『ジュラシックパーク』や『E.T.』など人気映画を制作した、スピルバーグ監督をご存知ですか?
彼は数多くの賞を受賞しており世界最高のヒットメーカの一人に上げられています。制作した作品はどれも有名なものばかりで、SFの映画監督といえばスピルバーグ監督ともいえるでしょう。
プロデュースした作品の興行収入は約77億ドルを記録しており歴代2位を記録しています。
映画撮影には大体半年から1年かかるところを彼の映画撮影はリハーサルをほとんどやらず早撮り。あの有名な『プライベート・ライアン』は2カ月で撮影を終えました。
そんなSF映画で有名なスピルバーグ監督が初めてヒューマンドラマを制作したのが『太陽の帝国』です。今回は太陽の帝国についてや、主演を演じたクリスチャン・ベールについて紹介していきます。
太陽の帝国とはどんな作品?
スピルバーグ監督の初の戦争ヒューマンドラマとなった『太陽の帝国』とはどんな映画なのでしょうか。
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太陽の帝国は日中戦争中の上海が舞台になっており、戦争に巻き込まれたイギリス人の少年が主人公です。
スピルバーグ監督はSF作品とは一変してヒューマンドラマを制作しました。戦争の愚かさや人間の強さなどこの映画でたくさんのことに気づかされます。
この映画で今までと違うスピルバーグ監督の作品イメージが変わり新しい魅力に気づかされました。SFの作品もすごく面白く好きなんですが、こういったヒューマンドラマもスピルバーグ監督の魅力の一つですね。
あらすじ
日本軍による上海事変を目前にした1941年のクリスマスの上海で、裕福な家庭で育った英国少年のジムは日本の零戦パイロットになることを願っていました。
ジム一家は日本軍が上海市街に侵攻してきた混乱の中、家族は波止場を目指し砲弾、銃声が飛び交う中で逃避行を開始しました。しかしジムは両親と離れ離れになってしまいます。
ジムは租界に戻り、自分の家やその周辺で食料を見つけ食いつないでいましたが、租界一人出ていかなければと決心します。
上海市街をさまよううちに飢えに苦しむジムを救ったのはアメリカ人のベイシーとフランクでした。しかしある日、ジムと3人は日本軍に捕まり捕虜収容所へと送られてしまいます。
収容所では両親の友人に出会いますが、ジムたちは蘇州の収容所に移され、そこでローリング医師から最後まで生き延びることが勝利だと教えられます。ジムは生き延びる事ができるのでしょうか。
租界とは…中国の開港都市で、外国人が行政や警察を管理した外国人居留地です。
クリスチャンベールとは?
『太陽の帝国』に出演したクリスチャン・ベールとはどんな人なのでしょうか。
名前 | クリスチャン・チャールズ・フィリップ・ベール(Christian Charles Philip Bale) |
生年月日 | 1974年1月30日 |
出生地 | ウェールズ・ベンブルックシャ |
職業 | 俳優 |
出演作品 | ダークナイト・トリロジー、プレステージ、ターミネーター4など |
太陽の帝国に出演したときはまだ13歳の子役だったクリスチャン・ベールですが、いまはハリウッドで活躍しており数多くの人気映画に出演しています。
2010年にはアカデミー賞助演男優賞、2018年にはゴールデングローブ賞で主演男優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞しました。
プライベートでは様々なチャリティーに参加しており、動物好きなことから愛護運動にも参加しています。映画バットマンに出演したときにはバットマン役を演じたことからバットマンファンと交流をしています。
2012年に起こったオーロラ銃乱射事件の際にはオーロラを自ら入院患者を訪問をしたり、4歳の白血病患者の少年がバットマンファンだったこともありディズニーランドへ招待をしました。
これらの活動からファンからは『真のヒーロー』と称賛する声が多くありました。
まとめ
太陽の帝国は、スピルバーグ監督の初のヒューマンドラマで今までのSF映画のイメージを変えました。
日中戦争に巻き込まれたイギリス人の子供が力強く生きていく作品です。戦争の愚かさなど時代が進むにつれ忘れてしまうことを思い出させてくれます。
そして太陽の帝国で主演を演じたクリスチャン・ベールは13歳ながら難しい役を演じ、今では人気のある映画に数多く出演するトップ俳優に成長しました。
そして、チャリティーにも参加していて真のヒーローとして多くのファンに愛されている俳優です。
スピルバーグ監督の作品のSF映画は観ている人を楽しませてくれる作品ばかりで、太陽の帝国などのヒューマンドラマは観る人を考えさせる作品ばかりです。
そんなスピルバーグ監督の映画をこの夏、是非お家でゆっくり観てみてください。