「ロケットマン」映画で評価された衣装が凄い!画像と共に紹介!

皆さん、世界的ミュージシャンエルトン・ジョンをご存知でしょうか?

洋楽好きな方はもちろんご存じでしょう。僕も詳しくはないんですが、彼の名前は知っています!映画『ライオンキング実写版』のエンディングを歌ったり、劇中歌を提供されていますね!
そんな彼の人生を描いた映画『ロケットマン』
スーパースターの半生は煌びやか(きらびやか)なだけではなく、苦悩と困難、重たいプレッシャーとの戦いがありました。
エルトン本人が製作総指揮となり、あの『ボヘミアン・ラプソディ』を作り上げたデクスター・フラッチャーが監督するこの作品。
美談だけを切り取るのではなく、自身の暗い部分にも目を逸らしたくないという本人の意向から、かなり深い部分まで描かれています。
しかし、決して重たくなりすぎない、見る人に元気をくれる映画でもあります。
今回は、この映画の欠かせない要素の1つである、衣装に着目しながらこの作品を見ていきたいと思います!

エルトン・ジョンって?

イギリス生まれのミュージシャン、シンガー・ソングライターで4歳のころからピアノを弾き、一度聴いた曲をそのまま再現できる。彼はいわゆる『神童(しんどう)』でした。

11歳で王立音楽院に合格し、6年間院に通いました。1970年の『僕の歌は君の歌/Your Song』のヒットから現在までに3億枚以上もの売り上げを記録しています。

音楽界の最高峰である、グラミー賞を5度受賞されており、名実とともにスーパースターです。

作曲は彼自身が、作詞の多くは、彼の盟友であるバーニン・トーピンが手掛けています。

70年代に両性愛者であることを告白し、後に同性婚をしており二人の息子がいます。

現代でも受け入れられにくい部分を70年代にカミングアウトするのは、かなり勇気がいることですね。そこも彼の苦悩の一部であったのでしょうか…。

人柄としては繊細(せんさい)でありつつもワイルドで、取材に対して喋りすぎてはゴシップ誌に取り上げられていたようです。

 

『ロケットマン』でのエルトン・ジョン

今回、『ロケットマン』でエルトン・ジョンを演じているのは、タロン・エジャトンです。

彼は『キングスマン』で主演を務め、一躍有名となった俳優ですね!

『キングスマン』良かったですよねぇ!英国紳士のスパイアクション…最先端技術を仕込んだ武器も男心をくすぐりました。
更に『キングスマン』の中で、エルトン・ジョン本人と共演もしているんです!

 

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【👓特別スポット解禁】 世界的ポップスターのエルトン・ジョンとオスカー俳優コリン・ファースが、アクションシーンを披露❗ 酉🐓も戌🐕も登場する日本の年末年始に超ピッタリな、特別スポット映像が到着した。 . . マシュー・ボーン監督とコリン・ファースのコメントを続けて紹介しよう。 . . 🎙マシュー・ボーン監督 「私はエルトン・ジョンのビッグファンで、彼が出演してくれるんだったら、アクションをやらせたいと思った。人々が観たときに信じられない!と思ってくれることをやりたかったからね。絶対新鮮だよね!」 . . 🎙コリン・ファース 「内容を忘れてしまったくらい沢山話をしたし、彼と今回仕事が出来た事は僕にとっても本当に喜ばしく楽しいものだったよ。現場での彼は本当に素晴らしいプロで、非常に人好きがするし、フレンドリーだし、チームの一員になっていたんだ」 . #キングスマン #ゴールデンサークル #kingsman #映画

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また、彼はディズニー映画『シング』でゴリラのジョニー役にも抜擢(ばってき)されています。
このジョニーの役は日本語吹き替え版ではスキマスイッチの大橋卓也さんが演じていました。
美しい歌声を持つ、という設定のジョニー役に選ばれるほどの歌唱力を持つということですね。
そして実は『シング』の中でもエルトン・ジョンの「I’m still standing」という歌を披露しています。

なぜ衣装が注目されるのか?

さて、ここまで出てきた画像、皆さま何か感じましたでしょうか?

僕は声を大にして言いたい…!

衣装のクセがすごい!!!
そう、劇中のエルトン・ジョンの衣装はどれも派手で奇抜(きばつ)なものばかりなのです。
例えば…。

うーん、すごい!ステージ衣装だとしてもかなり派手ですね!

この映画の衣装デザイナーはジュリアン・デイが務めており、彼女は『ボヘミアン・ラプソディ』でも衣装デザイナーを務めています。

彼女は、実際にエルトン・ジョンが使っていた衣装や小物を全部チェックし、そこから衣装のインスピレーションを得ました。

主演のタロンも30回以上試着のためにジュリアンの元を訪れており、いかに衣装に力が注がれていたかが分かりますね。

そして、ジュリアンは彼の衣装をそのまま真似するのではなく、彼の衣装から得たものをさらに昇華(しょうか)して新しい衣装を作り上げました。

一番印象的な衣装は、エルトン本人も自分が使いたかったと悔しがるほど気に入っていたそうです。

そこまでエルトンが気に入った衣装はこちら。

 

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. 以下劇場では引き続き音響に特化したバージョンで『#ロケットマン』を上映中💫 . 詳細は各劇場公式サイトをご確認ください🌈 . 【DOLBY ATMOS】 TOHOシネマズ日比谷(東京) シネマサンシャイン平和島(東京) ミッドランドスクエアシネマ(愛知) シネマサンシャイン下関(山口) シネマQ(沖縄) シネマライカム(沖縄) . 【ドルビーシネマ】 梅田ブルク7(大阪) Tジョイ博多(福岡 MOVIXさいたま(埼玉) . 【DTS:X】 シネマサンシャイン姶良(鹿児島) . 【独自の音響システム】 立川シネマシティ(東京) ※「極音」上映 ミハマ7プレックス(沖縄) ※「凄音」上映 . #ロケットマン🚀 #エルトンジョン #タロンエガートン #タロンエジャトン #Rocketman #映画 #NeverOrdinary #ミュージカル #ミュージカル映画

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ステージ用の悪魔の衣装です。これは映画の冒頭でエルトンが自身の過去について語るシーンに着用しているもので、鮮やかなオレンジに赤黒い羽が印象的ですね。

なぜ、エルトンは派手な衣装を好んだのか?生まれ持ったセンス?

そんなエルトンと衣装の関係についてまとめていきます。

 

エルトン・ジョンにとっての衣装

映画の時系列と衣装

彼の半生を描いた映画ですので、もちろん青年時代だけではなく、幼少期も描かれます。

 

まさにいいとこのお坊ちゃん、といった、派手さはあまりない衣装ですよね。
そうして彼が成長し、タロンの演じるエルトン・ジョンが初登場するシーンでの衣装がこちら。
赤いシャツにジーンズの組み合わせが格好いいです。王立音楽院でピアノを弾いていたエルトンが、ロックに目覚めて地元でバンドを結成した頃の衣装になります。
その後、一人で活動するようになり、ライブハウスで初ライブで着た衣装がこちら。

キラキラとした銀の星が印象的な衣装です。ライブ衣装と言われると少しカジュアルな感じがありますが、彼のパフォーマンスがその違和感も払拭(ふっしょく)してくれます!
そうしてライブを大成功させ、どんどんスーパースターへの道を駆け上がっていくエルトン。

衣装が派手になっていきます。

映画の中では有名になり華やかになる生活と同時に薬物依存やアルコール依存、性依存症に陥り、心に闇を抱えるエルトンが描かれます。
そうして、孤独(こどく)と苦悩が大きくなっていくほど、エルトンの衣装も派手になっていくのです。

エルトンの心情によって衣装が変わる?

心の不安が大きくなるほど、その不安をごまかすように衣装は滑稽なほど派手に、そうすることで彼は心を武装(ぶそう)していたのではないでしょうか。
もともとはシャイだった彼がミュージシャン、またはパフォーマーとしてのエルトン・ジョンとなるための仮面のようなもの。

そう考えると、ここまで衣装を派手にしなければ拭えなかった、彼の心の闇が見えて辛い気持ちになりますね。
ですが、決して悲しい理由からそうなっていただけではなく、ライブに来る観客を楽しませよう。自分にしかできないものを見せよう。といった彼のパフォーマンス精神からくるものでもあったと思います。
そうでなければこんなに楽しそうな表情で音楽を奏でる(かなでる)ことは出来ませんよね!

 

そうして冒頭の悪魔の衣装を着たエルトンに繋がります。

明るい衣装と彼の内面の対比、ぜひ実際に映画を見て感じてみてください。

 

まとめ

エルトンが派手な衣装を好んだ理由は、彼の心を守るためでもあり、観客のためでもありました。

彼のミュージシャンとしての欠かせない要素として衣装が外せないのも、納得ですね!

今回はエルトンのみに焦点を置きましたが、彼の周囲の人物である、母や祖母、作詞を担当している相棒のジェイミーの衣装も個性的で素敵なので、そこにも注目してみてください。
『ロケットマン』は現在、
U-NEXT/amazonプライム・ビデオ/music.jp /TSUTAYA TV/dTV /Video market です(2020年3月現在)