”死役所”ドラマ3話「人を殺す理由」三浦貴大演じる坂浦の残酷な死

魂えぐる、者との対話。
優子
「もし自分が死んだら、その後天国に行くのか地獄に行くのか…」そんなこと一度は想像したことありませんか?
奈美
分かる〜!死後の世界ってどんな感じなんだろうってよく想像するよ。

今回紹介するのはドラマホリック『死役所』。
この世を去った後で、成仏の手続きをする市役所ならぬシ役所が舞台となっています。

シ役所で繰り広げられる死者と会話に、それぞれの人生が浮かび上がり、魂を揺さぶられること間違いなしの深〜いドラマとなっています。

今回は、“受け止められない理不尽な死”がテーマとなった『死役所』第3話について詳しく説明していきます。

優子
イケメン俳優の三浦貴大さんがゲスト出演しているのも今回の注目ポイントよ〜!
以下、ネタバレを含みます。
また、本作は多少グロテスクなシーンもありますのでご注意ください。

 

ドラマホリック“死役所”第3話『人を殺す理由』あらすじ

シ役所職員の秘密

三樹ミチル(黒島結菜)は、シ役所で働く職員全員が死刑囚であるという事実を目の当たりにし、動揺していました。

そして、彼女が取った行動は、ざわつく心の内を言葉にしてしまうというなんとも幼稚な行動。シ村(松岡昌宏)に対してストレートに「人殺し!」と言い放ちます。

奈美
さすが天真爛漫わがまま娘のミチルだね。

ミチルの言葉を聞いたシ村は、今まで見せたことのない厳しい表情を見せます。そんなシ村を見て一瞬言葉を失うミチル…。しかしそのすぐ後には、また別のシ役所職員“人殺し”の過去を責める始末でした。

優子
ミチルは正義を振りかざしたんだろうけど、それは時に残酷な攻撃にもなるのよね。

本日のお客様は…

そんな中、いつも静かなシ役所である騒ぎが起きていました。男が暴れまわり、現場は大混乱になっていたのです!

すぐさまミチルハヤシ(清原翔)が駆けつけます。そこで暴れていたのは、坂浦眞澄(三浦貴大)という若い男性でした。どうやら自分が死んでいることもわからずに、勝手に知らない場所に連れてこられたと勘違いをして混乱していたようです。

「店に戻してくれ!」と叫び暴れる坂浦に、「死」の事実が告げられます。その事実を聞いて呆然とする坂浦…。

優子
そりゃ無理もないわよね。急に「あなたは死にました」って言われても受け入れられる訳がないもの。

お客様の悲しく残酷な最期

「なんで俺まで殺されるんだ」と嘆く坂浦…。実は、坂浦の父も12年前に同じ場所で死んでいたのです。それも自身が経営する定食屋さんで…。

優子
親子同じ場所で死んじゃうなんて何なの?!呪いなの?!

坂浦は突然刺されて死に至ったため、なかなか自分の死を受け入れることができません。さらに、もうすぐ子どもが生まれるというタイミングでの出来事…。

奈美
残される妻や子どものことを思うと死んでも死に切れないよね。

誰に殺されたのか心当たりもなく、人生これからという時に訪れた突然の…。

受け入れられない坂浦に対し、他殺課イシ間(でんでん)が何か思い出すかもしれないからと他殺課へ案内されます。

坂浦が死に至るまでの記憶を他殺課でたどっていると、あまりに悲しく残酷な事実が見えてきたのです…。

優子
知らないと死にきれないけど、知るのも残酷…。なんて悲しい最期なのかしら。

自分の死に向き合うミチル

一方、成仏の兆しの見えないミチル

口の悪い美人職員ニシ川は、そんなミチルに対し「人のことを詮索する前に自分のこと話したら?」とちょっとキツい言葉を投げかけるのでした。

すると、ミチルは自分のについてやっと口を開きます。そこで見えてきた彼女の死は、なんとも切なくやり切れないものでした。

人に殺されたと主張していたミチルでしたが、本当は20歳の誕生日にサークル仲間が開いてくれた飲み会で急性アルコール中毒となり死んでいたのです。

自分がんだのは自分のせい

そう頭では理解していたミチルでしたが、まさかこんなことで死ぬなんて思いもしていなかったのでしょう。人生これからというときに、軽はずみな行動で起きてしまった取り返しのつかない事態…。その状況を受け入れられず、誰かのせいにしたかったのかもしれません。

彼女は今後、自らの死を受け入れて無事に成仏することができるのでしょうか?そしてシ役所職員の過去も徐々に見えてきます…。

優子
う〜、なんて気になる終わり方!次回はシ村さんの過去が明らかになりそうだわ!

 

坂浦(三浦貴大)はなぜ殺された?

『死役所』第3話放送後、SNSではこんな投稿が相次ぎました。

坂浦はどうして殺されたの?
  • どんな死でも辛いけど、坂浦の死は本当に理不尽。どうして坂浦は殺されたのか謎。
  • 犯人の動機が結局よく分からない。

そうなんです!”どうして坂浦が殺されたのか”気になるという声が多数あがっていたのです。

優子
ということで坂浦が死に至るまでの過程を振り返ってみましょう!

坂浦を刺し殺した犯人は、ハラシマケンジという男性でした。

全身真っ黒な服装で坂浦が営む定食屋さんに押し掛け、突然坂浦のお腹に包丁を突き刺したのです。

坂浦は突然お腹を刺され、訳もわからないまま血を流して死んでいきました。側で泣き叫ぶ奥さんとお腹の中にいる子どもを心配しながら意識が遠のき、気付けば死役所に…。

さて、坂浦を刺し殺したハラシマケンジという男は一体何者なんでしょうか?

実はこの男、12年前に坂浦の父親を殺した犯人だったのです…!

奈美
どうして父親を殺したハラシマがまた坂浦を殺しに来たのかな?この家族に恨みでもあるのかな?

ハラシマケンジは、坂浦家が営む定食屋さんの元従業員でした。彼がお店のお金を盗もうとしたところ、坂浦の父に見つかり、坂浦の父を殺していたのです。

奈美
え、それ絶対ハラシマが悪いやつじゃん。

その後、父の死を巡って裁判となり、坂浦はその裁判で証言台に立ったのです。つまり、自分の罪を証言された腹いせに、坂浦に逆恨みして殺したということですね…。

優子
ハラシマって相当ヤバい人ね…。

被害者遺族が犯人に復讐するという話ならまだ理解はできますが、その逆となると非常に道理の通らない話です…。

坂浦自身、何度も「ハラシマを殺したいと思った」と言っていました。だけれど、最終的に生きて償って欲しいと願っていたのです。

それなのにどうして俺がされるんだ…。

坂浦の過去を振り返ると、彼の言葉の意味がより一層重く感じられます…。坂浦の『悔しさ・悲しさ・切なさ』は想像を絶する想いだったことでしょう。

優子
自分の死に納得できないまま成仏していくシーンには涙が止まりませんでした。

 

ドラマホリック『死役所』を見るには

今回は『死役所』第3話について紹介しました。

不条理な死を目の当たりにし、「未練だらけでこの世を去る坂浦につい感情移入して泣いちゃった」って人も多いはずです。

まだ『死役所』を見ていない方やもう一度見たい方は、動画配信サービスを利用して見てみてくださいね!

ドラマホリック『死役所』はParaviNetflixTSUTAYA TVU-NEXTamazonプライム・ビデオdTVmusic.jp

で見られます。(2020年9月現在)

優子
第3話はハンカチなしでは見られない内容となっていますので、ご視聴の際はハンカチをお忘れなく!