こんにちは。寛太です。
僕は最近、『約束のネバーランド』にハマっているんだ!
画像出典:amazon
『約束のネバーランド』は、週刊少年ジャンプで連載中の作品。アニメも放送されました。
この話は、孤児院であるグレイス=フィールドハウス(以下GF)で幸せに暮らしていた子ども達が、ある日ひょんなことから孤児院の真実を知ってしまってそこから逃げだそうとするところから話は始まります。
少し恐ろしい場面などもありますが、子どもも大人も楽しめる作品でオススメなんです。
と聞くと、こわいもの見たさで早速気になってきていませんか?
作品の魅力や内容については、こちらの記事にも詳しく書いていますよ!
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今回は、作品に出てくるキーワードのひとつ「スコアテスト」についてご紹介します!
※この記事にはコミック1巻、アニメ2話までのネタバレを一部含みます。
『約束のネバーランド』に出てくるスコアテストとは?
『約束のネバーランド』の舞台であるGFでは毎日みんながテストを受けさせられています。
テストの内容はIQテストのようで、子どもには難しそうな問題ばかりです。
そしてそのテストの正答率による点数が、作中では「スコア」と呼ばれています。
この「スコアテスト」がGFの特徴とも言える点のひとつなのですが、このスコアテストについて解説していきたいと思います!
この作品の主人公であるノーマン、レイ、エマの三人はいつもスコアテストで満点(フルスコア)を取る天才達で、「フルスコア組」と呼ばれています。
では、どうしてそのようなスコアテストが頻繁に行われるのでしょうか?
孤児院の子ども達にも学びを大切にしてあげようという施設側の気持ちなのでしょうか。
施設のママは、これは学校の代わりでありあなたたちのためなのだと日々言い聞かせています。
ですが、本当にそれだけだったのでしょうか?
――いいえ。実はスコアテストには、ある意図がありました。
そしてその意図について解説するためには、GFの真実の姿についてご紹介する必要があります。
GFの真の姿とは?
子ども達みんなが、笑顔の絶えない毎日を送るこの施設。
みんな大好きな優しいママが毎日子ども達を見守り、お世話をしてくれています。
子ども達は楽しい生活を送り、6歳から12歳の間に「里親が見つかった」とひとりずつ笑顔で施設を出て行きます。
そんな素敵な場所であるGFを、主人公たちはなぜ脱出することにしたのでしょうか?
その理由は、GFの真実を知ってしまったから。
フルスコア組のうちの2人、ノーマンとエマは、ある日里親が見つかって施設を出て行く子の忘れ物に気付き、「近づいてはいけない」と言われていた外に繋がる門へと行きました。
しかし忘れ物を届けようとした相手はすでに死んでおり、異形の怪物(鬼)達が「人間の肉がうまい」ということを話しているのを見てしまったのです。
そして、液体に浸けた死体を「大事な商品」と呼び、「この農園の人肉は全部、金持ち向けの高級品なんだぜ」と話していました。
そう。実はGFは孤児院ではなく、人肉を育てるための農場だったのです。
里親が決まって出て行った子たちがこれまで大勢いましたが、その子たちも実は「殺されて食糧として出荷され、鬼に食われる」という末路をたどっていたのでした。
それを知った主人公たちは、同時に自分たちの運命も悟ります。
ここに居続ければ、いずれ殺されて食べられてしまう。
その運命を変えるために、仲間たちと一緒にGFを脱出しようと計画を始めるのです。
スコアテストの目的は?
施設の真の目的は食用人肉の育成であるということが分かりました。
では、なぜ食べられるだけの子ども達に毎日テストを受けさせて「スコア」をはかる必要があったのでしょうか?
ノーマンは、子どもたちの「出荷」の順番を思い返し、そこには規則性があるのではないかと考えました。それは、
- 6歳以上の子どもは、スコアが低い順に出荷される
- 12歳になれば、無条件に全員が出荷される
というものです。そしてノーマンが導き出したその仮説と鬼達の会話は、あることを指し示していました。
それは「脳」が重要であるということ。
販売相手の鬼にとっては「脳」こそがごちそうであり、より発達したうまい脳を見極めるために毎日スコアテストで脳の成熟度をはかっていたのです。
つまり、スコアの高いうまい脳であればあるほど上級品であり、その脳を持つ子どもは大切に育成されるのです。
出荷される子ども達の年齢にも、脳が重要であるということのヒントがありました。
人間の脳は、6歳までに90%成長し、12歳までには100%成長するといわれています。
つまり、「上級品」になり得る、スコアテストの高い子どもは脳が100%育つ12歳まで大切に育てる。
そうでない子どもは、無駄な育成コストをかけず、脳が90%まで育つ6歳以降にさっさと出荷してしまう。
「スコアテスト」の真の目的は、子ども達を商品としてランク付けすること。
そしてランクに応じて育成や出荷の判断をするためだったのです。
ここまで「出荷」されずに生き延びることができていたんだね。
誰が一番賢いの?
「フルスコア組」は全員テストで300点満点を取る天才達と言われていますが、
そんな3人の中にも序列があるようです。
そこで、主要人物達のスコアを5位からランキングで見ていきましょう。
※「平均」とは直近7日間の平均スコアを指し、「最高平均」とは、7日間ずつの平均スコアの中で今まで最も良かった点数です。
5位:ドン 熱くてまっすぐな男の子、ドン。 最高平均は228点です。
4位:ギルダ 眼鏡でおとなしいおかっぱの女の子、ギルダ。最高平均は231点となっています。
3位:エマ 運動神経抜群の女の子、エマ。
度々平均300点を出すフルスコア組の1人ですが、1度だけ平均265点の時があったのでこの順位になりました。
2位:レイ クールでぶっきらぼうなレイ。
レイも度々平均300点を出すフルスコア組の1人ですが、1度だけ平均が292点の時があったのでこの順位になりました。
1位:ノーマン 優しく穏やかなノーマン。いつでも300点の彼は、本物の天才です。
堂々の1位を獲得! 観察・分析能力に長けていて、「やろうと決めてできなかったことが1度もない」らしいです。
番外編:フィル エマ達と一緒に脱出せずに、GFに残ることを選んだ子です。
幼いにも関わらず11歳のフルスコア組と対等に話をしたり、隠されたメッセージに真っ先に気付いたり、GFの真実を聞いてもなんとなく予感していた素振りを見せるなど、類まれな才能を度々発揮していました。
まだたった4歳のフィルが、最高平均204点。将来が有望な逸材であると言えるでしょう。
おわりに
この記事では『約束のネバーランド』の「スコアテスト」とは何かをご紹介しました。
「スコアテスト」は孤児院の子ども達が毎日受けさせられているIQテストで、その目的は、子ども達を商品としてランク付けすること。そしてランクに応じて育成や出荷の判断をするために存在しました。
あなたもスコアテストが受けられる?!
子どもたちの運命を決めるスコアテスト。どんな内容か気になってきたのではないでしょうか。
実は「約束のネバーランド」の公式HPで、このスコアテストが受けられるんです。
PC・スマホで遊べる「IQ脳力試験」はこちら!
かなり凝った作りのサイトになっていて、『約ネバ』を知らなかった人でもこの作品に興味が出てくるのではないでしょうか。
さあ、あなたの「IQ脳力」はどうでしょうか?
ゲームのプロローグもちょっとこわいから、また今度やろうね!
必見の頭脳戦!
そう、ご期待の通り、ドキドキハラハラの頭脳戦が繰り広げられます!
裏切り者探しに腹の読み合い、嘘の探り合いなど、子ども達の精神的な戦いは必見で大人の方でも楽しめますよ!
『約束のネバーランド』のアニメ1期はこちらからご覧いただけます。
アニメの2期も放送が決定しました!
2期や実写版についてはこちらの記事でご紹介しています。
約束のネバーランドのファンの皆さん、朗報です。なんとついに、約束のネバーランドのアニメ第2期の放送が決定しました。第1期も楽しかったのですが、少し物足りなかったと思われてる方もいるんじゃないですか?ぜひ、またあの世界観を楽しみましょう。 […]
ぜひみなさんも「スコアテスト」に注目して『約束のネバーランド』を楽しんでみて下さいね。