韓国ドラマ『太陽の末裔』登場人物
- ソン・ジュンギ(ユ・シジン役)
特殊戦司令部大尉。テベク部隊所属のモウル中隊隊長、アルファチームチーム長。美人とお年寄りと子どもは必ず守るをモットーに責任感の強いアツい軍人を演じる。 - ソン・ヘギョ(カン・モヨン役)
特診病棟VIP担当教授であり、胸部外科専門医。優れた実力を持ち仲間からの信頼も厚く、海外のウルクに医療奉仕団のチーム長として派遣される。ユ・シジンに恋心を抱くも素直になれないじれったい役を演じる。 - チン・グ(ソ・デヨン役)
特殊戦司令部先任上士。テベク部隊所属のモウル中隊副中隊長、アルファチーム副チーム長。情は厚いが無愛想であり、ユ・シジンと良いパートナーを演じている。父親に反対はされているが、ユン・ミョンジュのことをずっと想っている。 - キム・ジウォン(ユン・ミョンジュ役)
テベク部隊派兵軍医官・中であり、整形外科専門医。ソ・デヨンのことを愛してやまず、追いかけるがいつも突き放される。カン・モヨンの医大生時代の後輩であり仲が悪い。父親が特戦司令官。 - キム・ミンソク(キム・ギボム役)
一兵。不良少年時代にソ・デヨンの携帯を盗み迷惑をかけるが、ソ・デヨンの器の大きさに心変わり。面倒を見てくれたソ・デヨンを尊敬し追いかけ、軍人になる。 - オンユ/SHINee(イ・チフン役)
胸部外科レジデント。どんくさい性格で、先輩のカン・モヨンによく怒られているが、憎めない愛されキャラを演じている。結婚し奥さんのお腹の中に子供がいることから、「子持ち君」と呼ばれている。 - イ・スンジュン(ソン・サンヒョン役)
一般外科専門医。いつもふざけているが、医師としての腕は光るものがあり、カン・モヨンから一番頼られている。ハ・ジャエに好意を寄せていて、医療チームのムードメーカー的存在。 - ソ・ジョンヨン(ハ・ジャエ役)
救急室看護チーム長。ソン・サンヒョンによく近づかれているが、いつも冷たくあしらっているクールな役柄。
全話の簡単なあらすじ
久しぶりの休暇を満喫していた特殊戦司令部のシジンとデヨンは、窃盗犯であるギボムがバイクで逃げようとしたところを捕まえます。その際バイクごと転倒し、ギボムは怪我をしたため2人は救急室へ送り込みます。
1つ事件を解決し休暇を再開しようとしたところ、デヨンの携帯電話がギボムに盗まれていたことに気づき、2人は取り返すべくすぐさま病院へ向かいました。
病院へ着くと、ギボムの担当医であるモヨンに冷たい態度を取られます。それはギボムから聞いた話を勘違いし、病院を訪れた2人をヤクザの組長だと思い込んだからでした。
しかし、シジンはそんなのお構いなしにモヨンに一目惚れしたため、疑いを晴らすべく軍人であることを明かし猛アプローチを仕掛けます。
そのうちモヨンはシジンの熱烈なアプローチに惹かれていき、2人は初めてのデートを約束します。ところが、シジンに突然の任務が入ってしまい、デートは中止になりました。。
後日、次は映画デートをしようと約束していた2人は映画館に行きますが、またもシジンに急な任務が入ってしまいドタキャンしてしまいます。
すれ違いが多く熱が冷めてしまったモヨンは、自分の仕事の多くを語らないシジンの言葉と行動に違和感を感じ、別れを告げ、自ら短い恋に終止符を打ちその場を去りました。
月日は流れ、ウルクに派兵されていたシジンですが、そこにソウルから医療奉仕団が派遣されることとなりました。シジンが医療奉仕団の名簿を見ると、リーダーの欄には”カン・モヨン”の名前が…。
奉仕団到着の当日、まさかとは思うも複雑な心境のシジンの前に現れたのは、まさしく恋をしたカン・モヨンの姿がありました。
ソウルから遠く離れた紛争地域のウルクにて再び出会った2人。運命を感じた2人はまた恋をしてしまい…。
『太陽の末裔』10-12話のあらすじとみどころを紹介
10話のあらすじ
シジンはモヨンと再会を果たしますが、緊急事態の為、まともに話もできず任務に取り掛かります。持ち場に戻ったシジンは、生存者を救うため崩れた発電所の中へ入るとそこにはコ班長とバユが生き埋めになっていました。
コ班長はがれきに下半身が挟まれ、すぐそばにいるバユは胸を鉄骨が貫通し、どちらも身動きが取れない状態です。
一刻を争う事態のため、モヨンを連れて処置をするよう伝えると、モヨンはがれきと鉄骨を除去しすぐに搬送するように言います。
しかし、そこでシジンは「2人の状況は繋がっている。」と一言伝えます。
つまり、コ班長のがれきを持ち上げればバユに刺さっている鉄骨が曲がり身体が切断され、バユに刺さっている鉄骨を切断すればがれきが重心を失いコ班長が潰されるとの事です。
シジンはどちらか助けられる方を優先すると、医師としてのモヨンに選択を迫ります。
困惑した様子のモヨン。モヨンがコ班長の所へ行くと、コ班長は話し始めます。
「俺たち2人のどちらかしか助からないんだろう?長年の勘が働くんだ。バユには小さい子どもが3人、大切な家族がいる。構わないよ、自分は子どもを大学まで出してやれて幸せだ。」と。
モヨンは泣きながら「どんな状況でも最善を尽くします」と、それしか言えませんでした。
追い込まれた医師としてのモヨンが下した決断は…。
10話のみどころ
シジンの軍人としての役目
シジンが発電所内にいる時に、チン所長が書類を探したいから早く片方だけ助けてこっちを手伝ってくれと言います。
従業員の命をなんとも思ってないチン所長に対してシジンが怒りますが、その時に余震で瓦礫が崩れてきます。とっさにチン所長に覆いかぶさり、肩を怪我しながらもがれきから命を守ったシジン。
どんなに嫌な人でも守ろうとし、軍人としての務めを果たしたシジンは本当にかっこいいですね。
チフンの気づかい
地震により足をケガした現地の女性。「妊娠しているため麻酔は絶対に使わないで!」と現地の言葉で話され、最初は伝わらずにイライラします。
しかし、エコーの写真を見せられたチフンは理解し、「痛いけど頑張って!」と女性を励ましながら治療を施します。
親になった自分に当てはめて女性の気持ちを汲み取ったチフンの気づかい、医師としてしっかり任務に取り掛かるシーンはかっこよく、チフンの優しさが見えました。
コ班長に敬礼
亡くなったコ班長が遺体収容袋に入れられるときに、シジンが敬礼をするシーンがあります。
使えない従業員に怒りながらもいつも気づかい、最後まで従業員のことを思いやるコ班長。なんでこんな優しい人が…と感情移入してしまい、涙が止まらなくなります。
11話のあらすじ
1日中立ちっぱなしで糖が切れて死にそうだ、今すぐブドウ糖やビタミンの注射を打ってくれと頼みますが、ジャエが「栄養剤の投与を望むわがままで目の悪い患者(現在の状況が見えてないという意味)がいます。暇を持て余す医師がいたらお手伝いお願いします。」と突き返します。シジンとデヨンは、作業がひと段落したものの食糧不足に悩んでいますが、そこへバーの美人店主がやってきます。100人分のサンドイッチを作ってきてくれたのでした。
隊員たちが食事をして休んでいると、シジンが来てご苦労様とみんなに言葉をかけます。モヨンは治療した人の様子を見たり1日の作業を振り返りながら、崩壊した現場の前を通ると地震前の現場を思い出します。
そこには多くの元気な作業員、それにコ班長の笑顔がありました。
助けることが出来なかったコ班長の笑顔を思い出し、モヨンは声を出して泣き出します。
それを見ていたシジンは何も言えずに黙って見つめていました。その後、報告のために本陣へ行くシジンにモヨンもついていきます。
本陣で電話を手に取るモヨンは、遺言を伝えるため、コ班長の奥さんへ連絡します。「いつまでも一人でいるな」と。
またしてもシジンは何も言えませんでした。
話が終わりモヨンが泣いていると、シジンが「今日はよく頑張りました。」と慰めます。すると、モヨンは「戻ってきてくれてありがとう。シジンがいなかったら逃げてたかも。」と言います。
モヨンの素直な言葉にも、シジンは「逃げるときは誘って?逃避行は男女一緒じゃないと。」と冗談を言い、笑いを誘いました。翌日、まだ行方不明者が3名いるとの事で、がれきの中の捜索を再開します。
医療班のチフンが捜索していると、生きている人を見つけました。コ班長によく小言を言われていたミンジェです。
手を指し伸ばし助けようとしますが、そこで余震が。落石がチフンの手に当たり、手を放してしまいます。
手を怪我し余震で崩壊した時の死を恐れたチフンは、ごめんなさいと言いながらミンジェをおいて逃げてしまうのでした…。
11話のみどころ
シジンの頼もしさ
救助活動がひと段落し、隊員たちが食事をしているところへシジンがやってくるシーンです。
シジンはたくさんの怪我人を助け、死亡者を見届け、肉体的にも精神的にも疲労困憊の隊員たちにねぎらいの言葉をかけ気遣います。
「今日のことや状況については深く考えず頭を空にしろ。私が常に正しい命令を下すからそれに従えばいい。」と一言。シジンの頼れて誇らしい隊長っぷりが見られるかっこいい場面でした。
デヨンの気持ち
デヨンが顔を洗っているとミョンジュがやってきます。お互い常に心配していたのでミョンジュが無事だと分かると、たまらずミョンジュを抱きしめます。
ミョンジュが「私に何かあればどうしてた?」と問い詰めると、「お前から逃げたことを後悔したはず。」とデヨン。お互いの想いを確かめ合ったこのシーンは本当にキュンキュンしますね。
作業員の思いやり
救助を開始したとき、モヨンに処置をしてもらった作業員が、自分で壊したヒールのある靴を履いていたモヨンを見て危ないからと自分の安全靴を差し出します。
ひと段落したときにモヨンが靴を返すのですが、そこでニコッと笑う作業員。
作業員の優しさと思いやりが詰まったシーンに感動しますね。
チフンの成長
回診の時に、チフンが救助した妊娠している女性のところでクラシックがかかっているシーンがありますが、チフンが胎教にいいと自分の携帯でかけてあげてるのです。
笑顔で嬉しそうに話しているチフンを見て、モヨンは「子持ち君も一人前ね。」と認めます。
ここにもチフンの優しさや気遣いが見える一面がありました。
シジンの気持ち
シジンの肩のケガを治療中にモヨンに「すごく会いたかった。体を酷使しても酒を飲んでも何をしても頭に浮かぶ。やっぱり会いたかった。」と伝えるシーンです。
今回の話は、救助活動を通してお互いの存在の大きさが分かっただけでなく、異性としても存在が大きくなったことがわかります。
それにしてもこのセリフを言った時の切なげなシジンの顔を見ると、こんなに想われているモヨンが本当に羨ましくなってきますね。
12話のあらすじ
ミンジェとシジンが会話をしていると、鎮痛剤によるアレルギー反応が出て体がかゆいと言い始めます。そんなときに余震ではない揺れが起きます。チン所長の仕業でした。建物を重機で壊しているため、その振動で中のがれきが崩れてシジンとミンジェは倒れ、無線が切れました。
チン所長は隊員たちに取り押さえられ、みんなは不安に駆られています。デヨンは急いで隊員たちを招集し、救助へ向かいます。ケガはしたものの無事の2人ですが、入り口は完全に塞がってしまい、無線もつながらず救助を待つだけの状態です。
もう死んでもいいとミンジェが言いますが、「俺は同僚を信じている。だからお前も信じろ。」とシジンは伝えます。その時、岩の奥から助けにきてくれたのはデヨンでした。ミンジェは助かった~とホッとします。救出された2人、シジンはモヨンにケガの治療をしてもらいますが、モヨンの態度がなぜか冷たいのです。
がれきの中で死んでしまったかと思い、本当に怖かったとモヨンは言います。
シジンは帰国が決まった医療チームの名簿の中に、モヨンは入っているかと問うのですが、「今度は私があなたを置いて行く番ね。」と冷たい返事が返ってきます。
寂しそうに掴んだ手をおろすシジン。また運命の2人は離れ離れになってしまうのか…。
12話のみどころ
デヨンの怒り
シジンとミンジェが救出されたとき、チン所長がきて「生きてたか。無事だったならそれでいいだろ!何が問題だ。」と言うシーン。
それを聞いた瞬間、堪忍袋の緒が切れたデヨンはチン所長に殴り掛かります。大事な同僚を殺されかけたのにそんな態度取られたら誰だって怒りますよね。
その後にシジンが「かっこいいぞ!」と言うのですが、周りとギャップがあるシジンの余裕っぷりもまたおもしろいですね。
黙とう
地震で亡くなってしまった人たちを思い、地震が来た時間に隊員、医療チーム、作業員全員で黙とうをします。
コ班長はじめ、多くの方々の死が思い出される場面はとても悲しく、胸が押しつぶされそうになりますね。
モヨンの態度
シジンに帰国者名簿の中にカン先生は入っているか?と聞くシーン。モヨンが「今度は私が置いていく番ね。」と冷たく言い返すのですが、シジンは寂しそうな顔でゆっくりと掴んでいる手を放します。
今まで置いてどこかへ行ってしまう事の多かったシジンに対して、仕返しのためにわざと言ったようにも取られる場面ですが、シジンの表情からもなんとも切ない気持ちになりました。
モヨンの本音
モヨンが崖から落ちる時に、泣きながら録音したシジンへの本当の想いが構内に放送されてしまうシーン。
もちろんシジンも聞いてしまうのですが、シジンはとても嬉しそうににやけてしまいます。一方モヨンは、急いで放送を止めにダッシュします。
シジンの好きでたまらないという感情と、モヨンの恥ずかしくてたまらないという可愛らしい一面が最後に見れてほっこりしますね。
まとめ
喜怒哀楽がたっぷり詰まっている10-12話ですが、その分みどころもたくさんあります。
今後のシジンとモヨンの恋の行方はどうなってしまうのでしょうか。その後に期待です。
もちろんデヨンとミョンジュも気になりますね。