スピルバーグ監督作品『JAWS/ジョーズ』は傑作パニックホラー!

こんにちは。福です。

暑~い夏がやってきましたね!
ムシムシする毎日にぐったり…、そんな時に涼しくなる作品はいかがですか?

「それって、ホラー作品とか?」と思ったあなた。
ホラーもいいですが、今回ご紹介するのはパニックホラー。

あのスピルバーグ監督の『JAWS/ジョーズ』です!

画像出典:amazon

「ジョーズならとっくに知ってるよ!」という方…
作品自体は知っていても、意外と映画を最初から最後まではまだ見たことがなかったりしませんか?

 奈美
確かに私も、USJのジョーズは何回も乗ったことがあるのに、
映画はちゃんと見たことがないかも…

そう、そんな方に改めてオススメしたい映画なんです。

「サメが襲ってくるだけの映画でしょ?」

となんとなく思っている方。サメが襲ってくるだけでも、実際に作品を見れば震え上がりますよ。
すっごくスリリングで恐ろしく、それでいて魅力的なストーリー展開で、一瞬たりとも目が離せません。

少し気になってきた方、昔見たはずだけど忘れちゃったという方に、『JAWS/ジョーズ』シリーズ第1作目の作品情報とあらすじをご紹介しちゃいます。

 

スピルバーグ監督の作品『JAWS/ジョーズ』って?

『JAWS/ジョーズ』ってどんな作品?

『JAWS/ジョーズ』はどう猛なサメと人間の戦いをダイナミックな映像と不気味なテーマ曲で描くパニックホラー・アクション作品です。
この作品の影響で、作品公開当時には海に出かける人が急減してしまったというほどの衝撃作です。

監督は巨匠スティーヴン・スピルバーグ!

この作品『JAWS/ジョーズ』は、今や誰もが知っているスピルバーグ監督を一躍有名にした傑作なんです。

スティーヴン・スピルバーグ
1946年12月18日生まれ
 監督作品
『JAWS/ジョーズ』シリーズ
『E.T.』
『ジュラシック・パーク』シリーズ
『シンドラーのリスト』
『インディ・ジョーンズ』シリーズ
『プライベート・ライアン』
『A.I.』
『マイノリティ・リポート』
『リンカーン』
『レディ・プレイヤー1』ほか多数
当時弱冠27歳のスピルバーグ監督が手がけた『JAWS/ジョーズ』は公開時点での歴代興行収入1位を記録する大ヒットとなり、それによりスピルバーグ監督は一流監督と呼ばれるようになりました。
つまりこの作品はいわば、スピルバーグ監督の出世作
その輝きは今でも色あせておらず、Business Insiderによるスピルバーグ監督の長編映画全32作品のランキング(2020年6月)ではこの『JAWS/ジョーズ』がなんと1位に輝きました。
彼の他の作品が好きな方には是非見ていただきたい一作です。

作品情報と登場人物

『JAWS/ジョーズ』

1975年公開、124分
監督…スティーヴン・スピルバーグ
脚本…ピーター・ベンチリー
カール・ゴッドリーブ
原作…ピーター・ベンチリー
製作…デイヴィッド・ブラウン
リチャード・D・ザナック

マーティン・ブロディ / ロイ・シャイダー
ブロディはこの町に赴任してきたばかりの警察署長です。
サメ被害が相次いでサメ退治に乗り出すものの、本人は水が大のニガテ
船の上でも慌ててばかりで、戦いを諦めてすぐに救難信号を出そうとするなど、度胸のある人物とは言えません。
しかしそんな彼がクライマックスで意外な大活躍を…?!
楽しみにしていてくださいね。

サム・クイント / ロバート・ショウ
クイントは漁師をしていて、サメ狩りの達人です。
サメにかけられた懸賞金目当てで、サメ退治に乗り出します。
経験豊富な男ですが、他人の忠告を聞かない一面もあり少しやっかいな人物です。
サメ狩りの達人は、無事に殺人ザメを仕留めることができるのでしょうか。

マット・フーパー / リチャード・ドレイファス
フーパーはまだ若いながら優秀な海洋学者です。
学術的な知識を武器に今回のサメ退治に貢献します。
学者ということで軟弱だと漁師のクイントに馬鹿にされますが、大胆な作戦を考えたり実行する行動力も見せます。
専門知識を持った彼からどんなサメ退治作戦が飛び出すのか、ご注目。

ホオジロザメ(ブルース) / サメロボットのブルース

ホオジロザメのブルースは、今回の大ボスである巨大ザメです。
体長8メートルで体重は約3トンもあると推定されるオスの個体です。

非常にどう猛な性格で、沢山の人間を殺して食べてしまい、地元を恐怖におとしいれました。

桟橋を沖まで引きずるほどの力を持ち、どれだけ暴れても尽きない体力を持った怪物です。


こんなとんでもない相手に、登場人物達がいったいどう戦うのか、手に汗握る命がけのバトルを目撃してくださいね!

ちなみにこの巨大ザメとの戦いはCG合成ではなく、サメロボットが使われています。
プールではリアルさが出ないために実際の海で撮影されたのですが、塩水の中で動かすとこのロボットがすぐに故障してしまい、修理を繰り返す大変な撮影になったとか。

確かにロボットは機械だから、塩水に弱いのは納得だよね。
でも作中の丈夫すぎる殺人ザメのイメージとギャップがあって、面白いね。
最初のカメラテストでは、サメロボットを自在に動かすどころかいきなり海の底に沈んでいってしまい、長期の修理に出されることになったそうです。
そんなブルースとの共演がとても大変だったため、スピルバーグ監督によってサメのフレームインは必要最低限にされたそうです。
サメ自体の姿をなかなか見せないという演出が、逆に「見えない恐ろしい敵がだんだん迫ってくる」という緊迫の空気感をかもし出す秀逸な構成になっています。

 

傑作パニックホラー!あらすじは?

あらすじ

舞台はアメリカの東海岸の小さな港町、アミティ。

海開きの直前に浜辺で女性の遺体が発見されました。その死因はサメに襲われたことだと判明します。
そこで警察署長のブロディはビーチを遊泳禁止にしようとしますが、町の一番の収入源であるビーチを閉鎖することを市長が認めず、女性の死因を事故死だと決めつけてしまいます。

しかし、後日海で遊んでいた少年がまたしてもサメに襲われて死亡してしまいます。
殺された少年の両親が復讐のために殺人ザメに懸賞金を掛けたことで、この事柄が広まっていき、賞金目当てのハンターが押し寄せました。

警察署長のブロディも、サメの専門家であるフーパーを呼んでサメ退治をしようとします。

そんな中、ハンターが1匹のイタチザメを捕らえました。一同は事件解決だと喜びますが、海洋学者のフーパーはそのイタチザメは小さく、これまでの遺体の咬み跡の大きさを考えると違う個体ではないかと疑います。

ブロディとフーパーは、殺人ザメは他にいて、海岸を閉鎖して早く退治すべきだと市長にうったえます。しかし市長は耳を貸さず、海開きを予定通り決行してしまいました。

そして海開き当日、沢山の観光客が集まった海岸に巨大なホオジロザメが現れて観光客を食い殺すという最悪の事件になってしまいました。

この事態にやっと市長は自分の間違いを認め、サメ退治が必要だと認識を改めました。

そしてブロディはフーパーと一緒に、地元の漁師クイントも雇って3人でサメ退治に乗り出すのでした。

サメ退治と一言で言っても、そう上手くいくわけがないよね。
そう、そんなに簡単にはいきません。
巨大な殺人ザメとの死闘は実際に映像と音楽を聞きながら体感してみてくださいね。
この作品で恐ろしいのは映像だけではなく、ジョン・ウィリアムズ作曲の有名なメインテーマもさらに恐怖心をあおります。
この動画の28秒までの音楽は、きっとみなさんも聞いたことがあるのではないかと思います。

このテーマが聞こえてきたら、もう奴は完全に居ます

でも、どこにいるのかは分からないんです。

揺れる海面を見つめて、「来るか、来るか?!」と身構えて緊張する瞬間がたまりません。
身構えていたら驚かずに済むというわけでもなく、緊迫の時間がむしろ登場の恐怖を増幅させるんです。
そして水底から襲い来る巨大殺人ザメ!!
きっと夏の暑さを吹き飛ばしてくれることでしょう。
傑作パニックホラーを、改めて見てみて下さいね。

パニックホラーって?

まず、「パニック映画」は、群衆がパニックになる映画です。大勢の人々が恐怖に逃げ惑うような描写のある作品を指します。
そして「ホラー映画」は迫り来る恐怖の心理を描写する映画です。
『JAWS/ジョーズ』は大勢の人がパニックにもなりつつ、主人公たちにじわじわと迫る「死の恐怖」を描いているためその2つが合わさった「パニックホラー作品」と言えるんです。
ゾンビ映画などもパニックホラー作品であると言えますよ。

『JAWS/ジョーズ』を見てみよう!

いかがでしたでしょうか。『JAWS/ジョーズ』が改めて気になってきたのではないでしょうか?

今であれば、公開当時は無かったネット配信サービスで手軽にこの作品を楽しむことが出来ます。

『JAWS/ジョーズ』はdTV U-NEXTNetflixamazonプライム・ビデオで見られます。(2020年7月現在)
この作品はシリーズになっているので、気に入った方は続編もぜひご覧くださいね。