『翔べ!工業高校マーチングバンド部』は実話?どこで見られる?

こんにちは、こんばんは。優子です。

「翔べ!工業高校マーチングバンド部 ~泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと~」というドラマをご存じでしょうか?

中京テレビ開局50周年記念ドラマとして中京テレビが作ったドラマです。

なぜこれを話したかというと…実はこのドラマ、実話を元に作られたんですよ!

ちょっと感動、ちょっと勇気が欲しい時にピンとくるドラマだと思ったので、紹介したいと思います!

優子
どんなドラマでどんな背景があるのか?
知れば必ず見たくなる。そんな背景とドラマのモデルについて詳しくお話します。

 

ドラマ『翔べ! 工業高校マーチングバンド部』って何?

愛知県名古屋市にあるテレビ局、中京テレビの「中京テレビ開局50周年記念ドラマ」として作成されました。

放送は今年、2020年4月4日土曜日、午後3時~放送なので、すでに東海3県(愛知、三重、岐阜)のみで放送されたのですが…安心してください!他の地方の方でも、見逃した方でも、最後まで読み進めれば見られますよ!

監督・主演ともに愛知県出身者を起用し、同じく愛知県出身の井戸田潤(スピードワゴン)さんも登場します。俳優兼演出家も名古屋在住の多田木亮佑(ただき りょう)さん。俳優兼脚本家も名古屋在住の佃典彦さんです。

愛知県のテレビ局開局記念だけに、すべて愛知にこだわった作りですね。

 

あらすじ

公式によるあらすじは

このドラマのモデルとなったのは、愛知県小牧市にある工業高校のマーチングバンド部と、その顧問の澤田先生。
今年の夏、甲子園でも話題になった、作業着にヘルメットという一風変わったブラスバンドの姿。
そのマーチングバンド部の誕生秘話をベースに、笑って泣けるオリジナルのストーリーが!
主演は愛知県東郷町育ちの俳優・佐藤二朗。
監督は名古屋市千種区育ちの「SPEC」「TRICK」「20世紀少年」の堤幸彦。
古くから付き合いのある地元出身の盟友が強力タッグを組みます。

引用:中京テレビ公式HP

公式によるあらすじはざっくりですが、もう少し詳しく話すと…

愛知県小牧市の工業高校に、一風変わった先生が赴任してきます。偉人の名言をこよなく愛すその先生は、泣き虫で熱いハートを持った熱血先生。

廊下の隅っこを歩くような控えめな生徒や、ちょっと毎日がマンネリで楽しめないといった様子の生徒、いろんな生徒をあの手この手で巻き込み、最初は一人だった吹奏楽部をマーチングバンド部に変身させていきます。

そして最後にはマーチングバンド部を街の人気者にまで成長させた、実話を元にしたドラマです。

奈実
どうしてこのドラマに注目したの?
優子
それは去年の夏の甲子園でちょっとネットをざわつかせた事がきっかけなの。
話題になったマーチングバンドがドラマになったって知って、とても興味がわいたわけね。

ドラマのモデルは、実際にある愛知県小牧市の工業高校・マーチングバンド部。顧問は、澤田先生という方で、2019年夏の甲子園で話題になった生徒たちと先生なんです。

作業着にヘルメット、一風変わったブラスバンドの姿はふつう甲子園では見かけません。

2019年の甲子園で初出場を決めたのは、愛知県小牧市の誉高校でした。高校野球と言えば、強豪高校が多い愛知県。あの有名なイチロー選手愛知県出身です。今は監督の工藤公康さんも愛知県出身ですね。

そんな愛知県で、ノーマークだった誉高校が初出場という事で、高校野球ファンの間で話題になりました。

強豪校を打ち負かしての甲子園。初出場初戦突破なるか?と話題になりましたが残念ながら1回戦敗退でした。対戦相手は八戸学院光星(全国でも有名な強豪校)。初出場というプレッシャーもあったんだろうと思います。

その甲子園の応援で、ひときわ異質だったのがヘルメットの集団でした。

野球強豪校の東邦高校マーチング部も同じ愛知県ということで、甲子園へ応援に駆けつけました。さらにその中には、同じ小牧市内の高校である小牧工業高校のブラスバンド部も友情応援として駆けつけていたため、アルプススタンドの一角にヘルメットのマーチングバンドが!

異質に目立っていたという事でネット上では話題になっていたんです。

そのヘルメット軍団が、実は元々1人だった部員から名物先生の尽力もあり街の人気者にまでなっているという事で、興味がわいたという訳なんです。

本物の青春がそこにある!と思うとワクワクしませんか?

 

キャスト&スタッフ

キャスト

佐藤二朗
泉澤祐希
河村花
田村杏太郎
小平大智
浅野晃龍
吉田憲祐
西川右近
伊藤みづめ

恩田千佐子(中京テレビアナウンサー)
佐藤啓(中京テレビアナウンサー)
市野瀬瞳
SEAMO
井戸田潤(スピードワゴン)小牧工業高校OB本人役

多田木亮佑

甲本雅裕

佐藤二朗:さとうじろう 1969年5月7日生まれ、俳優、脚本家、映画監督
フロムプロダクション所属、身長181cm、愛知県春日井市生まれ、愛知郡東郷町育ち
泉澤祐希:いずみさわゆうき 1993年6月11日生まれ 俳優
千葉県出身 身長165cm、アルファエージェンシー所属

地元の生徒さんが制作にも関わっています。名古屋ビジュアルアーツの映像学科の学生が撮影スタッフとしてお手伝い、そして俳優・タレント専攻の在校生が出演しています。

とことん地元名古屋&小牧にこだわったドラマとなっていますね。

スタッフ

監督:堤幸彦(オフィスクレッシェンド)
脚本:中内こもる
企画:池田京平(中京テレビ)、鈴木菜摘(中京テレビ)
プロデューサー:池田京平(中京テレビ)、杉原奈実(オフィスクレッシェンド)

堤監督の話では、今まで手がけてこなかったジャンルだそうで、初めての青春ドラマという事もあって終始緊張して撮影されたそうです。

堤監督と主演の佐藤二朗さんは、名古屋の町を歩く情報番組をしていたことがあるそうで、二人ともひときわ故郷への情が深く、故郷に恩返しがしたいと前から話していたそうです。

そんな時に中京テレビさんから周年記念ドラマを地元で作りたいとオファーがあれば、撮りますよね。そして地元にこだわるのも自然な流れという事だったかと思います。

監督から二朗さんへ向けた今回のドラマの感想は、「つかみどころのない登場にアドリブも加えながらギャグも交えて生徒と絡むところがヘンテコで面白い。でも肝心のメインストーリーもきっちり演じてくれた」と語ってらっしゃいます。

二朗さんから監督へは、「脚本を読んだ解釈や予想をいい意味で裏切ってきて、どんどん面白い”堤流”になった。監督の演出で芝居が変化する、贅沢なひとときを過ごした」と語っていらっしゃいます。

 

まとめ

見どころは地方の工業高校マーチングバンド部を軸に、おもしろくも希望が持てるストーリーだと思います。

洋画や邦画に限らず、実話を元にしたフィクションだと知っていると、心に響く事が多いと感じています。

ドラマの最後には、本当の泣き虫先生こと小牧工業高校マーチングバンド部顧問の澤田直樹先生と、小牧工業高校マーチングバンド部の皆さんが出演されていますよ!

実際の生徒さんと先生がマーチングバンドの演奏を披露している姿は、ちょっと感涙ものです。一日やそこらでは演奏できませんし、積み上げてきたものがありますからね!

ドラマが終わった後にはおまけ映像がついています。
織田信長が永禄6年(1563年)に築城した「小牧山城」のある小牧山をモデルにしたキャラクター、こまき山君の中から井戸田潤さんが。彼の実際の本当の母校という事でした!ハンバーーグ!(笑)

「僕らは…出来そうなことしか…しちゃだめなんですか?」

教室の片隅にいて何もできない子が前を向いていく。ちょっとやってみたかったことをやってみる。それは同年代の高校生も大人も共感できる、ちょっと頑張ってみようと思える作品かと思います。

現在、「翔べ!工業高校マーチングバンド部 ~泣き虫先生が僕らに教えてくれたこと~」はHuluで見ることができます。東海3県のかたはもちろんそうでないかたも、ほっこり、そしてちょっと感動できるドラマ、見てみませんか?(2020年4月現在)