【死役所】ドラマ第9話「加護の会」柄本時生演じる寺井とシ村の過去

今宵の者の人生は?

死者の手続きをするシ役所で浮き彫りになる死者それぞれの「人生」

優子
ヒステリックな空気感をまといながら、泣けるヒューマンドラマでもあるのがドラマ『死役所』です。
奈美
毎回心揺さぶられるストーリーで大人気なんだよね!

今回は、事故死した宗教信者の人生シ村の過去に迫る第9話を紹介します。

  • 明かされるシ村の過去
  • お客様が背負っていた心の傷
  • 本当の家族とは何か?

こんなところに注目しながら見てみてくださいね!

以下ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

『死役所』ドラマ第9話あらすじ:加護の会

今回のお客様

加護の会に入信されていましたか?

シ役所で総合案内をするシ村(松岡昌宏)は、両手で輪を作るポーズをしていた寺井修斗(柄本時生)にそう話しかけます。両手で輪を作るこの特徴的な仕草は、宗教団体「加護の会」信者である証。

「もしかして、あなたも?」と笑顔で応える寺井の表情からは「加護の会」への愛着と忠誠を感じます。

今回のお客様はこの寺井修斗。

優子
これまでの話とは違って、死を恐れず受け入れる寺井。そんな寺井の人生が気になっちゃうのよね。
奈美
それにしても、どうしてシ村さんは「加護の会」のポーズを知っているんだろう?

あっけない寺井の最期

寺井の死因は交通事故。急に道路に飛び出し、はねられて命を落としてしまいました…。

それなのに平気で笑顔を振りまく寺井。そんな彼の背景には「加護の会」という宗教団体が大きく関わっていたのです。

優子
そしてこの「加護の会」はシ村の過去を紐解く鍵まで握っているんですよ〜!

寺井が「加護の会」に出会ったのは、祖母の付き添いで行った講演会がきっかけでした。その講演会で、加護の会のトップ・蓮田栄山(吹越満)が寺井の心に刺さる言葉を投げかけるのです。

弱さを持つあなたが大好きです。私はあるがままのあなたをします。

寺井は高学歴の弟と比べられ、劣等感から自分を愛せずにいたのです。そんな寺井にとって、蓮田の言葉は唯一の希望だったのかもしれません。

蓮田の熱弁を聞いて加護の会に興味を持った寺井は、また後日加護の会を訪れます。そこでは、みんなが寺井を優しく迎え入れてくれたのです。

加護の会自体がひとつの家族

その言葉と優しさに寺井はどんどん加護の会に引き込まれていきます。

優子
弱っている時に優しくされると気持ちが動いちゃうもんね。
奈美
宗教自体は悪いものではないと思うけど、大丈夫かな〜。

実は「加護の会」、ネットで悪い噂があり、弟の恭平(濱田龍臣)は心配になります…。

しかし、寺井は弟の言葉に全く聞く耳を持ちません。

弟が無理やり家に連れ戻すも、寺井は「俺の家族は加護の会だけだ」と主張する始末…。寺井はそのまま家を飛び出し、トラックにはねられて命を落としてしまうのでした。

奈美
あっけない人生の最期…。こんな死に方、家族も可哀想だよ。

徐々に明かされるシ村の過去

シ村は、寺田に「加護の会」について聞きたいことがあると言います。

それに対して、加護の会のことならなんでも応えるという寺田。「人は必ず死ぬ。恐れず全てのことを受け入れなさい」という教えが染みついていた寺田は、自分が死んでいるというのに全く動じることもありません。

奈美
加護の会に洗脳されまくってるね。怪しさ満点なんですけど…。

シ村が聞きたかったこと、それは奥さんのことでした。

市村幸子という女性が加護の会にいなかったか?

寺田は記憶をたどるも思い出すことができません。

するとシ村がいきなり大声をあげます。「とっとと答えろ!!」

シ役所に響き渡るシ村の怒号…。

優子
いつも穏やかなシ村さんがどうしちゃったのかしら。

驚く寺井…。我に返ったシ村は寺井に謝罪します。

そして、寺井はようやく市村幸子という人物について思い出します。
「会ったことはないが、別の家で特別な加護を受けている人が市村幸子という人物だった」

奈美
特別な加護って何?!怪しすぎるよね〜。

シ村は生前、妻(市村幸子)と娘の3人で幸せな生活を送っていました。しかし、奥さんが加護の会と出会ってからその生活は変わってしまったのです。

シ村にとって因縁のある「加護の会」

  • 「加護の会」の実態はどうなっているのでしょうか?
  • そして妻の幸子はどうしているのでしょうか?

寺井との出会いによってシ村の過去が徐々に明らかになっていきます…。

第9話では、寺井の加護の会での生活ぶりシ村の過去(一部)が公開されていますので、気になる方は動画配信サービスでご覧ください。

優子
次回がついに最終回!シ村さんの過去が気になるわね。
奈美
寺井も加護の会に出会わなかったらどんな人生だったのかな〜って考えちゃったよ。

 

柄本時生演じる寺井の「人生」を振り返る

今回登場した宗教団体「加護の会」。

果たして彼らは「善」「悪」か…。

第9話は、「加護の会」信者である寺井の登場によってシ村の過去を紐解く放送回となっていました。

「加護の会」との出会いによって本当の家族を捨てた寺井。

優子
「俺の家族は加護の会だけだ」という寺井の言葉が印象的だったわよね。

血の繋がり心の繋がりか…。はたまたそれは感じ方次第かもしれません。

本当の家族ってなんだろう?

宗教団体「加護の会」にまつわるお話で、そんなことまで考えさせられる奥深い内容でした。

そしてそれはシ村も同じ。加護の会に関わらなかったら今でも家族3人幸せに暮らしていたかもしれません。

奈美
真面目に見入ってしまったママと私ですが、SNSではいろんなコメントがありました。人によって注目ポイントが違って面白いですね!
視聴者からのコメント
  • 泣けた。洗脳の話がダイレクトヒット。洗脳されたら何を言っても聞く耳持たないから厄介だね。
  • 宗教は死をどう受け入れるかとどう生きるかを考える方法のひとつだと個人的には思ってるのだけど…。いわゆる「カルト」と呼ばれるものとそうでないものの境目はどこなのか考えてしまった。
  • 柄本時生のハマりっぷりがすごい。そして吹越満が教祖を演じると怪しさ増し増し!絶対入りたくない(笑)
  • 教祖様役の役者さん、話し方とルックスが人を惹きつける雰囲気でめっちゃ怖い!
  • キャストが豪華!演劇畑の俳優の力を借りた愛しの演劇アベンジャーズだ。
  • 寺井の弟・エリート次男役の濱田龍臣くん、かっこいい!お兄さんのことビンタする時よく見たら当たらないようにしていて優しさ感じた。怒ってる演技大好き!怒られたい!
  • 奥さんがどうなってるのか気になる…。これは第2期くるのでは?!という終わり方!
優子
そうそう。寺井の弟を演じた濱田くんが本当にかっこよかったわ〜!私も濱田くんに怒られたい!
奈美
最終回を見る前に第9話は必見です!伏線を確認して最終回に挑みましょう。