今年も夏の季節がきましたね｡外に出てサイクリングする人も多く見かける様になりました｡
土手沿いのサイクリングロードで風を受けながら､自転車を漕ぐと気持ちいいです｡
実は自転車競技を題材にした少年漫画があります｡その漫画の名前は『弱虫ペダル』です｡
弱虫ペダル
弱虫ペダルは秋田書店（日本の出版社）の雑誌『週刊少年チャンピオン』の連載漫画です｡2008年から現在まで連載している漫画で､単行本の発行部数は1700万部を超えてます｡
画像出典:amazon
作者
作者は渡辺航先生です｡1971年生まれの長崎県出身で､長崎大学を卒業｡2001年に連載デビューするも､全14回で打ち切りになってます｡
一度は漫画家を諦め､就職しました｡しかし夢を諦めきれず､漫画家になるため東京に向かいます｡
漫画を書き続けて､何回も打ち切りにあうが､それでもめげずに書き続け､『弱虫ペダル』を誕生させます｡
弱虫ペダル誕生秘話
きっかけは､担当編集との打ち合わせでした｡「最近何かハマっているのがないか」と編集に聞かれ､「自転車」と作者が答えます｡
それを漫画にする事が決まりました｡他にも計画していた企画を破棄してます｡
作者が自転車に乗る際､軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を弱虫ペダルと名付けてました｡それを漫画のタイトルにしたんですね｡
小野田坂道が自転車競技と出会うまでのあらすじ
千葉県立総北高校の新入生・小野田坂道は秋葉原を愛するオタク少年｡友達作りのため､アニメ研究部に入ろうとするが活動休止中（部員数減少が原因）の張り紙を見る｡
部員を集めようとする坂道の前に､同級生の今泉俊輔が現れる｡
「俺と自転車レースで勝負して､勝ったらアニメ研究部に入ってもいい」と､今泉に言われた小野田は勝負を引き受ける｡
この勝負をきっかけに､小野田坂道は自転車競技にハマっていく｡
小野田坂道と同級生の紹介
| 小野田坂道（おのだ さかみち）1年生 |
| 漫画やアニメをこよなく愛するオタク少年で､体育会系のノリが嫌いで運動音痴である｡
ただ､グッズ購入の為､片道45km以上離れた秋葉原に自転車（あまり遠くへ行けない様､細工したママチャリ）で通い続ける我慢強さと自転車競技の才能がある｡ 坂を登ると自然と笑顔になり､アニソンを歌う｡小野田の素質に気付いたクラスメイトは「自転車競技やってみない」と勧誘する｡ |
| 今泉俊輔（いまいずみ しゅんすけ）1年生 |
| 長年､自転車競技をしており優勝経験もあるエリート少年である｡クールな性格で､他人にも自分にも厳しい真面目な努力家｡ただ､友達は少ない｡
小野田の素質を最初に見抜き､総北高校の裏門坂（斜度20%以上ある激坂）レースを仕掛ける｡ 勝負後､自転車競技部を紹介するものの「走る覚悟がある奴が乗れはいい」と小野田に言う｡ 根は負けず嫌いなので､互角の実力を持つ鳴子とはライバル関係でよく言い合う｡ |
| 鳴子章吉（なるこ しょうきち）1年生 |
| 関西では名の知れたレーサーで派手好きな性格である｡赤色を好み､友達思いで人情ある少年｡
親の転勤で大阪から千葉に引っ越し､総北高校に入学した｡秋葉原でばったり会った小野田の素質を見抜き､自転車競技部への入部を勧める｡ 今泉と同じく負けず嫌いなので､彼とはよく言い合う｡ |
「僕は運動音痴だから」と渋る小野田くんに「自転車競技は球技とは違う素質が必要だから､運動音痴でも大丈夫や」と優しく教える鳴子くんはいいやつだね｡
| 寒咲幹（かんざき みき）1年生 |
| 総北高校自転車競技部のマネージャーで､小野田の隣のクラスの少女｡実家が自転車販売店で､自転車の話になると目の色が変わる程､自転車好きである｡
自転車で秋葉原まで行くという小野田に興味を持つ｡小野田と今泉の自転車レースを観戦し､小野田の素質に気付いた彼女も自転車競技部を彼に勧めた｡ |
総北高校の熱き選手たち
| 金城真護（きんじょう しんご）3年生 |
| 坊主頭のスポーツサングラスが特徴の自転車競技部主将である｡無口だが､気配りが出来て後輩たちを鍛えさせる｡
強靭なメンタルの持ち主で「石道の蛇」との異名を持ち､皆から頼られる存在だ｡ノートパソコンを使ってデータを活用する知的な一面がある｡ |
| 巻島裕介（まきしま ゆうすけ）3年生 |
| 長い手足を生かして､自分で編み出した走法を使う｡坂が得意で「頂上の蜘蛛男」の異名を持つ｡緑髪の色をして､私服もビジュアル系ものが多い｡
少しコミュ障だが､同じクライマー（坂が得意で皆をリードする選手）として一緒に練習する小野田に期待をかけている｡ 小野田にとっては､いつもアドバイスをし励ましてくれる憧れの先輩である｡ |
口癖は「しょ」って言うね｡あくの強い先輩だけど､小野田くんに期待しているんだよね｡
| 田所迅（たどころ じん）3年生 |
| 熊と思う程の巨体で､スプリンター（平地でスピード勝負をする選手）である｡「暴走の肉弾頭」との異名を持つ｡
豪快な性格で後輩の面倒見もいい｡同じスプリンターの鳴子とよく絡む｡鳴子からは「おっさん」と呼ばれる｡ |
| 手嶋純太（てしま じゅんた）2年生 |
| 先輩や後輩たちの様な実力（小野田は除く）を持っていないが頭の回転が良く､策士である｡
個人の実力不足を補う為､同じ2年生の青八木とコンビを組む｡インターハイ出場をかけた勝負で1年生3人を途中までは圧倒するも惜敗する｡ 夢は叶わなかったが､1年生たちを認め､インターハイでは裏方に徹する｡その時は､小野田をよく励ましていた｡ |
| 青八木一（あおやぎ はじめ）2年生 |
| 胆力はあるが､マネジメント下手で実力を発揮できない部員である｡無口で暗そうな雰囲気を持ち､手嶋と正反対の性格だ｡
一度引退を決意している手嶋と知り合い､一緒に自転車競技部に入部する｡その為､彼とは非常に仲がいい｡インターハイでは裏方に徹する｡ |
インターハイのライバルたち
箱根学園 通称:箱学
ロードレースの名門で､「全員がエース」を自負し､箱根の坂道を活かした脚力で他校を圧倒します｡
| 福富寿一（ふくとみ じゅいち）3年生 |
| ロードレーサー家系のサラブレッドで「俺は強い」と自負する｡前年度のインターハイで金城と対決し､圧倒される｡
思わず彼のジャージを掴み､共に落車する｡のちに総北高校に出向き金城に謝罪し､彼と二人きりで話し合う｡ 罪滅ぼしの為､最強のチームを率いて正々堂々と勝負して勝つ事を誓う｡ |
| 東堂尽八（とうどう じんぱち）3年生 |
| エースクライマーで､女性ファンが多い｡ナルシストで軽い性格だが､自転車競技は真面目にやる｡
総北の巻島とはライバル関係で勝敗は五分である｡「巻ちゃん」と呼び､度々連絡を取っている｡巻島と坂での勝負にこだわる｡ |
| 新開隼人（しんかい はやと）3年生 |
| エーススプリンターで､気のいいお兄さん｡子ウサギをウサ吉と名付け飼っている｡
補給食を仲間や他校にも配るナイスガイである｡しかし､1年前の事故の影響で､左側から追い越せないという弱点を抱える｡ |
| 荒北靖友（あらきた やすとも）3年生 |
| 何でもこなせる実力の持ち主で､福富によく仕事を頼まれる｡鋭い目つきで目つきは悪い｡
荒っぽい性格だが､危機に対し必ず対策を取るので頼りにされる｡文句は言うがチームへの愛着は強い｡ |
| 泉田塔一郎（いずみだ とういちろう）2年生 |
| スプリンターで､トレーニングで鍛え上げた筋肉を武器とする｡
インターハイの為に厳しい筋トレを行う真面目な男で､エーススプリンターの新開を尊敬している｡ |
| 真波山岳（まなみ さんがく）1年生 |
| クライマーで、1年生ながらレギュラーを勝ち取る実力者である｡幼い頃､病弱で運動出来なかった時に自転車に出会い､熱中する｡
元気になってから､「俺､生きてる！」と喜ぶようになる｡坂が大好きで登ると自然と笑顔になり自転車に没頭する｡ その為､授業や部活によく遅刻するので幼馴染によく叱られる｡小野田の最大のライバルとして登場する｡ |
京都伏見高校 通称:京伏
| 御堂筋翔（みどうすじ あきら）1年生 |
| 長身で凄まじい実力の持ち主である｡スプリンターやクライマーとしても一流で､本気で走る時は異常な前傾姿勢を取る｡
また､コースや相手高校の情報を調べ､対策を行う頭脳派でもある｡雰囲気は不気味で､相手をよく挑発するなど､穏やか性格ではない｡ 勝利だけを追い求める姿勢なので､他の部員を駒として扱うが､先輩の石垣の落車を助けるなど面倒見はいい｡ 中学時代のレースで今泉と対決した時は「君のお母さんが救急車で搬送された」と嘘をつく｡それによって失速した今泉と5分以上の差を着けて勝利する｡ |
| 石垣光太郎（いしがき こうたろう）3年生 |
| 御堂筋が入部するまではリーダーだった男｡彼に勝負で敗北した為､従っている｡
部内でただ一人､御堂筋の行き過ぎた行動を注意するいい人｡彼の考えに戸惑うが､チームが強くなった事は認めている｡ |
広島呉南工業高校 略称:呉南(くれみな)
| 待宮栄吉（まちみや えいきち）3年生 |
| エースでスプリンターである｡勝利するためには運が必要との考えを持ち､何を考えてるかわからない男｡
インターハイ3日目スタート前､総北マネージャーの幹に「優勝したら付き合わない」と言いながらセクハラし､総北部員たちを怒らせている｡ 本性は荒く､ルールを無視した走りを見せ頭突きをしたり､前回のインターハイで総合優勝した箱根学園を敵視している｡ |
アニメ2期のあらすじ
今度こそ単独1位を取って総合優勝に近づけたい思惑がある｡
最初に仕掛けたのは､京伏の御堂筋｡ゴール直前のカーブ前で一気に加速｡
落車せず､ゴール直前で独走状態となる｡その背後から､総北の金城と箱学の福富が追いかけ､最後の追い込みをかける｡
レース開始からすぐに展開が動く｡広島呉南工業高校の待宮の心理作戦で、後方集団の追い上げによる圧力をかける｡
その後､待宮と荒北の､頭突きをしながらスプリント勝負が始まる｡結果は荒北が勝ち､待宮はかませとして敗北した｡先頭を走っていったエースと残りの選手が合流する｡
トップと走る箱根学園の後ろにいる総北高校と京都伏見高｡各校のエースをゴールまで運ぶ為､それぞれの選手が離脱していく｡
レースも残りわずかとなった時､各校のエースが全力を尽くしてゴールに向かう｡
もっと内容を知りたい人は､別記事で紹介していますので参考にして下さい｡
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2期の続きを原作漫画で読むなら何巻から？
漫画の原作は67巻まで続いてます｡その中で2期の続きは27巻からになります｡(2020年7月現在)アニメ第1期～第2期までを紹介します。
| アニメシーズン | 原作の巻数 | 内容 |
| 第1期 | 1巻～17巻 | 今泉と裏門坂で自転車レース～合宿とインターハイメンバー決定戦～インターハイ1日目〜2日目 |
| 第2期 | 17巻〜27巻 | インターハイ2日目～インターハイ最終日(今泉と御堂筋の因縁対決､小野田と真波の山岳勝負)～表彰式 |
インターハイが終わって3年生がいよいよ引退するお話から始まります｡頼れる先輩たちがいない中､小野田たちはインターハイ連覇の目標を立てます。
一区切りついてるので､原作27巻から読み始めても大丈夫ですね｡
2期の続きをアニメで見るためには
アニメ派という方でも大丈夫です｡現在､4期までテレビ放送していて､2年目のインターハイ最終日スタートまで進んでます｡
2年生になった小野田たちの活躍をアニメで見る事が出来ます｡アニメ第3期～第4期を紹介します。
| アニメシーズン | 原作の巻数 | 内容 |
| 第3期 | 27巻〜39巻 | 3年生引退～合宿再び～山岳賞争い |
| 第4期 | 39巻〜49巻 | 山岳賞決着～インターハイ最終日スタート |
4期はインターハイの決着までいきません｡終わり方が中途半端なので､5期は確実に放送すると思います｡
インターハイの決着を知りたい人は原作50巻以降を読むしかないですね｡最新刊はマウンテンバイク編なので､インターハイの結末は分かります｡
まとめ
いかがでしたか?記事が長くなりましたが､弱虫ペダルがわかるきっかけになれば嬉しいです｡
最後に動画配信サービスも紹介しますので､確認してみて下さい｡
5期が始まる前に見ておきましょう!