「ヴァンパイアと魔女の禁断の恋」。日本ではあまり聞き慣れない2つの種族。一体どんな物語なのでしょうか。2020年4月1日(水)より、動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信されている『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ ~第1章 魔女の目覚め~』に関してお話していきます。
あらすじ
歴史学者と大学教授である天才科学者。魔女とヴァンパイア。この2人の男女がどんな謎に巻き込まれるのか、どうやって「愛」がうまれていくのか…おそらく、人間の世界をはるかに超えた、想像もできないさまざまな展開が起こるのではないかと興味が湧きます。ダイアナは、必然的にこの1冊の魔術書を手にしたのでしょう。
イギリスでは視聴率No.1にもなった
このドラマ、2018年にイギリスの放送局”Sky one”で放送されると大人気になり、同局のドラマの中で、なんと、視聴率No.1を獲得しました。このドラマの原作者であるデボラ・ハークネス。著者ご自身が学者だそうで、ストーリー内でさまざまな歴史についても触れています。こちらも見どころのひとつですね。
また、本作品はイギリスで最も権威ある賞である、NTA(ナショナル・テレビジョン・アワード)にもノミネートされたんです。NTAとは、過去1年間にイギリス国内で放送された番組の中から一般投票により受賞が決まるということで、アメリカのゴールデングローブ賞のように授賞式は大盛り上がりだそうです。
ベストセラーになった原作、『魔女の目覚め』は彼女の3部作の第1作目にあたります。『魔女の契り』、『魔女の血族』と物語は続いています。同作品は日本も含む35か国で翻訳・出版されているそうです。この3部作のほかに、『緋色の夜明け』というサイドストーリーも発売されていました。ドラマももちろん楽しみですが、原作を一気に読んでみたくなりました。
パラノーマル・ロマンスとは
SFやファンタジー、ホラーなどの超常現象要素を含んだロマンス作品。近年では特に10代がメインで幅広い女性層から人気なジャンルです。女性って、現実ではありえない『禁断の恋』というワードに胸をときめかせたりするんですね。たとえ、恋した相手がヴァンパイアやゾンビであっても。女性の心理は複雑なものです。
代表的な作品は、『トワイライト』(2008年)
画像出典:Amazon
『ダーク・シャドウ』(2012年)
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『ヴァンパイア・ダイアリーズ』(2009年)
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どの作品のキャストも、カッコいい俳優が勢ぞろいですね。主演女優もお綺麗な方ばかり。このパラノーマル・ロマンスに女性がハマるというのもわかってきた気がします。ちなみに、今回よく出るワードのひとつでもあるヴァンパイアですが、ドラキュラとどう違うのか?どっちとも吸血鬼じゃないの?
そうなんです、どちらとも吸血鬼です。ヴァンパイアを日本語に訳すと、吸血鬼。ドラキュラは映画に出てくる名前であり、代名詞なんですよね。日本人の多くが吸血鬼=ドラキュラのイメージを持っているので、よほど映画の印象が強くここまで知名度が高いとすれば、『ドラキュラ』は超有名な作品ですね。
禁断の恋
なぜ、ヴァンパイアと魔女との恋が『禁断の恋』といわれるのでしょう。理由は、種族を超えた者同士の恋愛は厳禁だからです。好きになった相手が異種族だから、じゃあ諦めます、なんて、なかなか難しいです。諦められません。『美女と野獣』だって、『シザー・ハンズ』だって、『アバター』だってみんな種族を超えています。
『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ』に登場するマシューとダイアナ。2人の恋に試練はありそうですが、その試練を乗り越えていく様子もまた見どころ。
人間にはない特殊な能力をどう使っていくのか。この2人はハッピーエンドで物語は終わるのか。これから起こるであろう争いや謎に立ち向かっていく姿に注目です。
ベストセラー小説 シリーズ3部作の第1作目のドラマ化。今、注目されているパラノーマル・ロマンスであり、今回日本初上陸の『ディスカバリー・オブ・ウィッチズ ~第1章 魔女の目覚め~』。物語はまだ始まったばかりです。