ジャンプで掲載中の漫画なんだよ。
ネバーランドに住んでいるピーターパンたちは「永遠に子供」なんだよね。
なんだか、ネバーランドって明るくてカラフルでキラキラしたイメージですよね。
あぁ一度でいいから行ってみたい。
さて、このジャンプに掲載中の「約束のネバーランド」はどんなメルヘンなストーリーなのでしょう。
……と思っているアナタ!!いや、僕も最初はそう思っていたんですが、大間違いでした!このお話、けっこう衝撃的なストーリーなんです。
優しい里親さんに歓迎され順々に孤児院から出ていきます。「自分もいつか外の世界で暮らしてみたいな」と夢をもっているのですが、実はその孤児院は食肉用の人間を育てる「農園」でした。
孤児院を出て里親に預けられたと思われていた子供たちは、実は食肉として出荷されていたのです。
という、なんともショッキングなお話。
こわいこわい!!「ネバーランド」っていうふわふわ感のある言葉と裏腹すぎて驚きました。
もはや、ホラーサスペンスの要素がもりもりです。
「約束のネバーランド」は2人で作り上げている!
この「約束のネバーランド」は、原作と作画を別々の人が担当しています。
原作:白井カイウさん 絵:出水ぽすかさん
原作担当の白井さんは、漫画家になる前は会社員をされており、ジャンプが初の連載デビュー作です。それまで漫画家や作家の活動など一切されてなかったのですが、退職後に漫画家を目指して活動。
ジャンプ編集者にドドーーンッと長編の原稿を持ち込むと、それがめちゃくちゃ面白くデビューのきっかけとなったそうです。
デビューが超人気週刊誌「ジャンプ」だなんてすごいですよね。
作画担当の出水さんは「コロコロコミック」など他の雑誌で漫画を掲載されていました。白井さんが出水さんの絵に惚れ込んで、アタック。そこから2人は共同制作を開始したそうです。
作画担当:出水ぽすかさんって何者?
従来のジャンプとは少し画風も違いますが、それでも独自スタイルをつらぬき、もはや「上手すぎて絵のレベルが違いすぎる!」と言われている出水ぽすかさん。
出水 ぽすか(でみず ぽすか)
生年月日:1988年1月17日
出身大学:某国立大学
これまでの活動
コロコロコミックでイラスト・ミニ漫画「トマト目玉」などを制作。小学館が発行する月刊ヒーロー雑誌「てれびくん」で4コマ漫画を書く。ライトノベル「キルぐみ」での挿絵参加。コロコロコミックで「魔王だゼッ!!オレカバトル」連載など。
漫画を描くのが大好きで、漫画を描いては新人賞などに投稿していたそうです。
また、漫画やイラストを編集者に持ち込みして、その場で感想をもらうなど漫画家になるために積極的に行動もしていたようです。
イラスト激ウマ!作品はどこで見られる?
出水さんは漫画「約束のネバーランド」掲載の他にも、沢山のイラストを次々と書きインターネット上に掲載しています。
とても繊細でとっても素敵。躍動感があり、ひとつの絵からストーリーを想像できるような作品だと思います。
出水ぽすかさんのイラストを見てみたい!そう思ってる人も沢山いるんじゃないでしょうか。
彼女の作品が見られる場所をご紹介します。
pixiv(ピクシブ)で見る
誰でも絵を投稿できるというウェブサイト「pixiv」でポーンというお名前で絵を掲載しています。「絵がうますぎ!」とpixiv界隈でも有名だったそうです。
pixiv(ピクシブ)とは
イラストを投稿できるsns(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の一つです。pixivに投稿されたイラストを見た人が、コメントをすることができるシステムになっています。お絵描き版のInstagram やFacebookというイメージでしょうか。
出水さんのpixivページはこちら。「上手すぎ!」でいつまでも見ていられるような絵の数々をご覧ください。
Twitter(ツイッター)で見る
出水さんはかなり高い頻度でツイッターを更新し新作の絵をどんどん掲載してくれています。その掲載頻度(もはや毎日?!)とクオリティーに圧倒されます。
週刊誌を連載しながらツイッターでこれだけのものを掲載できるなんてバケモノだという人も。
出水ぽすかさんのTwitterはこちら。これだけ見ても出水さんが相当の画力を持ち、かつお絵描き大好きというのが伝わってきます。
絵とマンガ描きの でみずぽすか です。 週刊少年ジャンプ「約束のネバーランド」作画、ワンダーハッチ、BEYBLADE X…
HP(ホームぺージ)「ぽすかのくさむら」で見る
こちらHP「ぽすかのくさむら」内のギャラリーでも、出水ぽすかさんの作品を沢山見ることができます。メカや食べ物がよく描かれているような。小さなモブキャラ(群衆キャラ)もかわいいです。
「ぽすかのくさむら」はこちら。プロフィールやブログのページもあり、これまでのお仕事の内容やブログなども見ることができますよ。
画集で見る。やっぱり手元でじっくりと!
2016年には画集「出水ぽすかアートブック PONE( ポ~ン)」が発売されました。
出水さん作品の魅力がぎっしり詰まった1冊です。繊細に描かれたイラストを手元でじっくり見たい方には、画集がGOODなのではないでしょうか。僕も見てみたいです。
どういう風に絵を描いているんだろう?
この美しい絵は、主にパソコンを使って描かれているようです。
- まずは鉛筆で紙にラフ(おおまかに鉛筆で書かれた構図)から下書きまでをする。
- 書いたものをスキャナーでパソコンに取り込み、色塗りや背景作成、最後の調整までを行う。
光や影、背景などもここでつけていくんですね。
その作成の様子は、こちらのサイトで見ることができます。
精緻な描き込みとダイナミックな構図、さらにかわいらしいキャラクターの生き生きとした動きが加わった独自の魅力を放つイラスト…
まとめ
出水ぽすかさんの絵、ご覧いただけましたでしょうか。
この画力、絵を見るだけでストーリーが感じられる作品ばっかりだと思います。
出水さん、絵を描く時にはとにかく好きなものを書きたいという気持ちがあるそうです。「絵の中には自分だけのファンタジーがあるんだから」と彼女は語っています。
そんな「絵上手すぎ」な出水ぽすかさんの描く「約束のネバーランド」。
原作もピカイチ、絵もピカイチのお二人が作っているのだから面白いに決まっています。どんな結末になるかとても楽しみですね。
よし!授業中のノートに!