アンサング・シンデレラ第10話:瀬野(田中圭)の治験薬の為薬剤部発動!!

優子
せ、瀬野さ〜〜ん、死なないで。
奈美
ママってば、泣かないでよ〜。
でも瀬野さんには絶対元気になって欲しいよね。

アンサング・シンデレラ 」を視聴している誰もがそう願っている事でしょう。瀬野の病気の深刻さとリンクする様に、葵と瀬野の信頼関係が深まっていくのは、何とも切ない感動を私達に与えてくれます。

ではでは、早速第10話の内容をご紹介していきますね。

 

「アンサング・シンデレラ 」第10話はこんなお話です

前回のお話についてはこちらの記事をご覧ください。

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瀬野(田中圭)の救世主⁈治験薬「FP258」

瀬野が標準治療が無い副腎がんである事が、薬剤部の全員に告げられる。そんな中、瀬野が入院の挨拶に来た。葵(石原さとみ)は刈谷(桜井ユキ)に気合入りすぎ、と注意される。

瀬野は早速既存薬での治療を開始するが、目立った効果は無かった。

治療法が見つからない葵に、七尾(池田鉄洋)は海外で副腎がんへの効果が認められている「FP258」という薬がある事を教える。その薬を治験薬として瀬野に投与するには3つの関門があった。

  1. 治験責任医師の受諾
  2. 治験審査委員会で承認
  3. 患者の同意を取得

七尾はこれらを全て葵が責任を持ってクリアする事が条件だと伝えた。

瀬野は心筋梗塞で倒れて緊急搬送される丸岡はじめ(近藤公園)を見かけ処置室へと向かう。駆け付けた丸岡の妻・彩乃(宮澤佐江)に、瀬野は持病や飲んでいる薬の情報を伝える様に教える。

丸岡は脂質代謝異常症で薬を飲んでいた。無事処置の済んだ丸岡は、瀬野の隣のベッドに入院する事になる。

「葵」だけじゃない薬剤部

葵は薬剤部の仲間に治験の事を話す。みんなから設備・体制の不備、本人の同意、大量の書類の準備等、治験承認のハードルの高さを次々指摘されてしまう。

それに関わって普段の仕事が疎かになる事は、瀬野が一番望んでいない事だと桜井は葵に釘をさした。

葵と相原(西野七瀬)は丸岡に薬の説明をする。心臓の薬は生涯服用する事になると告げると、経済的な面からも丸岡は激しく抵抗。葵と相原が退室すると、瀬野は自分もこの病院の薬剤師だと丸岡に伝える。

後日、相原は、丸岡が産まれてくる子供の為に職探しをしている事を知る。

葵は七尾から、治験審査委員会の前に瀬野の意思を確認するよう言われる。葵は瀬野に治験の話をするが、即座に断られてしまう。

そんな瀬野を見て、七尾は母親の事で自分を恨んでいるのかと尋ねる。瀬野の母親は10年前、治験を受けたが改善されず亡くなっていたのだった。

更に説明を続けようとする葵の前で、瀬野は倒れてしまう。主治医の畑中は、治験ではなく緩和ケアに移行する事を提案する。

夜勤をしている葵。瀬野の事や、他の患者さんの事を考え込んでしまう。そこに相原が現れ声をかけると、葵は弱音を吐き始めた。自分は全然ダメだと言う葵に、本当にそうだと相原は言い放つ。

でもそういう時の為に自分達がいるんだと、相原は葵に告げる。すると次々に他の薬剤部の面々が顔を出し、葵に治験の為の協力をする事を申し出るのだった。

資料を完成させ、葵は改めて畑中の所へ治験責任医師としての協力をお願いしに行く。

諦めない為の治療

相原は再度丸岡の所に、薬の処方変更の提案を持って来た。相原が考えたのは1日あたり97円安くなるプランだった。少なく感じると思うが、今後の事を考えるとそれなりの金額になると相原は説明する。

「どんなに考えてもたったの97円しかお役にたてません。でもいろんな事を諦めてほしくないと思いました」

そんな相原の思いを噛み締めるように丸岡は答えた。

「でかいよ、97円は」

隣のベッドでは瀬尾がそのやりとりを聞いていた。

治験審査委員会が始まり、畑中や葵の説明を終え質疑応答の時間になった。治験の対象者が同僚である事を指摘され、えこひいきではないのかという批判が起こる。そんな中、立ち上がったのは七尾だった。

治験は1人の患者の為でなく、全ての人々の為に行われる。人類の未来の為に今回の治験は必要なのだ、と七尾は力説する。

無事に審査が通過した事を、薬剤部総出で瀬野に報告する。瀬野は治験をお願いします、と畑中に告げた。

治験開始当日、瀬野が病室から姿を消していた。葵は病院を飛び出し、母親の墓前にいる瀬野を見つける。そこで瀬野は初めて、心の内を葵に話し出すのだった。

この先は是非ご自分の目でご覧になって下さい。瀬野さんの選択の難しさ、葵の強い決意、是非じっくりと感じて下さいね。
優子
そして10話最後のシーンは2年後の萬津総合病院・調剤室なんですが、葵も瀬野さんもいません!もうどういう事なの〜〜‼︎

 

「治験」って何をやっているのでしょう?

今回何回も出て来た「治験」というワード。一体どういう事をやっているんだろうと、ちょっと調べてみました。

治験とは…

「薬の候補」である物質を健康な成人、または患者に使用し、効果・安全性・治療法等を確認する為の臨床試験の事です。

薬が出来るまでの過程

1.薬の候補を選ぶ

様々な化学物質や植物・菌・生物から目的に合った作用を持つ成分を選び出します。通常2〜3年かかります。

2.動物で確認する

ウサギ・ネズミ・犬等の動物で「薬の候補」の安全性・有用性を調べます。

3.ヒトで確認する

今度はヒトで同じ調査をします。この段階を「治験」と呼びます。

第1段階:第1相試験
少人数の健康な成人、または患者にごく少量から治験薬を投与し、少しずつ量を増やしながら安全性を調べます。瀬野さんが受けた治験はこの段階のものです。

第2段階:第2相試験
少数の患者に治験薬を使用します。具体的な効果や副作用、用量・用法を調べます。

第3段階:第3相試験
多数の患者に治験薬を使用します。効果や安全性の最終的な確認をします。

4.承認申請

治験で確認された事項について、国(厚生労働省)で審査をします。承認されるまでには1〜2年かかります。

5.新しい薬の誕生!!

厚生労働省の承認が下りると、新しい薬として多くの患者さんへと使用する事が出来ます。1つの薬が承認されるまで、9〜17年かかります。そして11,000個以上の「薬の候補」の内、薬として発売されるのは1個程度しかありません。

薬として販売された後も、効果・安全性に関して調査は続きます。そのデータは更なる薬の改良や開発に活かされます。

1錠の薬が私達の手元に来るまで、物凄い時間と労力がかかっているんですね。調査に参加してくれた動物や治験を受けた方達にも、本当に感謝を捧げたいです。

今度薬剤師さんに薬を渡される時は、そんな事も考えながらしっかり服用したいと思います。

 

どんな事も受け入れる覚悟

今回、葵と瀬野さんはそれぞれ相当な覚悟を持つ事になります。「生命」に関わる事ですから、その重みは計り知れません。

どうかどうか、報われて欲しいと願わずにはいられないです。

次回はいよいよ最終回です。祈るような気持ちで2人を見守りたいですね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

「アンサング・シンデレラ」はFODプレミアムで視聴する事が出来ます。(2020年9月現在)