今回はスティーブン・スピルバーグ監督作品である“インディ・ジョーンズ“シリーズの第3作目、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』についてお話していきます。
インディ・ジョーンズシリーズは、架空の考古学者である主人公のインディが、秘宝を求めて世界を駆け巡る冒険活劇です。
様々な困難に立ち向かい、次々と依頼をこなしていくインディの男前なかっこいい姿が注目される映画ですね。
いくつもの名作を生み出したスピルバーグ監督による今回の連続活劇、どんな内容になっているのか簡単に説明していきます。
スピルバーグ監督作品 “インディ・ジョーンズ“シリーズ
画像出典:Amazon
シリーズと言うだけあって、インディ・ジョーンズは1作品のみならず、現在4作品まで放映されています。
第2作目…インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984)
第3作目…インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989)
第4作目…インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008)
インディ・ジョーンズシリーズの作品の舞台は、
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説…1935年
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦…1938年
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国…1957年
となっています。これらから見ると、1作目と2作目の舞台は時系列的には逆になっていますね。
では、公開した順番ではなくて、2→1→3→4という順番で見ればいいのでしょうか?
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 あらすじ
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— Indiana Jones (@IndianaJones) November 22, 2013
今記事メインとなる第3作目『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のあらすじを紹介します。
シリーズまだ見た事ない方の為に、前作のあらすじも簡単に紹介しますので、ご安心ください。
第1作目 レイダース/失われたアーク
考古学者でトレジャーハンターであるインディは、ある日、ナチス・ドイツが十戒の破片が収められたアーク(聖櫃)の発掘を始めたと聞きました。
なんとしても先に手に入れろとアメリカ政府から依頼されたインディは、アークの在り処を示すラーの杖飾りが、恩師のレイヴンウッド教授の元に存在すると知り、訪ねます。
しかし、教授はすでに亡くなっていて、彼の娘であるマリオンに追い返されてしまいました。
その時、杖飾りを奪いに来たナチスにより酒場が襲撃されますが、戻ってきたインディがマリオンを助け出し、杖飾りも守り抜きます。
そして、2人はアークを探す冒険に出るのでした。
第2作目 インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
インディは上海マフィアとトラブルになり、飛行機へ逃げ込みます。
しかし、飛行機は墜落してしまい、相棒のショート・ラウンドとウィリーと共に、インドの小さな村へ辿り着きます。
そこで話を聞くと、その村にはシヴァ・リンガ(サンカラ・ストーン)と呼ばれる秘石が祀ってあったが、邪教集団に奪われ、子供も連れ去られてしまったとの事。
村長から取り戻して欲しいと依頼されたインディ達は、邪教集団が潜むパンコット宮殿へ向かうのでした。
第3作目 インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
ある日、インディのもとに、大富豪ドノヴァンから連絡が入ります。
ドノヴァンは、永遠の命が手に入るとされるお宝“イエス・キリストの聖杯“を求めて、調査隊を派遣していました。しかし、聖杯の在り処の手がかりは掴めたものの、調査隊長の行方が分からなくなってしまったというのです。
インディへの連絡とは、聖杯と隊長を探し出して欲しいという依頼の事でした。
最初は渋っていたインディですが、行方不明の隊長が自分の父“ヘンリー・ジョーンズ“だと分かると、仕方なく依頼を引き受け、ベニスへ向かいます。
そこで、シュナイダー博士と出会い、聖地に建てられた図書館へ向かいます。
なんとそこには隠し部屋があり、インディは床をはがし、隠された地下室の扉を見つけ出すのです。インディと博士は地下室を奥へと進みます。
奥まで来た2人。その時追っ手がやって来ました。インディを殺そうとする追っ手。抜け穴を見つけて、インディ達は逃げ出しました。
それから、インディはオーストリアのブルンワルド城へ行き、内部へ潜入します。
そこで遂に見つけたヘンリー。助け出そうとしますが、ナチス軍がやってきて、今度は博士を人質に取られてしまいます。
インディはまたしても助けようとしますが、ヘンリーは放っておけと言います。
実は、シュナイダー博士はナチスの手先でスパイだったのです。裏切り者でした。
さらにドノヴァンまでも裏切り者だと知ったインディ。
ピンチになったこの状況で、果たしてヘンリーを助け出し、聖杯を得ることは出来るのでしょうか…。
第4作目も紹介したいですが、是非ご自身の目でご覧になってほしいですね。その理由は後ほど!
、music.jpで見ることが出来ます。(2020年7月現在)
ジョーンズ親子の関係性は?
本作では、父ヘンリー・ジョーンズがシリーズ初登場し、親子の関係性が伏線で描かれています。
インディの少年時代
本作では、インディの少年時代が描かれているのですが、ヘンリーのしつけの厳しさが垣間見えました。
インディがコロナードの十字架を持ち帰ってきてしまった時、ヘンリーが叱ります。
その叱り方が、「ギリシャ語で1~10まで数えなさい。」というもの。
叱り方の特徴のクセがすごいですが、それが答えられるインディもまたすごいですね。
英才教育をして育ててきたのが分かります。
親子間の確執
自分をしっかり持っていて暴力嫌いのヘンリーと、冒険大好きで負けず嫌いのインディは性格が真逆です。お互いを認め合うことが出来ない原因ですね。
ただ、2人の間に確執が生じた1番の原因は、ヘンリーが研究に没頭しすぎたせいで、妻の病気に気づかず亡くしてしまった事。
インディからしたら、父親が母親を死なせてしまったと同じようなものなのです。
親子の絆
確執がある2人ですが、実は親子らしくお互いに信用している部分もあるんです。
インディは、ドノヴァンから隊長を探してくれと言われた時に、それが父親だと分かると渋々でも依頼を引き受け、きちんと助け出すところ。
ヘンリーは、インディが聖杯を見つけて持ち出せると信じ、様々なアドバイスを与えるところ。
そのような場面で、親子の本当の絆が見られますね。クライマックスにはお互いに信じ合っている事が分かります。
まとめ
- インディ・ジョーンズは現在4作品公開されている。
- 時系列で見ると、第2、第1、第3、第4作目の順番で公開順とは違う。
- インディ・ジョーンズシリーズは各作品毎に完結する為、公開順に見ても問題ない。
- ヘンリーの子育てはクセが強い(叱り方)
- ジョーンズ親子の間には、小さい頃に出来た確執がある。
- 確執の中にもお互いに信用し合っている親子の絆がある。
いかがでしょうか?
今回第3作目に焦点を当てたので、父親のヘンリーが初登場した作品でした。
その為、あえて親子の関係性という伏線を紹介させてもらいましたが、本線をそのまま見てもとても面白いシリーズ作品になっています。
是非ご覧になってみてください。
また、2021年にはインディ・ジョーンズの第5作目が公開予定です。
まだ“インディ・ジョーンズ5″という仮題で、ストーリーも続編になるのかもハッキリとしていません。
公開日や先行情報を楽しみにしながら、見た事ない方は1度だけでも、見た事ある方は復習も兼ねて、シリーズを見てみてくださいね。
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