“死亡フラグが立ちました!”は『このミス』大賞推薦の推理小説!

最近コロナコロナと世の中ちょっと暗い雰囲気で、明るいニュースや明るいドラマが見たいって思いませんか?

そんな事を考えていて、ちょうどおすすめのドラマがある!と思い出したのがこちら、「死亡フラグが立ちました!」です。

優子
え?明るくなさそう?大丈夫ですよ!

ミステリーでありながらコメディを織り交ぜたストーリーなので、楽しく見ることができると思います。この作品はある賞を受賞しました。その賞はあまり知られていませんが、こちらも注目してほしい特徴の賞なんですよ!

それではちょっと珍しいユニークなミステリーと、世に送り出すきっかけとなった『このミス』大賞について紹介したいと思います!

 

ドラマ『死亡フラグが立ちました!』とは?

ドラマ『死亡フラグが立ちました』は関西テレビで2019年の10月から12月に放送された、シリーズ累計54万部の原作を映像化したドラマです。

あらすじはこちら!

フリーライターの陣内トオル(小関裕太こせきゆうた)は都市伝説を専門とした雑誌を担当していた。ある日、編集長からその雑誌の売り上げが低迷していることを聞き、廃刊寸前であることを知る。

編集長からこの危機を脱するためにも、最近噂の「死神」の正体を暴いてくる任務を与えられる。死神からジョーカーのトランプカードが送られて来たら、受け取った人間は24時間以内に必ず死ぬという。

陣内は「死神」の正体を暴くという無理難題な任務に挑むには、自分の能力では無理と高校時代の先輩に助けを求める。

先輩は東大卒の天才で破天荒で女性にモテモテな本宮昭夫(塚地武雅つかじ むが)。この難題を解くには先輩の力を借りるしかない!と陣内は泣きついた。

絶対に見破る事が出来ない完全犯罪を成立させる「死神」の正体は伝説の殺し屋なのか?

おやじ(組長)は事故で死んだんじゃないと言い、かたき討ちを誓うヤクザの松重竜次(寺脇康文てらわき やすふみ)とその舎弟、橋本(笠原秀幸かさはら ひでゆき)も加わり、おかしな歯車は回り始める。

バナナの皮で人は殺せるのか?偶然の落下物は綿密な計算なのか?本当は別のターゲットが?霊能者に助けを求めたりすったもんだしながら「死神」の正体を追うドタバタコメディミステリーです。

 

「死亡フラグが立ちました!」の原作は同名小説

「死亡フラグが立ちました!」の原作は七尾与史ななお よしさんの同名小説、死亡フラグシリーズのひとつです。

シリーズは現在4冊で、

  1. 死亡フラグが立ちました! 凶器は…バナナの皮?!殺人事件 (2010年発売)
  2. 死亡フラグが立ちました! カレーde人類滅亡?!殺人事件 (2012発売)
  3. 死亡フラグが立つ前に(短編集) (2013発売)
  4. 死亡フラグが立ちました! 超絶リアルゲーム実況殺人事件 (2019発売)

シリーズ第1弾 『死亡フラグが立ちました! 凶器は…バナナの皮?!殺人事件』をドラマ化したものになっています。

画像出典:amazon

この作品は、第8回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉賞(編集部推薦)に選ばれ、七尾与史さんのデビュー作になりました。七尾与史さんは、静岡県浜松市出身で歯科医師でありながら小説を書かれています。

ミステリー界でコメディを織り交ぜる作風は貴重な存在!ということも推薦理由のひとつでした。たしかにミステリーとコメディは正反対な印象ですよね。とてもユニークな作家さんだと思います。

 

『このミス』大賞とは?

通称『このミス』大賞は、正式名称「このミステリーがすごい!」大賞ということで、面白い作品・新しい才能を発掘・育成するために作られた賞です。

通常の賞といえば、結果が出るまで受賞の理由や選定する書評家の意見などは聞けませんが、1次選考が終わった時点で選定員の推薦理由や作品自体の冒頭部分がネット上にアップされます。

書き手としては、プロの書評家の意見が受賞しなかったとしても知る事ができますし、おそらくですが、読者の人気傾向(アクセス数)なども選考側は見ているのではないかなと思います。

優子
ミステリー専門とはいえ、小説家の登竜門と言っても過言ではないですね。

 

『このミス』大賞を受賞した有名な作品

『このミス』大賞は2019年度で第18回にもなりました。大賞を受賞した作品はもちろん、今回のように隠し玉賞や優秀賞があり、その年によって受賞作品が複数ある事もあります。逆に大賞のみの年もあり、そのことによってシビアに選考されている事が伝わってきます。

優子
今回は、大賞で私が特にお勧めしたいものに絞って紹介しますね!

四日間の奇蹟 第1回大賞受賞

『四日間の奇蹟』浅倉卓弥さんの小説で映画化もされました。

画像出典:amazon

映画『四日間の奇蹟』は現在、HuluU-NEXTで見られます。(2020年4月現在)

果てしなき渇き 第3回大賞受賞

『果てしなき渇き』深町秋生さんの小説で、マンガ化と映画化(題名は「渇き。」)を果たしています。

映画「渇き。」は現在、U-NEXTdTV NetflixFODプレミアムで見ることができます。(2020年4月現在)

チーム・バチスタの栄光 第4回大賞受賞

『チーム・バチスタの栄光』海堂尊さんの小説で、こちらはドラマにも映画にもなったのでご存じのかたも多い作品かと思います。

画像出典:amazon

ドラマ『チーム・バチスタの栄光』は現在、amazonプライム・ビデオで見ることができます。(2020年4月現在)

さよならドビュッシー  第8回大賞受賞

『さよならドビュッシー』中山七里さんの小説で、こちらもドラマや映画になりましたね。

画像出典:amazon

映画『さよならドビュッシー』は現在、U-NEXTで見ることができます。(2020年4月現在)

生存者ゼロ 第11回大賞受賞

『生存者ゼロ』安生正さんの小説で、こちらは漫画化されています。

画像出典:amazon

優子
他にも、蒼井碧あおい ぺきさんの『オーパーツ 死を招く至宝』もおもしろいのでオススメです!

 

結論:『このミス』大賞はスゴイ!”死亡フラグが立ちました!”も当然必見!!

いかがだったでしょうか?『このミス』大賞とてもおもしろいミステリー小説ばかりなのがわかっていただけたのではないかと思います!

そう、だから当然『死亡フラグが立ちました!』も面白いことが予想できたかと思います。実際おもしろいので、是非そのドラマを見ていただけたらと思います!

ドラマ『死亡フラグが立ちました!』はもちろんU-NEXT独占配信です。(2020年4月現在)
優子
なかなかユニークな作品で、笑顔になれるミステリーですよ!