今回は、2019年に公開されたスパイダーマンが出演する実写映画の第7作目であり、再リブートされた作品としては「スパイダーマン:ホームカミング」に続く第2作目となる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を紹介します。
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愛の言葉とかもあるかしら。パパよろしくぅ~!
スパイダーマン:ファー・フロム・ホームのあらすじ
舞台は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の続き、スパイダーマンことピーター・パーカーの通う学校の校内放送にて、亡くなってしまったアベンジャーズのヒーロー達を追悼する場面から始まります。
アイアンマンの後継者
ピーターは夏休みに学校の課外授業でヨーロッパに旅行へ行きます。想いを寄せるMJも一緒だと分かったピーターは旅行中に告白すると決意します。
しかし、そこでエレメンタルズである水の怪物が現れてしまい、ピーターはクラスメイトを守るためスーツ無しで戦います。苦戦を強いられるピーター。するとそこへ時空の歪みから来たというクエンティン・ベック(ミステリオ)と名乗る者が登場し、水の怪物を倒してしまいます。
これで何事もなく旅行を楽しめると思ったピーターですが、その夜、S.H.I.E.L.D.長官のニック・フューリーがホテルの部屋に現れ、ベックと共にエレメンタルズを倒す使命を与えます。ただ、告白するプランを決行したいのと旅行を純粋に楽しみたいピーターは断ってしまいます。
その時、トニー・スタークから託されたというサングラスをニックから受け取るのですが、これはアイアンマンの後継者を意味するものでした。
そして、そのサングラスは人工知能イーディス(E.D.I.T.H)を搭載しており、ドローンや人工衛星からの攻撃を操ることが出来る代物でした。
結局ニックにより支配されてしまったピーターは、旅行を楽しめないと諦め使命を引き受けることにしました。
ベック(ミステリオ)の正体
指令があるまで普通の旅行としてクラスメイトとパーティ会場へ行きますが、そこで炎のエレメンタルズが出てきます。ベックの宿敵である炎のエレメンタルズとの戦いに親友ネッドが巻き込まれたため、守りながらもベックと連携を取り何とか勝ち取ったピーターたちは酒場で祝杯をあげます。
ベックはスタークと重なる部分があり、とても頼りになります。そして、イーディスを信頼できる人に渡すものだと勘違いしていたピーターは、それをベックに渡してしまうのです。
しかし、これはベックの罠でした。ベックはイーディスを奪い、昔スタークに会社をクビにされた恨みを晴らすために正義のヒーローを演じていた悪者だったのです。
そうとは知らず、戦いが終わったとばかり思っていたピーターは、MJを呼び出し告白しようとしますがMJは勘違い。ピーターがスパイダーマンだという事を告白するのだと思っていました。
エレメンタルズとの戦いをMJにこっそり見られていたのです。ピーターはごまかしますが、そこでMJが戦いのときに拾った映写機を出します。ごまかしきれないピーターは白状しますが、その時、急に光だした映写機からエレメンタルズとの戦いの様子が映し出されます。
そしてそれは先程の戦いと全く同じように映し出されたため、全部事前に作られた映像でベックの策略だと分かり、ピーターはようやく騙されていたことに気づきました。
最終決戦
危険を避けるためにMJをホテルに返します。しかし、そこでもベックの幻影にハマりMJやネッドの居場所が知られ、ピーターはオランダまで飛ばされてしまいます。
そんな失敗ばかりで落ち込むピーターを迎えにハッピー・ホーガンが駆け付けます。そして、「トニーもよく悩んでいた。だが、君を選ぶときに迷いはなかった。」と伝えると、ピーターは気持ちを切り替え、自分で作り上げた新スーツを身にまとい最終決戦場となるロンドンへ向かいました。
そこには、既に巨大化したエレメンタルズが街を破壊している状況がありました。攻撃を仕掛ける為に飛び込み、無数のドローンが立ち向かってきますが上手くかわします。
ピーターは敵の数の多さにうまく戦えずにいましたが、最後にはスパイダーセンスを復活させ、ベックの幻影を見破り、遂に撃退してイーディス取り戻します。
ハッピーエンド…?
見事クラスメイトを救ったピーターはMJから逆告白とキスをされ、結果的に幸せで最高な夏休みになりました。
数日後、MJとピーターは空中散歩デートをします。
その時、町のスクリーンにとあるニュースが流れました。それはベックが死ぬ前に撮った映像でした。
なんとその映像は、2代目アイアンマンの座を狙っているスパイダーマンがヒーローのミステリオを殺したかのような嘘の編集がなされたものでした。しかも、スパイダーマンの正体がピーター・パーカーだと全世界にバレてしまうのです。
ピーターは頭を抱えて絶叫しました。
今回の事件をニックとマリア・ヒルが電話で誰かに報告しています。その時、徐々に2人の顔が緑色に変わりスクラル人のリーダー・タロスに変身しました。
ニックの正体は化けていたタロスだったのです。そして電話の相手は…本物のニック。
ニックはスクラル人と一緒にどこかの宇宙にいるようで、報告を受け「仕事を始めよう」と立ち上がりました。
完
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心に残る名言集
王冠を頂く者は安眠出来ない。
こちらはニックがピーターにスタークから託されたサングラスを渡したときに言うセリフです。
劇中では、「スターウォーズのセリフじゃないから君には理解出来ないかな。」とニックが言いますが、「スーパーヒーローとして生きるなら忙しく休んでる暇はないぞ」というスタークからの忠告なんでしょうね。
高校生のピーターには責任が大きすぎて少し重荷でしょうか。
スタークは君を選び、アベンジャーズに加えた。その力は世界が必要としている。
これもニックがピーターに言ったセリフですね。
前作までにスタークとたくさん連携を取っていたピーターだからこその信頼感ですね。
サングラスを託したのもこのセリフからも、スタークがどれだけピーターを信用しているかが伝わってきます。
トニーも悩んでた。でも、たった一つ迷わなかったのは君を選んだことだ。
こちらは落ち込んでいるピーターに向けてハッピーが伝えたセリフです。
あらすじでも紹介しましたが、やはりスタークからの信頼は厚いようです。
スパイダーマンだから見てたんじゃない。
こちらはベックを倒した後にピーターがMJから言われたセリフです。
ピーターを”好きだから”ではなく、”スパイダーマンと疑っていた”のでチラチラ見ていたと嘘をついていたMJですが、最後に勇気を振り絞って本当のことを言いましたね。
高校生の可愛らしさが出ている一面が見られました。
可愛くて青春って感じで羨ましいわ~。
おまけ:コメディ要素のある名言
心に残る名言はいかがでしたでしょうか?
その他にも、笑える要素が含まれている名言(?)もありましたので、そちらも紹介していきますね。
ニック・フューリーの麻酔銃なんて最高だよ!!
こちらは親友ネッドがニックに存在をバレない様に麻酔銃を撃たれて眠らされ、起きた後に言った言葉です。
ピーターの心配をよそに、ニックという大物に麻酔銃を撃たれて逆に喜んでいるネッド。ヒーローが大好きなネッドだからこそのセリフですね。
キャップはすごいな…
こちらはハッピーとMJ含む生徒たちがドローンに追われている時に、キャプテン・アメリカの銅像の盾を投げて攻撃した時に言った言葉です。
これ、投げた時重くて全く飛ばず、ドローンの前に落ちました。
この重い盾を軽々投げるキャプテン・アメリカを本当にすごいとしみじみ感じたのでしょうね。
スパイダーマンのおばさんに惚れてる
こちらも前述と同じく、ドローンに追い込まれて窮地に立たされた時に、もう終わりだと思って一人一人、人生の反省や後悔の言葉を口に出すのですが、その中で最後にハッピーが言った言葉です。
このピンチなタイミングで言う事じゃないですよね。
ハッピーは一番コメディ要素が強いキャラクターなのではないかと感じてます。
こい!!ピータームズムズ
ピーターとベックの最後の戦いで、ピーターが幻影の中で言いました。
ピーターがムズムズする時はどうやら銃弾も避けることでき、今回も幻影を見破るためにムズムズしてほしかったみたいです。
結果的に見破ってベックに勝ったので、ムズムズしたようです。
それにしても名前のチョイスは他になかったのでしょうか。ちなみに、ムズムズは序盤の方でピーターがみんなに小バカにされるときに言われていた言葉です。
やっぱり好きな人には何されても嬉しいもんね。
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