アカデミー賞とは?
まずは、アカデミー賞とは何かお伝えしましょう。
アメリカ映画において、発展と健全を目的とし、出演しているキャストを始め、制作に携わった監督やスタッフの成果を称えるための映画賞として表彰する式典です。
前年の1年間で、アメリカ国内の指定された地域で公開した作品を対象に選ばれます。
オスカー像を表彰像として送られることもあり、アカデミー賞=オスカーと呼ばれることもあります。
オスカー像といえば、あの金ぴかでにゅるんとした像です(笑)
受賞した方々が、オスカー像を高々に持ち上げているシーンがいつも印象的です。
日本人でもアカデミー賞は歴史が長く、映画界の巨匠「黒沢明監督」が3作の連続受賞をしています。
ここ最近でもっとも有名なのは、ジブリのアニメを手掛けた宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ部門で受賞しています。
その他にも受賞している日本人は数多くいます。
近年はたくさんの日本の作品や監督もノミネートされているので、いつか日本の作品や監督がアカデミー賞の受賞式を沸かせる日が来るかもしれませんね。
年に1回のアカデミー賞授賞式のテレビ中継を、日本ではWOWOWで放送しているので見てみるのも面白いですよ。
2020年は第92回目のアカデミー賞授賞式でした。
ポンジュノ監督について
ポンジュノ監督は、2003年の「殺人の追憶」の長編映画がカンヌ映画祭で注目を浴びたのです。
次の2006年作品の「グエムル 漢江の怪物」で韓国を始め、日本でも大ヒットしました。
その後2008年には、韓国・日本・フランス・ドイツ合作で初の海外オムニバス短編映画「TOKYO!」で監督を務め、香川照之と蒼井優主演で東京を舞台に引きこもり男性の恋を描いた作品を手がけました。
近年では、初の英語での作品「スノーピアサー」やNetflixにてオリジナル映画作品「オクジャ okja」などなど、多くの作品を手がけています。
そして2019年に「パラサイト 半地下の家族」がカンヌ国際映画祭で、韓国映画・アジア映画として、数多くの賞を受賞するという大快挙を成し遂げたのです。
ポンジュノ監督らしい独創的な世界が広がり、どの作品も見応えあり!
・殺人の追憶
・グエムル 漢江の怪物
・TOKYO!
・母なる証明
・スノーピアサー
・オクジャ okja
・パラサイト半地下の家族
「パラサイト半地下の家族」のあらすじ
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。
映画を観た方の感想Twitterもご紹介します。
やっとパラサイト見れた!!
いろいろ衝撃的でした!!
初めて韓国の映画見たけど、面白い!!!
他のも観たくなるね!!#パラサイト半地下の家族 pic.twitter.com/ZyaJT1uSa9— Haruna (@haru_korea_love) March 5, 2020
パラサイト 感想
脚本演出演技全てが完成度の高い凄まじい映画でした
特に印象的に使われる階段の演出が素晴らしい
階段を上り、蹴落とし、逃げるように駆け下りる
そして最後は階段を登ることを夢見て終わる。
物語とリンクした最高の演出だと思います
間違いなく今見るべき映画です
オススメです pic.twitter.com/76Nauzjy6y— アキバ原の鎌隅に (@bLaze_kam) March 1, 2020
僕も観たときは、コメディーのような描写がありながら、でも人間の真意を強烈な観点で表してる映画だと思いました。
「パラサイト半地下の家族」は、全国の映画館で大ヒット上映中です。
まだまだ間に合うので気になる方は、映画館へGO!
アカデミー賞4冠達成の大快挙!
韓国人監督&韓国映画がアカデミー賞にノミネートされたのは史上初!
さらに、英語以外の外国語映画が受賞するのも史上初!
まさに歴史を変えた受賞の瞬間だったのです。
実際に、外国語映画に用意されていた①国際長編映画部門を受賞し、その後、②脚本部門と③監督部門を受賞しました。
アカデミー賞の中で最も名誉のある受賞として④作品部門を受賞して4部門の受賞した大快挙!
ポンジュノ監督は受賞のスピーチにおいて
「国際長編映画賞を受賞して、今日の出番はもう終わったと思っていたのでリラックスしようとしていたんです。ありがとうございます。」
と言っていましたが、興奮覚めやまない驚きの表情だったなと、印象的に感じました。
ポンジュノ監督は、どの作品も社会に対して鋭い批判にあわせ関係ないような無関心のように装いながら、実は熱い感情がある人間模様を描いてます。
作品の表現は、時にはブラックコメディーのような強烈で独占的な表現があったかと思えば、とても身近に感じて親近感が湧くような感覚にさせられます。
世界それぞれに社会的地位の階級格差がある時代だからこそ、言語の壁を超えて共感できる部分が多いのかもしれませんね。
ポンジュノ監督の作品はどこで観れる?
「パラサイト半地下の家族」以外にも、ポンジュノ監督の素晴らしい作品の数々が観れる動画サイトをご紹介します!
僕はU-NEXTを使ってます。
今なら、ポンジュノ監督の今までの全作品が観れておすすめです。
まとめ
ポンジュノ監督の作品「パラサイト 半地下の家族」が、2019年アカデミー賞4冠を達成した大快挙についてご紹介しました。
第92回アカデミー賞
『ポンジュノ監督受賞部門まとめ』
①国際長編映画部門
②脚本部門
③監督部門
④作品部門
今まで韓国映画を観たことがないという人も、韓流好きの人も、
ポンジュノ監督作品の独創的な世界にどっぷりと入り込んでみるのはいかがでしょうか。
言語を越えて新たな映画の世界が広がるかもしれませんよ。
記事内の画像出典:オフィシャルサイトパラサイト半地下の家族