大好きなマーベル作品の中から、今日は「マイティ・ソーバトルロイヤル」についてお話しします。
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アメリカでの原題は「Thor:Ragnarok」なんですが、この「Ragnarok(ラグナロク)」という言葉が権利の関係で使えなかったので、日本では「マイティ・ソーバトルロイヤル」というタイトルになったそうです。
覚えておいてくださいね。
では、まずは映画のあらすじからお話します。この物語は、炎の巨人スルトにソーが囚われているところから始まります。
「マイティ・ソーバトルロイヤル」あらすじ
①王の死と女神の復活
アスガルドの滅亡「ラグナロク」を招くとされているスルトに囚われていたソーは、隙をついてスルトを倒し、アスガルドへ戻ります。
故郷へ帰ってきたソーは街の異変に気付き、すでに死んだと思っていた義弟のロキが父親のオーディンに化けていることを見破ります。そしてロキを問いただし、オーディンの居場所を突き止めるため地球へ向かいます。
ノルウェーでオーディンと再会したソーとロキは「アスガルドへ帰ろう」と言いますが、オーディンは自身の寿命を理由に断ります。そして自分が死ぬことで、異次元に閉じ込めていた死の女神ヘラが復活することを告げた後、2人の目の前で消滅します。
オーディンの予言通り復活したヘラは圧倒的な強さでソーとロキに襲い掛かります。危険を感じたロキはソーを連れて逃げようとしますが、その途中でヘラの攻撃を受けて異空間に吹き飛ばされてしまいます。
②辺境の星サカール
サカールという星に飛ばされたソーは「スクラッパー142」と名乗る女賞金稼ぎに捕まり、サカールの独裁者グランドマスターに売られてしまいます。ロキもこの星に飛ばされていましたが、グランドマスターに取り入っていて頼りになりません。
「バトルロイヤルに勝てばなんでも望みを叶える」と聞いたソーは挑戦者として参戦しますが、「チャンピオン」と呼ばれて現れたのはかつての仲間であるハルクでした。ハルクの怪力に翻弄されながらも戦いを優勢にしていくソーでしたが、あと一歩のところでグランドマスターに電気ショックを与えられ、負けてしまいます。
ハルクの部屋に連れてこられたソーは、アスガルドにいるヘイムダルと意識をつなぎ、現状を聞きます。
- 復活したヘラの力によってアスガルドは支配されている
- 生き残っている兵士と民たちをかくまっているが、どこまで守れるかわからない
- 守備に入っている兵隊が全滅すれば民たちを連れてアスガルドを脱出する
ヘイムダルはこのように語り、サカールを囲んでいる「ワームホール」を抜けてアスガルドに戻って来るようにとソーに助言します。
③サカールからの脱出
一刻も早くサカールを脱出したいソーに力を貸したのは、賞金稼ぎのスクラッパー142でした。実は彼女は、かつてヘラと戦ったアスガルド伝説の戦士「ヴァルキリー」だったのです。ソーからアスガルドの現状を聞き、「もう巻き込まれたくない」と一度はソーの依頼を拒否しますが、ヘラへの復讐を誓って「もう一度戦いたい」と決意したのでした。心強い仲間を迎えたソーはグランドマスターの宇宙船を奪い、サカールを脱出します。
ソーがアスガルドへ戻ると、ヘイムダルと民たちにヘラの軍勢が迫っていました。ソーはヘラと対峙し、ソーを追ってアスガルドへ戻ってきたロキはサカールで盗んできた大型宇宙船に民たちを乗せて脱出を図ります。
ヘラの圧倒的な力にソーは太刀打ちできず、右目を失って瀕死となってしまいます。もうろうとする意識の中でソーは、オーディンの幻影と対面します。
「アスガルドとは場所ではなく、民だ」
とオーディンから諭されたソーは自身の力を覚醒させ、大切なアスガルドの民を守るためにもう一度ヘラと戦います。
④ヘラの最期と新しい旅
いくら攻撃をしても立ち上がり、アスガルドにいる限り力を増し続けるヘラは、覚醒したソーにとっても脅威でした。このままでは倒せないと感じたソーはロキの手助けを得て、炎の巨人スルトを復活させます。ソーを捕らえ洞窟すらも突き破ったスルトは「ラグナロク」を引き起こし、アスガルドの土地ごとヘラを吹き飛ばしました。
スルトによって滅ぼされたアスガルドから宇宙へ逃れ、新たなアスガルドを作るためにまずは地球を目指すソーたちですが、彼らの目の前に巨大な宇宙船が現れ、突然物語は終わってしまうのです。
そのあとの展開も気になっちゃうけど今回はここまで!
ここからは主な登場人物の紹介です。今回は「洋画は吹き替えで見るのが好き!」という方のために、吹き替え版の声優陣にスポットを当てて紹介していきます。
主な登場人物と吹き替え声優
マイティ・ソー
アベンジャーズの主力メンバーにして、「ムジョルニア」というハンマーを操る最強の雷神ソーの吹き替えを担当しているのは三宅健太(みやけけんた)。1999年のデビュー以降、多くのアニメに出演しているほか、ソーを演じたクリス・ヘムズワースの担当声優として「マイティ・ソー」以外の映画でも吹き替えを担当しています。
ロキ
ずる賢くて口が達者なソーの義弟・ロキの吹き替えは平川大輔(ひらかわだいすけ)。吹き替えではオーランド・ブルームやチャン・グンソクも担当しています。今年公開予定の劇場版「鬼滅の刃」にも出演が決まっている人気声優です。
ヘラ
オーディンの死とともに復活した強靭な女神ヘラを吹き替え版で演じているのは天海祐希(あまみゆうき)。元宝塚トップスターとして、ドラマや舞台でも活躍されていますね。
グランドマスター
ソーとロキを吹き飛ばした惑星サカールの独裁者グランドマスターを演じたのは大塚芳忠(おおつかほうちゅう)。アニメや吹き替えでの出演はもちろん、バラエティー番組のナレーションも多く担当されています。
オーディン
ソーとロキの父であり、アスガルドの偉大な王であるオーディンの吹き替えは浦山迅(うらやまじん)。オーディン役のアンソニー・ホプキンスの吹き替えを担当しているほか「キングダム」「キノの旅」などのアニメに出演しています。
ヴァルキリー
「スクラッパー142」という名前で賞金稼ぎをしている女戦士ヴァルキリーの吹き替えを担当しているのは沢城みゆき(さわしろみゆき)。「プリキュア」シリーズのキュアスカーレットから「ルパン三世」シリーズの峰不二子まで、幅広いキャラを演じる実力派声優です。
ヘイムダル
ソーの親友でアスガルドの民たちを守るために尽力するヘイムダルを演じているのは斉藤次郎(さいとうじろう)。映画やアニメはもちろん、「クリミナル・マインド」「CSI」シリーズなど海外ドラマの吹き替えも多く担当されています。
まとめ
マーベル作品ならではのダイナミックな演出と魅力的なキャラクター、そして個性的な声優陣と、どこをとっても見ごたえ十分な「マイティ・ソーバトルロイヤル」。
いつになくコミカルなソーとロキの「クスっ」と笑えるポイントを探してみるのも楽しいですよ!
ソーの活躍をもっと見たい!という方は他の「マイティ・ソー」シリーズや「アベンジャーズ」シリーズもチェックしてみてください!
驚異的な力を持つ神たちの戦いに注目してください!