こんにちは、こんばんは。福です。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』はご覧になりましたか?
スパイダーマン:ファー・フロム・ホームはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第23作目であり、フェイズ3の最終作品でした。
そんな締めくくりともいえるファー・フロム・ホームのヴィランとは何なのか?ミステリオはどんな役割をしたのか?真の敵はあの人ではないか?という僕の持論を踏まえて紐解いていきたいと思います。
スパイダーマン:ファー・フロム・ホームとは
『アベンジャーズ:エンドゲーム』でサノスと激闘のあと、ピーター・パーカー(スパイダーマン:トム・ホランド)は学生生活を満喫していました。
友人たちと夏休みを利用してヨーロッパ旅行に行くことになったピーターは、密かに恋心を抱いていたMJへ告白しようと計画します。
旅行当日、ヴェネツィアで観光を楽しんでいたさなか、突然水の巨大な怪物(エレメンタルズ)が現れ、観光客を含め襲われる事に!
窮地を脱するために戦おうとしますが上手くいきません!するとそこへ見た事のないヒーローが現れ怪物を撃退しピーターを救出してくれました。
その後、ホテルにニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)が現れ基地につれられると、先程のヒーローがいました。
彼の名前はミステリオことクエンティン・ベック(ジェイク・ギレンホール)。
ミステリオは別の地球、別の世界線から来たヒーローで、先程の怪物と戦っていました。そのためこちらの世界にも現れ始めたエレメンタルズと戦うためにピーターのいる地球に来たと言います。
エレメンタルズはそれぞれが水、火、土、風を操る能力を持ってる敵で、ミステリオはそれらについて詳しく知っていたため、ピーターは世界に現れる敵、エレメンタルズを倒すためにミステリオと協力することに…。
いや、ネタバレはやっぱりダメだ!というかたはそのまま本作をお楽しみください。
そしてできればこちらへ戻って真の敵について見ていただきたいと思います。
ミステリオの人物像
\Happy Birthday🎉/
今日はベック/ミステリオを演じた #ジェイク・ギレンホール の誕生日🎂アース833という異次元世界からやってきた謎のヒーローを演じたジェイク。#スパイダーマン のファンだったとのことで、オファーが来たときは舞い上がったそうですよ💡#ファーフロ pic.twitter.com/fOWOtWvZaC
— 映画『スパイダーマン』公式 (@SpidermanfilmJP) December 19, 2019
ミステリオ、ことベックは、トニー・スタークが経営していたスターク・インダストリーズの元開発研究員でした。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の冒頭に登場した、若いトニーと両親のやり取りをリアルに再現していたホログラム(B.A.R.F.システム)を開発したメンバーの一人です。
B.A.R.F.システムは脳の記憶を映像化する技術で、ベック自身は自信があり革新的だと思っていました。しかしトニーの評価はあまり良くなく「こんな研究開発に何億ドルも費やしてしまった」と言ってしまいます。そのうえトニーと意見が対立したベックはスターク社を解雇までされてしまいました。
そのためトニーへの不満を募らせトニー亡きあとの世界で、自分こそが革新者でヒーローになろうとします。
ベックは”自分はトニーの後継者になるほど自信がない”と言っていたピーターに優しく接し、相談を聞く頼れる兄貴分でした。しかしピーターが後継者はミステリオにこそふさわしいと言って、トニーから受け継いだサングラス(イーディス・システム)を受け取ると豹変しました。
イーディス・システムを手に入れる事が目的だったベックは、真実を知ったピーターを亡き者にしようと動き出します。
イーディス・システムは、世界中の個人情報やデータなどあらゆるものに一瞬でアクセスできる為、盗聴など情報をとることはもちろん、逆に操作もできます。ですからイーディスから命令をすれば、人工衛星を通じて殺人ドローンを操作するなど攻撃する事にも使えるわけです。
そのためあらゆるものを操作できることから最強の兵器とも言えます。
イーディスのスペルは「EDITH」です。「Even Dead I’m The Hero」(死んでも僕がヒーローだ)
自信家のトニーらしいネーミングです。
ベックはイーディス・システムとベックの開発したB.A.R.Fシステムを組み合わせピーター(スパイダーマン)が目にする世界を幻覚で満たしました。視覚を奪われたのとほとんど変わりません。幻覚の世界で戦う中、ピーターは線路上に導かれ電車に轢かれてしまいます。
見える世界を奪う事が出来る、それはこれほど凄いことだとベックはトニーに言いたかったのかもしれません。
トニーへの恨みや妬みからしたことか、実はトニーや世間に認められたくてトニーに変わるヒーローとして後継者になろうとしたのかはわかりません。
ベックの見た目はトニーと同じように髭を蓄えたり、色んなヒーローを融合したようなスーツを着るなど、あこがれていた可能性もありますし、逆にコンプレックスの現れだったのかもしれません。
他のキャストや吹き替えは誰かなど、もっと知りたい方はこちらをどうぞ!
福 こんにちは。福です。 アメリカン・コミックのヒーローたちが活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」(以下MC…
ファー・フロム・ホームのヴィランはミステリオで間違いない、だがその役割とは?
最初の段階でヴィランはエレメンタルズでしたがピーターが騙されイーディス・システムをとられたことからヴィランはミステリオで間違いないです。
しかし、僕はもう一人ヴィランがいたと感じました。それは…
葛藤するのはトニーのようなヒーローにもありました。でも、ヒーローは用心深くまわりや相手を観察し、裏をかかれないよう汚い目論見も想像しなければいけません。
そして、葛藤したとしてもそれをバネに強くなろうと決心し挑まなければいけない。
トニーはピーターを後継者に選んだわけですから、簡単にあきらめたり手放して欲しくなかったはずです。ですからこの作品のヴィランはミステリオ一人ではなく、ピーターの心だったのではないかな?と思いました。
ファー・フロム・ホームのヴィラン:まとめ
ファー・フロム・ホームのヴィランは複数いました。
最初はエレメンタルズでしたが途中で変わってミステリオになりました。
しかしもう一人いましたね。
そう、ピーター(スパイダーマン)の真の敵は己の心!
そのため、ヴィランでもあるミステリオは、ピーターにとって越えなければならない高い壁だったのだと思います。
ピーターの精神も攻撃したミステリオはピーターにとって、スパイダーマンが”親愛なる隣人”から”真のヒーロー”へ成長するために無くてはならないステップだった!ということで僕の話は終わりにしたいと思います。