アベンジャーズ/エイジオブウルトロン吹き替えでの声優は芸能人も?

作品は面白いのに、吹き替えが酷すぎる

内容はとてもいいのに、吹き替えが最悪で悲しくなる

あれあれ?何だか不満のある声だね。何が原因なんだろう?
どうやら、世界中で愛される大人気映画「アベンジャーズ」の日本語吹き替え版で、これまでの声優さんではなく芸能人をキャストにむかえたようです。これに対し、様々なご意見が。中には酷評をする人もいますね。
今日は、話題の作品のひとつ「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に着目してみます。
画像出典:Amazon

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンってどんな話?

この作品は、「アベンジャーズ」シリーズ第2作なんだよ
アイアンマンことトニーが開発した「人工知能による平和維持システム」、それが「ウルトロン計画」なのです。
しかし、造り出されたウルトロンは自我を持ち、世界を破壊して人類を滅亡させようとします。それを阻止するために、再集結したアベンジャーズ。
果たして、「愛する人を守りたい」思いは貫くことができるのでしょうか。
本作品では、新しいメンバーが「アベンジャーズ」として加わります。
ワンダ・マキシモフ₌スカーレット・ウィッチ…悪党ヒドラの人体実験の被験者であり、マインドコントロールとテレキネシスの能力を持っている。
ピエトロ・マキシモフ₌クイックシルバー…ワンダとは双子の兄妹であり、同じくヒドラの人体実験の被験者。驚異的な新陳代謝能力による超高速移動ができる。
この2人、最初はトニーを恨んでいたんだよね
幼いころ、紛争によって両親を亡くしてしまった2人。かつて、ソコビアでのスターク・インダストリーズのミサイル攻撃で両親を失った2人はトニーに対し強い恨みを持っていました。
これまではウルトロンに協力していたのですが、ウルトロンの本当の目的が「人類の滅亡」だと知ったとき、アベンジャーズに手を貸しソコヴィアへの攻撃を阻止しようとするのです。

アベンジャーズ役の声優は?

主な登場人物の声優(吹き替え)

アイアンマン(トニー・スターク)

藤原啓治:1964年生まれ。(2020年4月ご逝去)声優・俳優・音楽監督を務めた。主な作品は『クレヨンしんちゃん』『ケロロ軍曹』『鋼の錬金術師』など多数。吹き替えでは、『アベンジャーズ』シリーズ他、『LOST』『ウォッチメン』など。

キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)

中村悠一:1980年生まれ。声優・ナレーター。主な作品は『機動戦士ガンダム00』シリーズ『ウルトラマンX』『おそ松さん』など。

ソー

三宅健太:1977年生まれ。声優。主な作品は『僕のヒーローアカデミア』『夜ノヤッターマン』『オーバーロード』など。

ハルク(ロバート・ブルース・バナー)

宮内敦士:1969年生まれ。声優・俳優・ナレーター。主な作品は『新テニスの王子さま』『閃光のナイトレイド』『名探偵コナン』など多数。吹き替えでは、『アベンジャーズ』シリーズ他、『猿の惑星』『トランスフォーマー』『ミッションインポッシブル』など。

ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)

米倉涼子:1975年生まれ。女優・ファッションモデル。声優としての作品はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)における「ブラック・ウィドウ」他、『ダイアナ』がある。

ニック・フューリー

竹中直人:1956年生まれ。俳優・声優・映画監督・タレント・コメディアン・歌手。声優としての主な作品は『劇場版 ONE PIECE FILM StrongWorld』『映画 長靴をはいたネコ』など。

ホーク・アイ(グリント・バートン)

宮迫博之:1970年生まれ。お笑いタレント・俳優・声優・司会者・Youtuber。声優としての主な作品は『ピアノの森』『クレヨンしんちゃん襲来!!宇宙人シリリ』など。吹き替えでは、MCUにおける「ホークアイ」他、『ヴァン・ヘルシング』『Mr.インクレディブル』など。

ファルコン(サム・ウィルソン)

溝端淳平:1989年生まれ。俳優・タレント・司会者。声優としての作品はMCUにおける「ファルコン」他、『三銃士』がある。

ヴィジョン

加瀬康之:1971年生まれ。声優。主な作品は『ガン・グレイヴ』『NARUTO』『進撃の巨人』など多数。吹き替えでは、『アベンジャーズ』シリーズ他、『8Mile』『三国志』『スターウォーズ』シリーズなど多くの作品に携わっている。

本作品の登場人物についてはこちらの関連記事をご覧ください。

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吹き替え声優に不満の声?

冒頭での不満の声は、一体どんなことが原因なのでしょう。調べてみると、こんな背景がありました。

セリフを棒読みしている。
出演者の1人、米倉涼子さんはあるイベントで、自身のセリフの読み方について疑問を投げかけるような発言をしています。第1作目にも批判を浴びていたので不安になったのでしょうか?
それでも、以降続編の「ブラック・ウィドウ」役は米倉さんが担当しています。
ドラマの名台詞である「私、失敗しないので」とこれからも頑張ってほしいな
アベンジャーズのキャラクターに合わない!?
『アイアンマン』から『キャプテン・アメリカ』までの4作品でニック・フューリーを演じた手塚秀彰さんが降板し、新たに竹中直人さんが抜擢されたら、これはまた大批判でした。
手塚秀彰:1954年生まれ。声優・俳優。主な作品は『名探偵コナン』『NARUTO』『進撃の巨人』など多数。吹き替えでは、MCUの作品他『トランスフォーマー』『ALIアリ』など数多くの映画やドラマに携わっている。
しかし、竹中さんもその後の作品でも活躍されていますね。公開イベントでは、竹中さんの作品に対する熱意が伝わってきました。
竹中さんの低くて渋い声、いい声だよね

評価は色々あるけれど

少し厳しい意見もありますが、製作者側がそれでも同じ声優さんを起用し続けるということは、それなりに魅力があってだからこそです。

芸能人だから、タレントだからできないのでは?

それはどうでしょうか。案外表現力が優れていて適任なのかもしれません。いかにその役柄になりきって演じられるかが大切ですね。

声優さんは、映像に合わせて「声」だけで演じて表現するので非常に難しいことを担っているのだと思います。このような大作をやってのけた吹き替え役の皆さんはかっこいい!ぜひ、これからも頑張っていい作品を演じてほしいと願います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

普段字幕で『アベンジャーズ』シリーズを観ている人も、たまには気分を変えて吹き替え版で楽しんでみるのもいいかもしれません。また違った感じ方や捉え方が味わえると思います。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、U-NEXTで見られます。(2020年5月現在)