アンサングシンデレラ第5話、末期がん患者が余命3ヶ月でした事とは

余命3か月の患者に家族は何が出来るのか
優子
皆さんこんにちは!
優子です
奈美
奈美です

毎週木曜日夜10時から放送されている「アンサングシンデレラ

普段はあまり注目されない薬剤師という仕事。

医師や看護師に比べて仕事内容を知っている方は少ないのではないでしょうか?


奈美
ママ、知ってる?
薬剤師さんは唯一お医者さんの出した処方箋に異議を唱えることが出来るんだよ!

優子
そうなの?それは知らなかったわ!

アンサングシンデレラは、そんな病院薬剤師に焦点をあてたヒューマンドラマとなっています。

優子
病院薬剤師の仕事を知れるのはめずらしくっていいわね。

第5話は、第4話に出てきました末期がんの患者「太一」と孫の「樹里」達が最後の時をどのように過ごすのかという物語です。

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アンサングシンデレラ第5話 重要人物

病院薬剤師

葵みどり(石原さとみ)・・・萬津総合病院薬剤部キャリア8年目薬剤師。患者を当たり前の毎日に戻すため、患者一人一人と向き合って接している。そのため、一人の患者にかける時間が長くなってしまい他の薬剤師から叱られることもある。

相原くるみ(西野七瀬)・・・萬津総合病院薬剤部の新人薬剤師。「薬剤師なら自分でもできそうだし、それほど責任もなさそう」という消極的な理由で薬剤師になった。しかし、患者に向き合いながら仕事をするみどりを見て、仕事に対する意識が変わってきている。

入院患者とその家族

辰川秀三(迫田孝也)・・・中華料理亭・娘娘亭の店主。萬津総合病院では“待たせると逆ギレする”と有名。辰川の扱いには薬剤部メンバーの誰もが手を焼いている。

辰川樹里(久保田紗友)
・・・中華料理亭・娘娘亭主人辰川の娘。父が祖父にガンの事を伝えず治療をさせていることに罪悪感を感じ摂食障害になり入院する。

辰川太一(伊武雅刀)
・・・中華料理亭・娘娘亭主人辰川の父親。樹里のおじいちゃん。ステージ4の末期がんで余命3か月と診断されている。

 

アンサングシンデレラ第5話あらすじ

~前回のあらすじ~

娘娘亭の店主辰川秀三(迫田孝也)の父太一(伊武雅刀)は、末期がんで萬津総合病院に入院していました。

しかし、太一自身は何の治療のために入院しているのか知らなかったのです。

知っているのは、息子の秀三と樹里(久保田紗友)だけ。

樹里は、祖父太一に末期がんの事を伝えていないことに罪悪感を抱き、摂食障害になり救急搬送され入院することになります。

その後、樹里はみどりに支えながらご飯を食べられるまで回復しますが、その時祖父太一が急変した事を知り吐き戻してしまうのです。

祖父太一に本当の事を伝えていない罪悪感、本当の事を伝えていない父秀三との間に深まる溝に対するすトレスに耐え切れなくたった樹里はみどりに泣きじゃくりながら気持ちを吐き出しますが、みどりは抱きしめる事しかできなかったのです。

第5話のあらすじ:家族の葛藤

体調が急変した太一でしたが、なんとか体調が安定し病室に戻ることが出来ました。

しかし、このままではいけないとみどりは娘娘亭店主の秀三をつれてバッティングセンターに向かいます。

そこでみどりは説得しますが、中々秀三は意見を変えず悩んでいました。

そんな秀三を見てみどりは「大病を患った患者の家族も苦しいんです。強い罪悪感を感じている樹里ちゃんも辛いし、辰川さん自身も辛いはずです。その気持ちを溜め込まないで吐き出せる場所がある事が大切なんです」と言うのです。

みどりの話を聞き納得のいった秀三は、樹里に「じいちゃんに病気のことを伝えることにした。ちゃんと伝えて抗ガン剤治療を受けてもらおうと思う。辛いことになるかもしれないが、それでもいいか?」と伝え樹里も納得をします。

第5話のあらすじ:それぞれの思いと決意

樹里・秀三・太一は医師と今後の治療の話をするために集まります。

そこで初めて太一は自らがガンになっており、余命3か月しか無いことを知るのです。

医師からは「抗がん剤治療をしたほうがいい」と言われますが、太一は「必要がない」と答え、秀三と樹里は太一の考えに反対されながらも太一は「残りの時間を家族と過ごしたい」と言うのです。

意見が割れてしまった辰川家をみたみどりは「抗がん剤治療には休薬期間があるので、自宅で過ごすことも出来ます。提案し、「家族でよく話し合ってください。」と太一に伝えるのです。

翌日、話し合いの結果太一は抗がん剤治療を受けることを決意し、秀三と樹里と「やりたい事リスト」を作り一つ一つ達成させていく事を目指していくのですが…。

辰川家がやりたい事リストを作っている時、みどりとくるみは抗がん剤治療室(ケモ室)に向かいます。

くるみは、太一がこれから抗がん剤治療を受けると知りがん薬物療法認定薬剤師の仕事内容に興味を持ち始めたのです。

そして、「太一を看取りたい」と薬剤部部長販田聡子(真矢ミキ)に伝えますが、販田からはまだ早いと言われ心配されます。

しかし、みどりと共に看取るという条件でみどりに了承され、販田からも了承を得られるのです。

そんな中、くるみが命の現場でみた真実とは…。

 

見どころ:余命3カ月の末期がん患者の決意

奈美
ねえ、ママ!
ママは余命三か月って言われたら何がしたい?
優子
そうねー…。急にそう言われてもすぐには出てこないわね。
でも、出来るだけパパや奈美たちと一緒に居たいわね。
奈美
私はね、スカイダイビングがしたいなぁ!
優子
なんか、奈美らしいわね

急に余命3か月と言われたら、実際にぼう然としてしまいますよね。

第5話では、余命3か月と告知された家族が残された時間を使ってやりたい事を達成していこうとするのですが、ガンとは急に猛威を振るうもの…。

リストを一つずつこなしながらも太一は常にガンにむしばまれ続けているのです。

そんな中、延命治療に対する太一の決断や家族と過ごされた時間の過ごし方は感動できるものとなっております。

奈美
そういえばこの前の政治経済の授業でクオリティー・オブ・ライフ(Q・O・L)について学んだなぁ
優子
奈美、クオリティーオブライフってどういう意味なの?
奈美
クオリティーオブライフっていうのは、簡単に言うと「人生の」っていう意味なの。
最近では延命治療が絶対に良いという意見が変わってきていて、どちらかと言うと最後までどれだけ幸せに暮らせたかっていう事に重点が置かれているんだよ!
優子
それは知らなかったわ!
確かに延命する事だけが幸せではないのかも知れないわね。

 

見どころ2:がん薬物療法認定薬剤師とは

優子
じゃあ、今度はママから奈美に質問!
がん薬物療法認定薬剤師の資格っていつから出来たか知っている?
奈美
んー、病院薬剤師さんと言えば抗がん剤を調整しているイメージだし、大事な仕事だからずーっと前からあるんじゃないの?
優子
実はね、第一回目の試験は11年前の平成22年に行われたのよ
奈美
え!?そうなの?薬剤部副主任の瀬野さんが持っている救急認定薬剤師も平成24年に初めて実施されたし、薬剤師さんの資格が増えたの最近なんだね。

 

優子
もっと前からあると思うわよね。
この背景にはチーム医療制度が発足して、お医者さん以外の薬剤師さんや看護師さん等も重要とされるようになったことが発足の要因になったと言われているの。

今回のお話では抗がん剤治療が行われていましたね。

アンサングシンデレラでは作中に薬剤師のいろんなお仕事を見せているので、新しいことが知れて個人的に面白いなっと思います。

薬剤師のお仕事の認知度が低い理由として、今までの医療としては医師が頂点にいてそこから看護師や理学療法士などピラミッドが出来ていましたが、近年チーム医療に重点が置かれ薬剤師の立場も上がってきています

しかし、看護師や理学療法士に比べると薬剤師は「縁の下の力持ち」と称されるほど見えないところで頑張ってくれています。

何より、抗がん剤を無菌室でマスク・手袋・ガウン・ゴーグルなど完全防備で慎重に作業に取り組む姿は医療関係者以外は見かけることのない姿ですよね。

そんな、普段は知ることの出来ない薬剤師の裏側を知れるのもアンサングシンデレラの素敵な所ですよ!

 

まとめ

今回は、アンサングシンデレラの第5話のあらすじについて書かせて頂きました。

やはり、余命3か月と診断されることは辛いですよね。

しかし、悲観せず最後まで家族の時間大事にし、自らの人生を決める太一の姿には感動を覚えました。

また、くるみの成長が見られて嬉しかったですね!

患者を看取る」という初めての経験をしたくるみが今後どのように成長していくかも見どころだと思います。

アンサングシンデレラは現在でFODプレミアム見ることが出来ます。(2020年8月現在)