今回も虐待をテーマにしたかなり悲しい話だったわ。
※以下、ネタバレを含みます。先に内容を知りたい人は動画を見てからチェックしてください。
このドラマの主なキャスト
- シ村 松岡昌宏
- 三樹ミチル 黒島結菜
- ニシ川 松本まりか
- ハヤシ 清原翔
- イシ間 でんでん
第8話「あしたのわたし」のあらすじ
シ村に任期満了で成仏するようにという辞令を渡され、思わずそのことを周囲に知られないようにごまかすイシ間。ニシ川に自殺課や生活事故死課に比べて他殺課は仕事が楽だと指摘され、配属された意味について考える三人。一方、シ村は総合案内を志望して配属されたらしい。
子どもが他殺課にくるのはやるせなくて嫌だね、とシ村と話していたイシ間だったが、そこにあしたのわたしという絵本を抱えた女の子、小野田凛(佐々木みゆ)が歩いてくる。凛はいつも母親を怒らせていたから自分が天国に行けないのでは、と不安を口にしている。
以下、凛の回想。
保育園の先生、あかね(吉田志織)に憧れて自分も保育士になりたいと話す凛。迎えが遅いことやふけが溜まっている凛の姿に不安を覚えるあかね。母親の小野田瞳(前田亜季)に電話すると、どうやら外にいるようで理由をつけて凛を送るように頼まれてしまう。
翌日、凛の身体にあざがあることを発見したあかねは虐待を疑い母親のことを探るが、凛は「優しいよ」と言う。あかねは園長に報告し、確認のために自宅を訪れることを決める。
一方、一人で帰宅する凛。部屋にはゴミや洗い物が溜まっている。瞳はまだ寝室で寝ているので一人で絵本を音読する凛。瞳にうるさいと怒鳴られ、台所に移動する。しかし再度瞳に怒鳴られ、ベランダに出されてしまう。
家に向かって来るあかねと園長を発見した凛は、母親が怒られるのではないかと心配する。そしてあかねたちに怪我の理由を確認されると瞳は怒り出し、二人を追い返してしまう。あかねはまた明日訪問することを決める。
凛が先生に何か言ったのではないかと疑う瞳は、凛をベランダに放置したまま、男と外に出かけてしまい、外泊する。雪が降ってくる中、絵本を読み続ける凛は、瞳が優しかった頃を思い出していた。この絵本は誕生日に瞳に買って貰った宝物だと話す凛。
「あしたうまれるわたし。あしたのわたしはどんなわたし? あしたのあなた、なにになるの? あしたのりんは、なにになるの? あしたのりんは、おかあさんといっしょ。おかあさん、だいすき」そう言って瞳を閉じる凛だった。
イシ間に、「母親にいじめられていたのか」と問われ、それでも「すごく優しかった」と答える凛。シ村が絵本の内容から、成仏した後どうなりたいかを凛に問うと、「またお母さんの子どもに生まれて、保育士になって絵本を読んであげる」と答える。
「これだから子ども相手は嫌だ」と話すイシ間。「よく殺されてまでも母親をかばうよ。あれが愛ってものかね」というイシ間に「ただの洗脳。子どもをただの所有物と考えている親もいる」と切って捨てたシ村だった。
小野田凛役佐々木みゆについて
そう。まだ小さいのにすごく印象的な演技だったわよね。
その次の是枝監督作品の『真実』では初めての吹き替えにも挑戦していたわ。
第8話を見て
勿論、うちもね。ママ。これからは僕も出来ることは協力していくから、一人で無理しないでね。