どんどん勢いを増す「鬼滅の刃」ですが、クライマックスへ向け、緊迫の戦闘が続きますね。毎週のジャンプの発売日を楽しみに待つ方が多いと思います!
戦闘では欠かすことの出来ない、『呼吸』の数々。その中でも最強と呼び声の高いのは、「日の呼吸」です。
なぜ日の呼吸の使い手は少ないのか??そもそも誰が使っていたの?
僕、寛太がお伝えします!
…あれ、誰か来たぞ?
めちゃくちゃ強くかっこいいんだよ!よし、じゃあお姉ちゃんに日の呼吸について詳しく教えてあげるかな!
※本誌のネタバレを含みます!単行本、アニメ派の方はご注意ください!
呼吸について
人では到底(とうてい)勝つことの出来ない力を手にした「鬼」。
その存在に勝つために必須(ひっす)と言われているのが「呼吸法」です。
爆発(ばくはつ)的な力を手にするために炭次郎達も「全集中の呼吸」を会得しました。
そしてそこから自分に合う呼吸の型を見つけ、極めていくのです!
炎を始めとした基本と、その派生が存在し、これらのいずれかを習得することが鬼殺隊(きさつたい)の隊士としての第一歩とも言われています!
そして、その起源とされるのが「日の呼吸」なのです。
日の呼吸の初代 耳飾りの剣士
日の呼吸
日の呼吸は、炎や風、水などの基本の呼吸のさらに元とされており、『始まりの呼吸』と呼ばれています。
初代の日の呼吸の使い手である【耳飾りの剣士】が、その呼吸法を鬼狩り達に伝え、それをそれぞれが自分に合った型に変えて行き生まれたのが『基本の呼吸』そこから更に発展したのが『派生の呼吸』です。
始まりの剣士
では、日の呼吸の最初の使い手「耳飾りの剣士」とは?
原作の大正時代から約400年前、戦国の時代に双子の兄弟の弟として生まれた、
継国 縁壱(つぐくに よりいち)という男こそが耳飾りの剣士の正体です。
生まれつき痣(あざ)を持っていることと、双子ということから、忌み子(いみご)として殺されそうになりましたが、母親が縁壱を守り、無事成長することが出来ました。そんな中、縁壱の剣技(けんぎ)の才能が発覚し、忌み子から一転、兄を押しのけ跡継ぎに、との声も上がるほどになりました。
しかし、それは縁壱の本意(ほんい)ではなく、母の死と兄の処遇(しょぐう)を考え、家を出ます。そして、鬼狩りへの道を歩んでいったのです。
縁壱は鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)をあと一歩のところまで追い詰めており、
大正時代までの400年間で鬼舞辻を倒せる可能性のあった唯一の剣士でした。
それもあり、鬼舞辻は日の呼吸を使うもの、知るものを根絶やし(ねだやし)にしました。
そして、その剣士がつけていた耳飾りを持つ炭次郎を危険視したのですね!
最強の剣士として名をはせた緑壱でしたが、兄が鬼となったこと、鬼の珠世を逃がしたことから、鬼殺隊を除隊(じょたい)することとなってしまいます。
始まりの剣士の兄、巌勝について
双子の兄の巖勝(みちかつ)は、生まれたときの境遇(きょうぐう)から、縁壱のことを憐れ(あわれ)に思っていました。しかし突然、不憫(ふびん)なはずであった弟が才能を開花させ、言動も変化したことで、嫌悪感(けんおかん)を持ちます。憐み(あわれみ)の対象から、緑壱は憎しみと嫉妬(しっと)の対象となったのです。
縁壱が家を出た後に継国の家を継ぎ、穏やかな家庭を築いていましたが、ある日鬼に襲われ、そこを縁壱に助けられます。さらに優れた(すぐれた)剣技と人格を持った縁壱との再会で、巌勝の憎しみや嫉妬心が再燃。縁壱を超えるために家も家族も捨ててしまい、同じ鬼狩りの道へ入ります。
縁壱の元で修行をし、呼吸を習得。巌勝もかなり強くなりましたが、縁壱には遠く及びませんでした。
人生を賭けて縁壱を超えようとしていた巌勝でしたが、それが実現できないことを悟り(さとり)ます。
その弱みにつけこんだ鬼舞辻により、彼は鬼となってしまいます。無限の時間があれば、緑壱に勝てる。そう考えたのです。
そして修練(しゅうれん)を積み、鬼舞辻直属の配下『十二鬼月(じゅうにきづき)』の1人となり、黒死牟(こくしぼう)という名で活動していました。
しかし、鬼の力を手にし、十二鬼月に選ばれるほど強くなっても、年老いた緑壱を傷つけることはできませんでした。
日の呼吸の伝承
本誌に出てきた日の呼吸の使い手
本誌で鬼に対して日の呼吸を使っているのは初代である緑壱と、炭次郎のみです。
しかし、炭次郎の家にはずっとヒノカミ神楽として日の呼吸が舞われており、鬼殺隊ではないですが、祖先である炭吉から炭次郎に至るまで、炭次郎の実家、竈家にはずっと日の呼吸が伝わり続けていたということになります。
日の呼吸の名称変更について
縁壱は何故、鬼殺隊ではなく炭吉に日の呼吸を継承(けいしょう)させたのか?
鬼舞辻が緑壱に倒されかけてから、鬼舞辻は日の呼吸を危険視し、使い手のみではなく、情報を知るものも殺害していきました。
ですから、鬼殺隊の隊士に呼吸を伝授しそれが鬼舞辻に伝わると、その隊士や周りの人も殺されてしまう…
縁壱の周りではそれによって殺された人々が沢山いたのでしょう。だからこそ、鬼殺とは関係ない人、炭治郎の祖先である炭吉にヒノカミ神楽という名前で呼吸法と耳飾りを継承したのではないでしょうか。
炎の呼吸が、分かりやすく火の呼吸と呼ばれないのもこれが原因では、と考えられます。会話の中ではどういう字を書くのかなんて伝わりませんから、同じ読みであるだけで殺されてしまう可能性がありますから!
日の呼吸が消失せず、ヒノカミ神楽として名前を変えて伝わったのもこうした経緯があってのことだったんですね!
では、なぜ日の呼吸が鬼殺隊に全く関係のなかった炭吉に伝わることとなり、炭次郎の代まで継承されてきたのでしょうか?
炭次郎が見た夢:緑壱と炭次郎の祖先、炭吉のやり取り
鬼舞辻との戦いの途中、炭次郎は夢の中で緑壱と炭吉のやり取りを夢に見ます。
縁壱は素朴(そぼく)な人物で、炭吉の妻のすやこが剣の型を見たいと頼み込むと、縁壱はヒノカミ神楽の舞を見せてくれました。
その美しい剣技に、炭吉は惹きこまれ、その動きの全てを眼に焼き付けます。
舞が終わり、緑壱は炭吉達夫婦と別れることとなります。その時、縁壱は炭吉に耳飾りを渡していきました。
別れの際に炭吉は、舞と、耳飾りを継承していくことを伝え、緑壱に激励(げきれい)の言葉を送ります。
このやりとりから、炭吉が言葉の通り耳飾りと呼吸を炭次郎の代まで伝え続けてきたことが分かりますね!
そして、この夢の内容から炭次郎は型への理解を深め、ある答えにたどり着きます。
判明した日の呼吸 その全ての型は?
それぞれの呼吸にはいくつもの型、必殺技のようなものがありますね!
ではここで、日の呼吸 全13の型を整理しましょう!
円舞(えんぶ)
碧羅の天(へきらのてん)
烈日紅鏡(れつじつこうきょう)
幻日虹(げんにちこう)
火車(かしゃ)
灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)
陽華突(ようかとつ)
飛輪陽炎(ひりんかげろう)
斜陽転身(しゃようてんしん)
輝輝恩光(ききおんこう)
日暈の龍・頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)
炎舞(えんぶ)
円舞と炎舞、読みは同じでも字が違います!炭次郎もこれに違和感を感じていたようですね。
さて、炭次郎がたどり着いた答えとは…?
日の呼吸の秘密
ー繋ぎます!次は十二の型全てをー
縁壱が見せた型は12通り、しかし型には13個目の『円舞』がありました。
炭次郎は過去に父親が言っていた言葉を思い返します。「正しい呼吸ができれば炭次郎もずっと舞える」…これは何かのヒントでは?
辿りついた答えは、12の型を繋いで出していくことで円環(えんかん)となり、13個目の型になるというもの。
円舞と炎舞で全てつながると確信した炭治郎は、戦いの中で鬼舞辻の攻撃を潜り抜けながら、12の日の呼吸の型を繰り出し13の型、円舞を放つために再び立ち向かって行きます。
おまけ:日の呼吸がまさかの伏線!?
「円環を成す」という日の呼吸の秘密に読者は騒然(そうぜん)。
なぜなら『鬼滅の刃』はタイトルのロゴに丸、つまり円環が描かれているのです!!
日の呼吸 初代は最強だった!
いかがでしょうか!今回は日の呼吸について、まとめてみました。
- 日の呼吸を使っていたのは鬼殺隊最強の剣士
- 無惨に危険視された為、鬼殺隊とは関係のない竈家でひそかに継承されてきた
- 初代の型を見て、覚醒(かくせい)した炭次郎!今後の戦いの行方は…
人気絶頂の「鬼滅の刃」鬼舞辻無惨との決戦でより盛り上がりを見せています!鬼殺隊の面々もかなりダメージを負い、欠けた隊士も何人も出ていますね…日の呼吸を習得した炭次郎は鬼舞辻に勝つことができるのか!?今後の展開に期待ですね!
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