映画“七つの会議”は実話が元ネタってホント?あらすじと共にご紹介‼︎

  • 2020年10月17日
  • 2020年10月24日
  • 邦画
優子
あー何だかまだ元気が出ないわ。
え、ママ、どうしたの?焼き芋でも食べ過ぎたの?!
優子
違うわよ(怒)!半沢ロスが長引いちゃってるの!!
もう終わってから結構経ってるけどね。
そうかぁ、そんなママにおススメの映画があるよ。
優子
何なに?
2019年に公開された「七つの会議」だよ。半沢好きの人なら、絶対楽しめると思うんだ。
優子
そうなの?見る〜〜〜‼︎
立ち直り早っ!

 

映画「七つの会議」のあらすじ

 

都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫(野村萬斎)はどこの会社にもいる、所謂“ぐうたら社員”。
トップセールスマンである課長の坂戸宣彦(片岡愛之助)からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。
絶対的な存在の営業部長・北川誠(香川照之)が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間も惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。
ある日突然、社内で起こった坂戸のパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。
北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二(及川光博)が新課長として着任する。
会社の“顔”である一課で、成績を上げられず場違いにすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた……。

引用元:映画『七つの会議』公式サイト

 

観て損はさせません!と言えるおすすめポイント

原作の骨太ぶりが素晴らしい

原作は「半沢直樹」でお馴染み、池井戸潤さんの傑作小説「七つの会議」です。

画像出典:amazon

会社の不祥事に巻き込まれる社員たちの、様々な視点からなる連作短編集です。映画ではあまりスポットの当たらなかった人物も主人公になっていたりします。

新聞連載時はタイトル通り7話だったんですが、単行本化にあたり1話追加し8話になりました。でも、タイトルは変えなかったんですね。

小説ならではの深い人物の掘り下げが、その存在をリアルに浮かび上がらせています。

優子
映画と小説、どちらを先にしたらいいかしら?
どちらも違った魅力があるからね、好きな方からで大丈夫だよ。

しっかりとした原作を元に制作されているので、映画もどっしりと充実した作品に仕上がっています。

僕は映画が先だったんですが、小説読むとまた映画が観たくなっちゃいます。どうしましょう、この無限ループ状態。

華々しい面々のキャスト陣

優子
主役が野村萬斎さんっていうのもステキだけど、香川さんに愛之助さんに及川ミッチー‼︎半沢ファミリーの豪華盛り合わせね。
お刺身みたいに言わないの!その他にも過去に池井戸さん原作のドラマに出演していた俳優さんが、多数出演しているんだ。

徳山郁夫 演:北大路欣也

東京建電の親会社ゼノックスの代表取締役社長。絶対的な権力を持ち、出席する会議は「御前会議」と呼ばれている。

江木恒彦 演:立川談春

東京建電の下請け会社・トーメイテックの社長。営業一課が扱うねじの製造を一手に手がけ、ベンチャー企業として飛躍的に成長した。

村西京助 演:世良公則

ゼノックスより出向した東京建電副社長。社内では「外様」の扱いをされている。

梨田元就 演:鹿賀丈史

ゼノックス常務取締役。過去に東京建電に在籍していたことがあり、今でも古巣に無理難題を押し付けてくる。

宮野和広 演:橋爪功

東京建電社長。製造部から叩き上げで社長まで上り詰めた。会社存続の為、コスト削減を推し進めている。

他にもちょっとしたシーンで見慣れた人気俳優さんが顔を出しますよ。そんなところも楽しんじゃってくださいね。

見え隠れする「半沢」つながり

この映画、監督も「半沢直樹」を始め、数々の池井戸原作作品を作り上げた福澤克雄さんです。もう胸熱な作品が約束されたようなものですよね。

もはや名物になっている俳優陣の「顔芸」も炸裂しています。

あ、小ネタも仕込んでありますよ。気づいたらクスっとなること請け合いです。キーワードは「名刺」です。

 

「実話」と言われて考えたこと

ネタバレとなる記述があります。未見の方はご注意ください。

「七つの会議」は企業ミステリーとして良質のエンターテインメントです。

伏線もしっかりしていて展開もスピーディー、土下座1つするのに3分かかってしまうことはありません(あれはあれで間違い無く名場面ですが)。

とてもよく出来た話なのですが、これは実話が元になっているという話があります。物語の根幹にあるのは会社ぐるみの不正です。

今までも、実際にあった某財閥系自動車メーカーによるリコール隠しをテーマにした「空飛ぶタイヤ」が、ドラマ・映画化されていますよね。

でも池井戸さんご本人によると「七つの会議」の東京建電には、明確なモデルは無いそうです。ただ終盤明らかになる事件にとてもよく似た事例はあるんですね。

気になる方はこちらへ
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作中では、多くの人の生命に関わる不正を、黙殺するように強要された人物の叫びに近い告白があります。

毎朝新聞を読むのが恐ろしかった。
隅々まで読んでようやくホッとして、また夕刊を見て怯えたよ。

不正が原因の事故が起こっていないか、気が気じゃないんです。こんな重荷を背負いながら日々を過ごすって、酷すぎませんか。

実際にあった事件だったら、こんな状態になってしまった人が本当にいるのでしょう。一体何の権利があってこんなことをするんだ、と憤りを抑えられません。

そしてもう一方で、もし自分がその立場になったらと思うとぞっとするんです。

今までに不正を命じられたことなんて無いけれど、万が一そんな事態になったとき、僕はきぜんとそれをはねつけられるんだろうか、と。

優子
ねぇパパ。こんなことを命令するって、これはその社員の感情をまるっきり無視してるよね。人間じゃなくて、駒としか見ていないよね。
そうだね。
優子
でもさ、家族は違うよ。パパは唯一人の夫であり、父親なんだよ。絶対に駒なんかじゃない。そこんとこ、絶対に忘れないで。だから会社にそんなこと言われたら、とっととサヨナラして家に帰って来るのよ。
なんかママ、カッコいいね。
優子
へへへ、「半沢」の花ちゃんがカッコよかったから、私も真似しちゃった。
「七つの会議」でも吉田羊さんがステキな元妻してたよね。
真似だったのか〜。……でも、ありがとうママ。
優子
(ニッコリ)

 

何の為に働きますか?

悪いことって、やりたくてやる人殆どいないと思うんです。仕方がなかったとか、断れない状況だったとか、後からそう言い訳をしたくなることもあるでしょう。

ただ、そういう言い訳が出てくる時点で、最終的に自分の一番大切にしているものを失ってしまう、ということをしっかり心に留めておきたい。「七つの会議」はそんなことを僕に考えさせてくれました。

なんか堅苦しいことばっかり書いちゃいましたけど、本当に楽しめる痛快な映画です。

あ、そうそう言い忘れていましたが、この映画を観ると多分ドーナツが食べたくなると思います。近所の美味しいドーナツ屋さんで、お好みのドーナツを仕入れてから観ることを重ねておすすめ致します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

「七つの会議」はこちらで視聴することが出来ます。(2020年10月現在)

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