熱狂的なファンを世界中で獲得している壮大なドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。
ジョージ・R・R・マーティンの大ベストセラー小説「氷と炎の歌」シリーズが映像化されました。
米国エミー賞で歴代最多受賞!
架空の大陸・ウェスタロスを舞台に、王座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いを描いています。
第7章では、どんな戦いが待っているのでしょうか。
ここでは、登場人物も紹介していきます。
【第7章含め過去章のネタバレも含みます】
第7章「氷と炎の歌」あらすじ
デナーリスはドラゴンストーンに上陸し、サーセイに対抗して諸名家と同盟。
だが、ラニスター家の策略とユーロンの艦隊によってタイレル家とマーテル家は崩壊し、ヤーラの艦隊も失われる。
タイレル家攻略から戻るラニスター軍をデナーリスが襲い、ドラゴンの力を見せる。
デナーリスに会ってホワイト・ウォーカーとの戦いへの助力を求めるジョン・スノウ。
デナーリスは壁の北に飛んでジョンの危機を救うがドラゴンの一頭ヴィセーリオンを失う。
ジョンの連れ帰った亡者を見せられたサーセイは偽りの休戦を約束。
ブランの幻視で、ジョンがレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの嫡出子エイゴンであることが分かる。
アリアとブランはウィンターフェルに戻り、ジョンの代理を務めるサンサに再会。
サンサは、ピーター・ベイリッシュを殺人と反逆の罪で処刑させる。
夜の王が蘇生させたドラゴンで壁を崩壊させ、死者の大軍が南へと進む…。
登場人物は?
デナーリス・ターガリエン
- エイリス・ターガリエン二世の娘で”ドラゴンの母”
- 銀の髪と紫の瞳を持つ
- ダニーとも呼ばれる
- デナーリスを身ごもった母が、産褥の床で死に”ストームボーン”というあだ名を得る
- 兄ヴィセーリスと共に13年間、9つの自由都市を彷徨い、”鉄の玉座”を取り戻すための手助けを求めた
ドロゴの軍を手に入れ、ウェスタロスを征服するため、兄と兄の親友(イリリオ・モパティス)は13歳のデナーリスを、遊牧民ドスラクの族長である、カール・ドロゴのもとへ嫁がせるのです。
最初は、族長だけあって荒々しいドロゴを恐れていたデナーリス。
しかし、花嫁に対しては優しく、思いやりにあふれていることを知り、愛するようになるのです。
最初は、兄を恐れる内気でおとなしい娘でしたが、族長の妻として自由と権力を得て、強く自信に満ちた女性に成長。
これにより、兄にも立ち向かうようになるのです。
最も信頼する仲間になる、ジョラー・モーモントと出会いもこのころ。
そして、”ドラゴンの母”と呼ばれる由来になったのが、ドロゴと結婚する際に、兄の親友から贈られた3個の石化したドラゴンの卵。
のちに、孵化した3頭のドラゴンを2人の兄と夫にちなんで、レイガル、ヴィセーリオン、ドロゴンと名付けます。
しかし、第7章ではその一頭をジョンの危機を救うために失ってしまうようですね。
ジョン・スノウ
- エダード・スタークとデイン家に仕える乳母(ウィラ)との間の私生児説[他の人物が親である説や噂も有]
- 妹がいたが死んだ
- 妹の死後、エダードと妻キャトリンとの間の子供達とともに育てられた
- 子供時代はキャトリンの敵意に晒され、つらい日々を過ごした
- 母親の事は教えてもらえなかったため、知らない
- 父エダードを尊敬し、父親に似て酷い決断をしなければならない時でも道徳的であろうとする
禁欲の誓いを破り、女戦士に恋に落ちたジョン。
しかしある時、彼女を捨てるか冥夜の守人を捨てるか迷うのです。
最終的には彼女を捨て、彼女は戦死。
ジョンは悲しみに暮れてしまいます。
自分が選んだこととはいえ、つらい経験をしてしまったようですね。
それでも、その後も戦いは続きます。
サーセイ・ラニスター
- 双子の姉弟の姉
- 金髪と明るい緑色の瞳を持つ
- 利己的・強欲・残酷
- 新王ロバート・バラシオンと結婚し、七王国の王妃
- 3人の子供がいるが、夫との子供ではなく、双子の弟との子供
- 夫のことは愛していないし、尊敬もしていない
夫の死を計画し、13歳の息子を王位にします。
しかし、夫と長男が短い期間に連続して殺されてしまうのです。
その犯人は、弟ティリオンだと思い込む。
サーセイはこの先もずっと自分しか信じていないために、周りからの理解は得られないようです。
ブラン・スターク
- キャトリンとエダード・スタークの次男
- 冒険好きで気が強い
- サーセイと双子の弟ジェイミーの性交を見てしまい、殺されかける
- 昏睡状態から目覚めることができたものの、腰から下が麻痺したまま
- ブランの狼潜りとしての能力に気付いたジョジェン・リードに、適切な使い方を教わる
緑視者という自然に対する支配力を持ち、予知夢を見て、人や動物に乗り移る能力を学びます。
しかし、ウィアウッドの樹を通じて過去を見ることもできるが、過去を変えることはできないのです。
今回ブランはアリアとともに、インターフェルに戻り、サンサに再会しますね。
どんな再会になるのでしょう?
サンサ・スターク
- キャトリンとエダート・スタークの長女
- 青い瞳、豊かなとび色の髪と白い肌を持つ
- 歌やダンスなど、女性らしい嗜みに優れている
父が王の手になった時、皇太子のプリンス・ジョフリーと婚約。
後にジョフリーによって婚約は破棄されます。
サンサは傷ついたふりをしますが、内心ジョフリーから離れられることを喜ぶのです。
その後、ティリオン・ラニスターと再婚。
奇形の夫への嫌悪感を隠し、うわべは上品につくろいます。
しかし、キングズランディングを脱出し、ピーター・ベリッシュの自らの私生児アレイン・ストーンと偽り、アリンの谷間の高巣城へ。
高巣城の女主人となり、ピーターから宮廷の陰謀術を学びます。
そしてピーターは、サンサをロバートの世継ぎであるハロルド・ハーディングと結婚させることを計画。
サンサは、ピーターに助けられたと思っていましたが、今回サンサによりピーターが処刑されるようですね。
ピーター・ベリッシュ
- リトルフィンガーとも呼ばれている
- シリーズ当初は七王国の大蔵大臣
- 財政と宮廷の陰謀に長けた野望に充ちた男
- 貴族ではあるものの、アリンの谷間領にあるフィンガーズ岬の極めて小さく貧しい土地
- キャトリン・タリーを愛するようになり、キャトリンを巡って、その婚約者であったブランドン・スタークに決闘を挑んだが敗れる
- ライサ(リサ)・タリーに愛されるようになり、療養している間、ライサと性的関係を持ち妊娠させた
- サーセイ・ラニスターの子供たちがロバート王の子ではないことを公表し、助けるとエダードに約束するが、エダードを裏切り逮捕させる
タイレル家とラニスター家の同盟を結び、タイレル家の軍と共に王都を救う。
これにより、王国で最も大きな城であるハレンの巨城と、戦争に引き裂かれたリヴァーランドの名目上の地位を与えられ、大貴族となりました。
その地位を手に入れることで、未亡人となったライサと結婚できるようになるからだったのです。
それは、この結婚によって、五王の戦いで中立を保った アリンの谷間もラニスター家の支配下に置かれることになるから。
しかしピーターは、すぐに谷間に行かず身を隠し、結婚式でジョフリー王を暗殺し、ティリオンに濡れ衣を着せます。
この混乱中にサンサ・スタークをキングズランディングから脱出させ、私生児の娘としてアリンの谷間に連れて行くのです。
ライサと結婚したピーターが、サンサにキスをしているところをライサが目撃。
激怒したライサがサンサを殺そうとするが、ピーターはライサを高巣城の扉から突き落として殺します。
そして、ライサの息子であるロバート・アリンを保護する”谷の守護者”となるのです。
このことを知ったサンサが、今回の章でピーターを処刑することにしたのでしょうか。
まとめ
魅力的なキャラが多いため、主人公がいないのがこの物語の面白いところですね。
ストーリーやキャラの視点が、次々と変わっていくので色々な見方ができます。
この独特の世界観を是非、体験してみてはいかがでしょうか!