秋田犬わさお天国へ…映画「わさお」薬師丸ひろ子他キャストを紹介‼

優子
こんにちは!優子です。

最近、わさおが天国に旅立ったことをニュースで知りました。悲しいですね…。

多臓器不全のために推定13歳で亡くなったとのことですが、人間でいうと90代前半まで人生を全うしたんですね。本当におつかれさまでした。

ブサイクながらかわいい「ブサかわ犬」としてブームを巻き起こした、秋田犬わさお。私がはじめて彼を知ったのは、映画がきっかけでした。

優子
なんの映画みようかな~って思ってぱっと目についたのが「わさお」だったんです。

2008年に青森県鯵ヶ沢を訪れた女性ブロガーの掲載した写真をきっかけに人気者となった秋田犬わさおが、2011年に映画初出演を果たした人間味あふれるドラマ。そんな彼の知られざる過去をつづった作品です。

わさおを演じるのはもちろんわさお自身であり、人と人、犬と人の温かい絆を描いたハートウォーミングストーリーとなっています。
今日はわさおの一生を振り返りながら、映画「わさお」のあらすじ、キャストについて紹介していきます。

 

映画「わさお」

わさおの一生

映画「わさお」は、わさお自身の生い立ちをモデルとして作られた映画となっています。

まず、わさおの人生について振り返ってみましょう。

捨て犬だったわさおは、2007年秋から青森県鰺ケ沢町のイカ焼き店「七里長浜きくや商店」の経営者である菊谷節子さんに拾われ、飼われることになります。テレビに初めて登場したのは2008年7月。「ブサかわ犬」として注目を集め、写真集も発売されました。

2014年春には秋田犬の「つばき」と結婚。子宝には恵まれなかったものの、2016年春に「ちょめ」が里子の娘になり、3匹で「きくや商店」で暮らしていました。

志村けんさん(享年70)がMCを務めた日本テレビ系番組「天才!志村どうぶつ園」にも出演し、元気な姿を見せてくれていましたね。しかし、2017年11月に菊谷さんが73歳で他界、昨年5月にはつばきが亡くなり、わさおはショックを受けた様子だったといいます。

そして今年4月、多臓器不全により息を引き取りました。関係者によると、「まるで眠りに落ちるかのような、安らかな旅立ちだった」とのこと。今ごろ天国で大好きだった飼い主の菊谷さんやつばき、志村けんさんに会えているかな。

優子
なんだかまた泣けてきました…。みなさんで元気に過ごしていることを願います。

さて、わさおがどんな人生を送ってきたのかおおまかにわかったところで、映画「わさお」について紹介していきます。

映画のあらすじ

映画「わさお」のあらすじを紹介します。

青森県鯵ヶ沢町でイカ焼き屋を営むセツ子(薬師丸ひろ子)のもとに、フサフサの白い毛に覆われた大きな秋田犬が疲れ果てた姿でたどり着く。セツ子は犬にわさおと名づけて飼い始めるが、野生育ちのわさおはなかなか懐こうとしない。それでも愛情を注ぎ続けるセツ子に、いつしかわさおも心を開いていく。

引用:錦織良成監督 公式サイト「わさお」

わさおの生い立ちがモデルになっていることもあり、舞台設定もそのままなんですね。

ようになり、言葉は通じなくとも絆で結ばれるんだなと感じました。

作中、きくや商店を毎日のように訪れる「アキラ」という少年が出てきます。飼っていた犬が原因で母親が事故死してしまい、セツ子の店で動物と触れ合うことで寂しさを埋めていました。

しかし、何か意思を持つかのように、わさおはアキラをじっと見つめるシーンがあります。わさおは何を思ってそこにいるのか…。わさおと人がどのように触れ合い、絆で結ばれていくのか。わさおとアキラのやりとりも観どころポイントです!

優子
一見表情の変わらないわさおですが、今どんな気持ちなのかな、何を考えているのかな…と想像しながら観るのがおすすめです。

YouTubeでは、映画「わさお」の予告編を見ることが出来ます。

セツ子とアキラ、そして町興しのために賑わう町の人たちの優しさの中で生まれた物語。わさおは演技をしないため、キャストとのリアルな表情がみどころ盛りだくさんな映画となっています。

次は、わさおとともに映画を彩るキャストを紹介します!

 

映画「わさお」キャスト紹介!

様々な思いを抱いてわさおに関わる人たち。そんな魅力的な役を演じるキャストを紹介していきます。

薬師丸ひろ子

東京都出身の女優、歌手。女優としてのデビュー作は映画「野性の証明」(1978年)。1981年に主演映画主題歌「セーラー服と機関銃」にて歌手デビューを果たす。その後、「探偵物語」「メインテーマ」などの映画の主演や主題歌を担当し、数々のヒットを記録した。

2000年以降は映画「木更津キャッツアイ」「ALWAYS三丁目の夕日」、ドラマ「あまちゃん」「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」や数々の舞台出演を果たした。

日本を代表する女優のひとりであり、最近では女優活動だけでなくコンサートや歌番組出演など、多方面で活躍している。

映画「わさお」では、人間側の主役『菊谷節子』役として出演。22年ぶりとなる映画主題歌「僕の宝物」も披露した。わさおとふたりで、表情だけで作り出されているシーンは流石実力派女優といったところ。感動すること間違いなし!

甲本雅裕

岡山県出身の俳優。1989年東京サンシャインボーイズに入団。在籍中「12人の優しい日本人」、「ラヂオの時間」、「彦馬がゆく」など全作品に出演。劇団解散後は、活躍の場をTV、映画、舞台と広げていき、役とともに成長し続けている。

「踊る大捜査線」ではTVシリーズからレギュラーで参加し、本広監督とは同作品以外にも「SPACE TRAVELARS」(2000年)、「曲がれ!スプーン」(2009年)等、監督作品には欠かせない俳優の1人。

また、ここ近年、錦織監督作品にも同じように、「ミラクルバナナ」(2005年)、「うん、何?」(2008年)、「RAILWAYS」(2010年)、「わさお」(2011年)と出演が続く。

様々な作品で担当する役どころの善悪を、それぞれ魅力的に演じ分けることのできる俳優。

映画「わさお」では、『達也』を演じる。日常の中に存在するリアルな表現で、ドラマに一層深みを与えている。

鈴木砂羽

静岡県出身の女優。映画「愛の新世界」(1994年)で主演デビュー。同年、ブルーリボン新人賞やキネマ旬報新人賞など受賞。
以後、人気ドラマ「相棒」シリーズ(テレビ朝日)にも出演した。

その後、主演としてはTBS「月曜ゴールデン 刑事夫婦」(2014年)に出演。多数のドラマや映画、舞台以外にもバラエティー、マンガの執筆など、幅広いジャンルで活躍している。

映画「わさお」では、『尚子役』を演じる。役に入り込んで感情を表現できる実力派の演技に注目!

佐野史郎

島根県出身、アベベネクスト所属の俳優。1975年、劇団「シェイクスピア・シアター」に創設メンバーとして参加。1980年、唐十郎主宰の「状況劇場」に移り、1984年まで在籍した。

1986年、林海象監督の一般公開デビュー作となる「夢みるように眠りたい」の主役に抜擢され、これが映画初主演となる。

その後1992年「ずっとあなたが好きだった」の桂田冬彦を演じたことで広く知られるようになり「冬彦さん=マザコン」となるほどのブームを巻き起こした。

この冬彦役の影響から「知的ながらもどこか狂気を宿した演技」での起用が多いが、正統派演技からコミカルな演技まで幅広くこなす見どころ満載な役者。

デビューから現在に至るまで、舞台や映画・ドラマだけでなく、小説やエッセイ、映像作品も手掛け・多方面で活躍している。映画「わさお」では、尚子の父、『茂夫役』を演じる。

笹野高史

兵庫県出身の俳優、タレント。自由劇場にて1972年に「ヴォイツェク」で初舞台を踏み、俳優活動を開始する。

世間に注目されることになったきっかけは1979年の舞台「上海バンスキング」のバクマツ役。1982年には同劇場を退団するが、舞台には座友として参加する。その後グランパパプロダクション所属に。

映画デビュー作は1983年公開の「ふしぎな國 日本」(松林宗恵監)。1985年の「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」以来、時代劇には欠かせない存在となり、山田洋次監督作品の常連者となる。

2007年には山田監督の「武士の一分」で第30回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞をはじめ数々の賞を受賞した。

コミカル、シリアス、真面目、堅物と、どのような役柄でも独特の味わいを見せる魅力的な役者。

映画「わさお」では、マタギの『長谷川役』を演じる。

平田満

愛知県出身の俳優。早稲田大学在学中、学生劇団「暫」時代につかこうへいと出会い、1974年、劇団「つかこうへい事務所」旗揚げに参加。「初級革命講座飛龍伝」(1973年)、「いつも心に太陽を」(1979年)などのほとんどの作品に出演する。

また、映画「蒲田行進曲」(1982年 深作欣二監督)では舞台と同じ「ヤス」役を演じ、1982年度日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、報知映画賞最優秀主演男優賞を始めとする多数の映画賞を受賞した。

1982年に劇団が解散した後も、こまつ座や地人会、TPT(シアタープロジェクト東京)で実力派俳優らの演出作品と出会い、新たな刺激を受ける。

2006年、企画プロデュース共同体「アル☆カンパニー」を立ち上げ、平田俊子、青木豪、蓬莱竜太、前田司郎、松田正隆、田村孝裕、三浦大輔など時代を担う幅広い作家・演出家とともに、様々な試みに取り組んでいる。

最近では、2015年12月に「熱海殺人事件」(演出 いのうえひでのり) を公演。風間杜夫&平田満のオリジナルキャストで33年ぶりに共演し注目を集めた。また、2020年「THE NETHER」で第27回読売演劇大賞優秀男優賞受賞し、俳優として幅広く活躍している。

映画「わさお」では、セツ子の夫である『菊谷浩役』を演じている。数多くの受賞歴のある実力派俳優の演技は、見逃し厳禁!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。薬師丸ひろ子さんをはじめとする役者は、超がつくほどのベテランばかり。わさおもちろんですが、役者さんの演技も必見です!

優子
笑いあり、涙ありのドラマです。なによりわさおがかわいいんです!
観ていてとっても癒されますよ。
映画「わさお」は、amazonプライム・ビデオU-NEXTTSUTAYA TVHuluFODプレミアムで観ることが出来ます。(2020年6月現在)

映画「わさお」は、人と人、犬と人の絆を感じることのできる、心温まる作品となっています。

観たことがある方も、はじめて観る方も是非!観てみてください!

アイキャッチ画像引用:Amazon