このシーズンからジミーが“ソウル・グッドマン”と名乗るようになるよ!
シナモンロール食べながら見よう。
シーズン4までのまとめ
不正行為により弁護士資格が停止されているジミー。
携帯電話販売店の店長として生計をたてています。
ナチョはヘクターを殺害しようと処方薬を毒薬にすり替えます。
毒薬を飲んでしまったヘクターは一時意識を失いますが一命はとりとめます。
意識は回復したものの、指だけしか動かすことができず、社会復帰はできません。
そこで、ヘクターの代わりを務めるラロが登場します。
ヘクターと麻薬の縄張り争いをしているガス(グスタボ・ガス・フリング)はマイクを雇い、地下に麻薬工場の建設を開始します。
ラロはガスとマイクの行動を怪しんで探りを入れ始めます。
「ベター・コール・ソウル」シーズン5のあらすじと感想
ついに資格停止が解除され、弁護士として再登録したジミー。
心機一転、生まれ変わったかのように改名した名前が“ソウル・グッドマン”です。
ここから“ソウル”を名乗るようになります。
手始めに料金を半額にして、柄の悪い軽犯罪者の相談をうけるようになります。
そんな中、利益相反する案件にからみ、不利な証言をしなくてすむよう、ソウル(ジミー)とキムは結婚することにします。
成り行き任せの結婚のため、結婚式も指輪も新婚旅行もありません。
もう少し幸せそうな結婚シーンがみたかった。
一方ガスは、ラロをおとしめる計画をナチョとマイクを使って実行し、ラロは逮捕されてしまいます。
逮捕されたラロの弁護を“ソウル・グッドマン”が担当することになり、ラロの保釈を勝ち取りますが保釈金700万ドルを支払わなければなりません。
登場人物のリアクションからみて、米国でも驚く金額みたい。
この700万ドルはメキシコに住んでいるラロのいとこが用意します。
国境付近まで取りに行くのがソウル(ジミー)です。
ソウル(ジミー)はこの危険な仕事を最初は断ります。
しかし、手数料の金額に目がくらみ、依頼を受けてしまいます。
そしてこれはカルテル(麻薬組織)と深い関りを持つことを意味します。
保釈金700万ドルを輸送中、砂漠のど真ん中でソウル(ジミー)はギャングから襲撃を受けます。
マイクに助けられますが、銃撃戦となり、たくさんの死体を見ることになります。
襲撃犯を一人逃したことから、ソウル(ジミー)とマイクは砂漠の道なき道を歩いて街まで戻ることになります。
そして、この逃がした一人の息の根を止めるため、ソウル(ジミー)はおとりになり、マイクが射殺します。
ソウル(ジミー)は殺人にもかかわってしまったのです。
700万ドル(約70㎏)を抱えながら炎天下の中歩き続け、やっとの思いで街に戻ることができましたが、ソウル(ジミー)は肉体的な疲労と精神的なトラウマを抱えることとなります。
その後ラロの脅迫に怯えますが、マイクからラロが殺されることを聞き、ほっとします。
しかし、殺害計画は失敗に終わり、ラロは生き延びることになります。
感想
“本当はいい奴ジミー”がどんどん悪に染まっていき、後戻りできないところまで来てしまいました。
また「家族」ということがキーワードになっていると思います。
犯罪に手を染めるようになったのも「家族のため」。
「家族を守るため」にまた犯罪に手をかすことになる。
家族の幸せってなんでしょうか。
大きな家に住み金銭的に不自由ないことなのでしょうか。
「ベター・コール・ソウル」シーズン5キャストの情報
「ベター・コール・ソウル シーズン5」のキャストがますます好きになる情報を集めてみました。
ボブ・オデンカーク(ジミー・マッギル/ソウル・グッドマン役)
シーズン5ではジミーが精神的に弱ってい所をうまく演じていたと思います。
700万ドルが入ったバッグ(約70kg)を持って砂漠をさまようシーン(シーズン5-8、英題名は“bagman”)は視聴者に大人気のようです。
ところで、amc(米国の放送局)のインタビューで、「ジミーとソウルどちらに弁護を依頼する」という質問に対し、「ジミー」と回答しています。
理由は「ジミーは大好き。ソウルは威圧して自分勝手に案件を進めてしまうだろう」と言っています。
どうやらソウルのキャラクターは好きではないようです。
レイ・シーホーン(キム・ウェクスラー役)
シーズン5のキムはジミーに翻弄され自分らしさを失っているように感じました。
ラロにひるまない姿は格好よくて印象に残っています。
そんなキム役のレイ・シーホーンはamcのインタビューでオデンカーク(ソウル/ジミー役)の大ファンだったと答えています。
共演できて嬉しかったでしょうね。
トニー・ダルトン(ラロ・サラマンカ役)
かなり危険な人物ラロ役をやっているのがトニー・ダルトン。
暗殺されそうになるも生き延びた時の顔が怖くて忘れられません。
裏切者全員に復讐を挑むような顔でした。
ヘクターの車いすにベルをつけたのもラロでした。
これについて、トニー・ダルトンは「ヘクターにベルを与えた人物ということはラロが非常に重要な人物であることがわかるしその役ができて幸運だ」言っています。
また、ガス役で有名俳優のジャンカルロ・エスポジートに一緒に写真を撮ってもよいかお願いしたそうです。
インスタグラムではラロのシャツが話題になっています。
こう見るとおちゃめな感じがしますが、恐ろしい役を演じ切っています。
マイケル・マンド(ナチョ役)
シーズン5ではどんどん追い詰められていくナチョを見て辛くなってしまいました。
ジョナサン・バンクス(マイク・エルマントラウト役)
シーズン5のマイクは家族への罪悪感と家族への奉仕が人生を苦しめ、暴力が加速していくようにみえました。
そんなマイク役のジョナサン・バンクスは「ジミーとソウルどちらに弁護を依頼する」という質問に対し、「答えは1つ、ジミー」と回答しています。
また、ファンが寡黙なマイクをイメージして街でジョナサン・バンクスに声をかけると、「元気かい?」と明るく返事をするので、役のイメージと違いファンを失望させてしまうそうです。
本当はフレンドリーな人なんですね。
「ベター・コール・ソウル」シーズン6情報
「ベター・コール・ソウル」はシーズン6で完結するとの情報が入っています。
2020年後半に撮影を開始し、2021年に全米放送開始予定。
日本でも時間差なく放送が開始されるといいですね。
新コロナウイルスによる撮影中止がないか心配です。
監督のギリガンは「ブレイキング・バッド」よりも「ベター・コール・ソウル」のラストの方がよいと答えています。
気になるのは「ブレイキング・バッド」には登場しない人物。
登場しないということは何かしらの別れが予想されます。
ナチョは生きて逃げ切ってほしいし、ジミーに振り回されているキムは自分らしい人生を歩んでほしい。
さあ、どんなラストになるのでしょうか。