけられるの?」

皆さんもそんな疑問を持たれますよね。

その秘密は1シーズンあたりの話数
通常の海外ドラマでは1シーズン22話前後になるところを、話数を絞ることで
1話あたりの制作費を大幅に引き上げているんです。

その証拠に、『ゲームオブスローンズ』は第6シーズンまでは1シーズン10話、
第7シーズンでは7話、第8シーズンでは6話で構成されています。

シーズン7以降はエピソード数が減っているにも関わらす、シーズン全体での制作費は減っていません
1話あたりの制作費がどんどん高くなっているというのも納得ですね。

米Varietyによると、シーズン8の各話の予算は少なくとも1900万ドル(約21億円)以上であるとの一説もあります。

ちなみにこの作品を制作しているのはアメリカの有料ケーブルテレビ放送局HBO

あの「セックス・アンド・ザ・シティ」を制作した放送局です。
放送コードに縛られない大胆過激な描写と優れた脚本に定評があり、
『クオリティのHBO』とまで言われているんです。

見たことのない方も、だんだん気になってきたのではないでしょうか。

 

どうしてそんなにお金がかかる?

 

優子
いったい何にそんなにお金が
かかっているのかしら。
普通に撮っていたらそんな予算
使い切れないように思えるよね。
いったい何にそれほどの制作費がかかっているのでしょうか?
その理由を3つピックアップしたいと思います。

ファンタジーの世界観を創り出すコンピュータグラフィックス!

『ゲームオブスローンズ』の映像を語る上で欠かせないのがCGの存在

架空の大陸であるウェスタロスを舞台に、観る者を魅了する架空の生物達や、
恐ろしい異形の者たちが織りなすこの物語にはVFX(実写にCGを追加する映像効果)が多用されています。

作品をご覧になったことのある方ならお分かりかと思いますが、例えばこの作品に登場するドラゴン達表皮のキメから牙の一本一本までとても細かくリアルに描写されています。

これらの架空の生き物たちや、戦いの映像効果莫大な手間と人件費がかかっています。
実写の人物の映像であっても、「」や「殺人」など実際に撮ることのできない映像にはCGによる作業が加わっています。そういった作業がこの作品の壮大でダークな世界観を創り出しているんです。

優子
架空の生き物だけがCGなわけじゃないのね。
確かにそれは作るのが大変そうで納得。

メインの俳優のギャラが、TVドラマ史上最高額?!

『ゲームオブスローンズ』の制作費が高額であるもう一つの大きな理由が、俳優のギャラです。

日本のドラマや映画でも、キャストが豪華だと「この作品、お金がかかってるなぁ」と思いますよね。

それは海外ドラマでも同じ。キャストに支払う出演料も、制作費を左右する大きな要素になっています。

この作品のメイン俳優である5人(エミリア・クラーク、キット・ハリントン、レナ・ヘイデイ、ピーター・ディンクレイジ、ニコライ・コスター・ワルド)には、キャストの中でも特に高額なギャラが支払われていると言われています。

そのなかの3人のキャストについてはこちらの記事でも深掘りしていますので、ぜひご覧ください。

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シーズン7以降は特に制作費が高いと先ほどご紹介しましたが、それらのシーズンでは彼ら5人はギャラの金額ランクで「A」にランク付けされています。
それがどれくらいのギャラなのかと言うと、1話ごとになんと最大約2.8億円までを獲得することができる契約であると言われています。

MAXでその金額ということなので色々と条件もあるようですが、1話約5000万円はもらっていると言われています。

優子
1シーズンでじゃなくて1話で?! (2回目)

 

トップがこれほどの金額ということは、それ以下の出演者も相当な出演料をもらっているのではないかと思われます。
しかもこの作品、登場キャラクターがシリーズ累計で500人を超えると言うのですから、その合計ギャラは計り知れません。

細かいところにも手間とお金がかかっている!

『ゲームオブスローンズ』が細かいところにまでこだわって作られているということがよく分かるエピソードをひとつご紹介します。

主演キャストの1人、デナーリスのトレードマークと言える銀白色の髪。こちらは実はカツラなんです。

人毛で作られたカツラは1つ70万円もかかっていると言われ、ドラマのヘア担当者が数日に一回洗って、ブローしたあとにカーラーで巻いてセットしているのだとか。実際の髪と同じように丁寧に扱っているんですね。

奈美
ええっ! 私が小さい頃すごく大事に
してたぽぽちゃんでも、そんなに
お手入れしてあげてなかったよ!

そんなお手入れの大変なカツラが、この作品中では20から30も使用されているそうです。

出演者のカツラというほんの一部を見ただけでもこんなに大変そうなんですから、色々なスタッフが手の込んだ作業で『ゲームオブスローンズ』を作り上げているのだろうということが想像できますね。

 

まとめ

この記事では『ゲームオブスローンズ』の制作費についてご紹介しました。

1話あたり、なんと1000万ドル(約10億円)かけて制作されている

その制作費の理由は、

  • リアルで美しいCGやVFXに莫大な費用がかかるから
  • 出演俳優のギャラが超高額だから
  • 細かいところにまでこだわっているから

ということでした。

『ゲームオブスローンズ』を見たことのある方は「あのクオリティなら制作費も高いはずだ」と納得出来たかと思います。
見たことのない方も、きっと「そんなにお金のかかっているドラマなら、きっとすごいんだろうな」と思われたでしょう。

もちろん、制作費の高さだけがとりえなのではありません。エミー賞で史上最高となる合計32部門にノミネートされ、2019年には計12冠を達成したという実力派作品でもあります。

もう一度観たくなった方、知らなかったけど気になってきた方!
『ゲームオブスローンズ』はこちらから視聴することができます。

莫大な制作費を惜しまずにつぎ込んだインパクト抜群の世界観をぜひ体感してみてくださいね!
ゲーム・オブ・スローンズ』は、Huluamazonプライム・ビデオで見ることができます。(2020年4月現在)