「人間失格 太宰治と3人の女たち」が4月からファン待望の配信開始!

2019年9月13日に公開され、ヒットした映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」。

豪華な出演者や音楽・美術などの映像面だけでなく、音楽も大変すばらしいものでした。

第76回ヴェネチア国際映画祭では、同映画祭初の試みとなった「ジャパン・フォーカス」で上映されるなど、蜷川実花(にながわ みか)監督の実力が海外にも広く知られることになりました。

このように話題を席巻した今作が、ついに4月から動画配信サービスにて視聴可能となったのです。

お得に視聴できる方法も紹介しますので、もう一度、めくるめくようにゴージャスで、スキャンダラスな禁断のエンターテイメントを味わいませんか?

 

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」をより楽しむために

実話をもとにしたストーリー

小説よりもドラマチックだった〈誕生秘話〉を初映画化

天才作家として数々のベストセラーを生み出しながら、破天荒な生き方で文壇から疎まれている太宰治。

彼の周囲には妊娠中の妻・美知子(みちこ)と二人の子どもという家族だけでなく、なんと二人も愛人がいるのです。

一人は作家志望の静子(しずこ)で、太宰は彼女の文才に惚れこみ激しく愛し合います。

その一方で太宰は二人目の愛人である冨栄(とみえ)にも救いを求めるのです。

しかも二人の愛人からは子どもがほしいと言われて…。

そんな日々の中で太宰はついに、
「人間に失格した男」の物語を書き始めます。

累計1200万部以上売り上げ、世界で最も売れた日本の小説となる「人間失格」はどうのようにして生まれるのか。

ついに日本中を騒がせたセンセーショナルなスキャンダルが幕を開けるのです!

豪華キャストが彩る文豪の凄絶な人生

豪華出演陣でも話題となった「人間失格 太宰治と3人の女たち」。

太宰治役に小栗旬さん。

正妻である美知子役に宮沢りえさん。

弟子であり愛人でもある静子役に沢尻エリカさん。

最後の女ともいわれる冨栄役に二階堂ふみさん。

それぞれの世代を代表し、強烈な存在感をスクリーンで放つ役者さんたちです。

小栗旬さんはダメ男なのにモテ男。
才能と色気にあふれ、セクシーでチャーミングな太宰治という、今までになかった太宰像を創りました。

小栗旬さんに引けを取らない女優さんたちの熱演にも大注目です!

今作での見どころのひとつとして、太宰に振り回されているように見える女性たちがいます。

だけど、本当に彼女たちは一人の男に振り回されるだけの、か弱い存在だったのでしょうか?

本当は自分たちの意志で力強くその時代を生きていた。
そう実感させられてしまうような圧巻の演技で画面から目が離せなくなるでしょう。

登場した作家のことを知るともっと面白い

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」には、多くの著名な作家が登場します。

太宰治だけでなく、
同士である坂口安吾
太宰を批判する若手作家三島由紀夫

どの名前も教科書で見たことがあるくらい有名ですね。

もちろん、誰一人として知らなくても映画は楽しめます。

しかし、ほんの少しだけでも知っていれば、その面白さは倍増するのではないでしょうか。

知らなくても楽しい。
知っていると、もっと面白い。
それが実在の人物を題材にした映画の魅力の一つのはず!

太宰治(だざい おさむ)

言わずと知れた文豪ですね。
代表作は映画タイトルにもなっている「人間失格」や教科書でもおなじみの「走れメロス」などがあります。

しかし小説家として最初から成功していたわけではなく、芥川賞の最終選考に残りながらも落選するなど、挫折も味わっていました。

太宰が本当に注目されたのは、戦後になってから発表した

斜陽(しゃよう)」です。

戦前に発表した「富岳百景(ふがくひゃっけい)」や「津軽(つがる)」も傑作として名高い作品ですが、

太宰の評価を決定的にし、無頼派という新しい流れを生み出しました。

太宰の周囲にいた女性たちの影響も強く、

美知子と結婚した後に発表された
「女生徒(じょせいと)」「富岳百景」「走れメロス」は
精神的に安定した時期に執筆されました。

また、「ヴィヨンの妻」は美知子をモデルにしているといわれています。

「斜陽」は愛人の静子の日記を参考・モデル にして書き上げられました。

そして、最晩年には「人間失格」を書き上げ、「グッド・バイ」の連載分13回までを遺し、冨栄と心中したのです。

やはり文豪太宰治と周囲の女性とは切っても切れない関係であることが分かります。

太宰治の子どもたち

太宰には正妻と愛人にそれぞれ子どもがいました。
正妻・美知子とは三人。
愛人・静子とは一人。

美知子との子どもである里子(さとこ)は、なんと小説家の津島佑子(つしま ゆうこ)さん。
多くの文学賞を受賞した有名な小説家でした。

2016年に病没されるまで、精力的に活動されていたそうです。

また、静子との娘である太田治子(おおた はるこ)さんも作家として高い評価を受けています。

現在も盛んに活動されていらっしゃるので、これから著作を手にする機会もあるかもしれませんね。

坂口安吾(さかぐち あんご)

藤原竜也さんが演じた坂口安吾は、無頼派を代表する作家です。

終戦直後に発表した「堕落論(だらくろん)」「白痴(はくち)」は
戦争によって疲れ切っていた人々に新たな一歩を踏み出させるだけの力を持った作品でした。

また、坂口は純文学だけでなく、随筆(エッセイ)、歴史、推理、フランス文学の翻訳など多彩な活動を行います。

一方では途中で書くことをやめてしまった未完・未発表の作品も多く、小説家としては決して器用な人ではなかったようです。

実際に太宰治と映画のような交流があったかは分かりませんが、面識はあったようです。

文学の一時代を築いた二人が映画にも登場する酒場ルパンで本当に語り合っていたら…
なんて思うとロマンがありますね。

三島由紀夫(みしま ゆきお)

高良健吾さん演じた三島由紀夫は、戦後を代表する作家の一人です。

仮面の告白」「金閣寺(きんかくじ)」などの小説だけでなく、多くの戯曲を執筆しました。
随筆家・評論家・政治活動家など多くの顔を持つ人物でもあります。

その作品はノーベル文学賞の候補になるほどで、日本語という枠を超えて海外でも非常に高く評価されています。

川端康成(かわばた やすなり)を大恩人として非常に慕い、太宰治の「斜陽」を読んだ感想も手紙にして送っています。

しかし、三島は太宰の才能を高く評価しながらも、太宰の文学はきらいだとはっきり批判したようです。

皮肉なことに三島も最後には太宰と同じように自殺します。

自衛隊の施設での割腹自殺という非常に政治的な側面が強いものだったため、一人の作家の死という以上の衝撃を社会に与えました。

伊馬春部(いま はるべ)

瀬戸康史さんが演じるのは伊馬春部。

ご存じでない方のほうが多いのではないでしょうか。
劇作家や放送作家として著名な方で、太宰の友人です。

その仲のよさは太宰が短編小説「畜犬談(ちくけんだん)」の表題に
伊馬鵜平(いま うへい)君に与へる
と添えられるほどで、手紙でのやり取りも多かったようです。

ちなみに伊馬鵜平というのは、伊馬春部の使っていたペンネームの一つです。

太宰は自殺の前には短歌を記した色紙を伊馬へと遺しています。

 

4月2日から動画配信スタート!

4月2日から動画視聴サービスで配信がスタートしました。
公式で発表されたサイトがたくさんありすぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。

また、現状ではレンタルでの視聴となりますので、
観放題プランなどでの視聴は残念ながら現在はできないようです。

そこでおすすめなのが、
U-NEXT
TSUTAYA TV/TSUTAYA DISCASす。

無料お試し期間があり、
初回にサービスポイントが付与されるので、
そのポイントを使えば無料で見れちゃいます!

継続して利用したければそのまま契約を継続し、
観たいものがなければ解約しちゃえばok!

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を
映画館に観に行きたかったけど、時間がなくて観れなかった!

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