皆さんは『ゲーム・オブ・スローンズ』というドラマをご存じですか?
中世のイギリスが舞台の、王位をめぐる貴族の覇権争いのストーリーです。
オバマ前大統領もハマるなど世界的に大ヒットとなり、2011年~2019年まで放送されました。
シリーズは第1章~第8章まであります。
ドラマは小説を原作としており、ドラゴンが出てくるなど多少フィクション要素がありますが、ドロドロとした妬み・憎しみ・欲望がリアルに描かれています。
物語の大まかな設定
まず、大前提として、物語の舞台であるウェスタロス大陸には覇権を争う七つの家門が存在します。
その中で第1章の理解に重要なのが、以下の4つです。
- スターク家
北部が拠点で、王と親交がある。 - バラシオン家
王の出身。過去に、反乱によって前王を滅ぼしている。 - ラニスター家
王妃の出身。政略結婚によって王家の一員となる。 - ターガリエン家
前王の出身。王国復活を目論む。
また、大陸の北部には野人から国を守る「壁」があり、その壁の付近では「冥夜の守人」と呼ばれる人々が命懸けで国を守っています。
第1章の物語は、王の側近が不審死を遂げ、王が親友のエダード・スタークに新たな側近になるよう頼むため、北部に向かうところから始まります。
『ゲーム・オブ・スローンズ』は一人の決まった主人公はいませんが、序盤はエダード・スタークを主人公として考えるとよいでしょう。
登場人物の紹介
それでは、登場人物の紹介といきましょう!
物語序盤の出来事と絡めてご説明します。
スターク家 ※北部が拠点で、王と親交がある
北部を管轄しており、王の親友。物語冒頭で王の側近を頼まれ、しぶしぶ王都に向かう。
エダードの妻。エダードが王の側近になることに反対する。
息子のブランが塔から落ちた時、わずかな証拠からラニスター家が関与していると読み、ラニスター家に疑念を抱く。
エダードの長女。容姿端麗で、裁縫やダンスも得意。序盤で、皇太子と婚約させられる。
エダードの次女。やんちゃ。
平民の友人と剣で遊んでいたところ、皇太子がやってきてケンカとなり、皇太子の護衛に友人を殺された。以来、皇太子や王妃を憎む。
エダードの次男。高い所に登るのが好き。
王の一行が北部に来た際、高い塔の窓から王妃の不倫現場を目撃してしまい、口封じのため突き落とされる。以来、下半身不随に。
エダードが愛人との間に設けた子。義理の兄弟たちとは仲がよいが、母に嫌われていて肩身の狭い思いをしている。
自分の居場所を求め、自ら志願して冥夜の守人になる。
バラシオン家 ※王の出身
現王。過去に反乱を起こして前王エイリスを滅ぼした。
政治を側近に任せて自分は飲み遊びまくるダメンズ。妻サーセイの不倫にも気づいておらず、おめでたい人。
ロバートの長男 (実際は王妃とジェイミーの子)。序盤で、スターク家の長女サンサと婚約させられる。
ラニスター家 ※王妃の出身
現王妃。政略結婚で王妃となった。
夫に愛情はなく、弟のジェイミーとラブラブ。子供が3人いるが、実は全てジェイミーとの間に設けた子である。
サーセイの双子の弟。サーセイとラブラブ。
王妃との秘密の関係を知った者は容赦なく抹殺しようとする。
サーセイとジェイミーの弟。小人症であり、顔はおじさんだが体が子供のように小さいという異様な体形をしている。しかも酒と女好き。
だが頭はよく、意外と情に厚い。
ターガリエン家 ※前王の出身
前王。ロバートの反乱によって滅ぼされる。
エイリスの次男。ターガリエン覇権復活をもくろむ。
軍隊を手に入れるため、野生人であるドスラク人の王と妹を政略結婚させる。
ヴィセーリスの妹。兄によって、ドスラク人の王と無理やり政略結婚させられる。
始めはドスラクの野蛮な風習や言葉の通じない夫に嫌悪感を示していたが、次第に自分の宿命を受け入れ、たくましく生きていくようになる。
そこを意識して見ると少しは理解しやすいかも?
まとめ
『ゲーム・オブ・スローンズ』第1章は、ロバート王の座を狙って七つの家門の陰謀が渦巻くストーリーであり、王と親しいスターク家が中心視点となって描かれます。
登場人物は多いですが、全員覚える必要はありません。
まずは見てみて下さい。
第一印象を裏切る人物が多く、続きが気になること間違いなしです!
(2020年4月現在)